元メンバーの麻雀講座と独り言（Riichi Mahjong Course）

今回もＭトーナメントの一局をお送りします。

今日の主役は藤島　健二郎プロ（連盟）です。

まずは動画からご覧ください。（動画７：５９）

https://youtu.be/eRSLjsiynjY?si=muNBHv4XjabWtIDq






２０２４年６月７日　　１ｓｔ　Ｄ卓　　第２試合

南１局　　ドラ

東家　　藤島　健二郎　２５７００　（連盟）

南家　　　堀　慎吾　　２１９００　（サクラナイツ）

西家　　鈴木　大介　　３００００　（ビースト）

北家　　相川　まりえ　 ２２４００　（最高位戦）

（敬称略）

藤島さんは「バスローブ」の愛称でもお馴染みの連盟Ａ１選手。

相川さんは「自撮り最高位」のキャッチフレーズの最高位戦女流。

南入してトップ目〜ラス目までほぼ満貫差の平らな点棒状況。

１戦目のトップは＋６８．７で藤島さんなので、藤島さんはラスでも勝ち抜ける確率は高め。（２戦目のトップ者が勝ち抜けそう）




最初に親・藤島さんの手は

ドラ藤島手牌

赤＋ドラのメンツ手２シャンテン。

ピンズ一気通貫が見えるのでそれに必要なの動きに注目しながら進めます。（場に何枚切られたか、鳴かれたか）

ツモ？打



　　　





次に南家・堀さんの手は

ドラ堀手牌

赤もドラもないメンツ手５シャンテン。

ターツが１つ足りない、雀頭もない遅そうな手。

ツモ打







続いて西家・大介さんは

ドラ大介手牌

赤もドラもないメンツ手２シャンテン。

２３４三色にはの２枚あればＯＫ、タンヤオにはを切るだけ。

ツモ打












最後に北家・相川さんの手は

ドラ相川手牌

赤もドラもないメンツ手５シャンテン。

染めるにもちょっと遠い、タンヤオになるくらいであまり高くならなそう。

ツモ打








次巡、大介さんは

ドラ大介手牌

から先切りして受け入れの１シャンテン。





次巡、大介さんは打のドラ切り、ポンは入らず。



同巡、相川さんは

ドラ相川手牌

１メンツ完成の４シャンテン。









次巡、大介さんは

ドラ大介手牌

受け入れの１シャンテン。







同巡、相川さんは

ドラ相川手牌

役なし３シャンテン。









次巡、堀さんは

ドラ堀手牌

重なった４シャンテン。









同巡、相川さんは

ドラ相川手牌

役なし２シャンテン。









次巡、相川さんは

ドラ相川手牌

受け入れの１シャンテン。











次巡、藤島さんは

ドラ藤島手牌

受け入れの一気通貫１シャンテン。








同巡、大介さんは

ドラ大介手牌

受け入れのタンヤオ１シャンテン。






また同巡、相川さんは

ドラ相川手牌

受け入れのタンヤオ１シャンテン。









次巡、相川さんは

ドラ相川手牌

受け入れの１シャンテンに変化。












次巡、相川さんは

ドラ相川手牌

受け入れの１シャンテン。









次巡、大介さんは

ドラ大介手牌

受け入れの１シャンテン。







同巡、相川さんは

ツモツモ切りドラ相川手牌

相川さんから４枚見え、３枚見えでマンズ受け入れなのにくらいしか山になさそうです。
（２枚見え、３枚見え）







次巡、堀さんは

ドラ堀手牌

６ブロックの３シャンテン。








次巡、藤島さんは

ドラ藤島手牌

一気通貫・赤のカン待ちテンパイ、ダマテン（ヤミテン）を選択。

待ちは山に２枚。









同巡、堀さんは

ドラ堀手牌

１０００点アガれば三着目になる堀さんは２シャンテン。







また同巡、相川さんは

ドラ相川手牌

テンパイ即リーチ、待ち。

待ちは山に２枚ずつ計４枚。




相川捨牌

最初から字牌→数牌のよくある捨牌に見え、ペンチャン落としから好形変化やタンヤオ変化が考えられます。（ペンチャンより良いターツがある？）










リーチから３巡後、藤島さんは

ツモドラ藤島手牌

ツモ・一気通貫・赤の親満貫、４０００オール。（リーチ棒＋１０００）


このアガリで藤島さんが有利に進めて二連勝。

二着は初戦ラスの相川さんでトータル２位の堀さんと藤島さんが勝ち上がり。



トップ通過を決定付ける４０００オールの一局でした。







今回のまとめ

・南場は着順と相手との点差を意識

南場は一つでも上の着順にいる方が有利（相手の選択が狭くなる＆残り局数が少なくなる、相手へのプレッシャーも）

・アガリ優先の局と打点優先の局を分ける

例えば

トップ目の親連荘中なら子はアガリ優先→１０００点などの鳴けるテンパイスピードの早い手や好形待ちでアガる

点数がマイナスしている三着目やラス目→高打点でアガる（ドラや赤を複数使う、二翻役など手役狙い）


・早いドラ切りは基本２シャンテン以上

第一打ドラ切りを除き、早いドラ切りは２シャンテン以上が多い。

大介捨牌

ツモツモ切りドラ大介手牌


藤島捨牌

打ドラ藤島手牌

大介さんは１シャンテンでドラツモ切り、藤島さんは２シャンテンからドラ切り。

ドラ切りが相手の進行を教えてくれることもある。


・一気通貫は愚形待ちが多いので同色牌はツモ切り


藤島手牌

ドラ藤島手牌

この手がペン待ちになったらまわりのがたくさん切られてが出やすくなるかもしれない。

もしこの手がペン待ちだとすると先切りが活きてくる。

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