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2024年03月02日
ちょっとだけMリーグ#291
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は中田 花奈プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/yka_Blzb00A?si=7vCa6xVK9o4D9iH8
2024年1月29日 第1試合
南4局 1本場 ドラ
東家 中田 花奈 39800
南家 岡田 紗佳 36200
西家 萩原 聖人 −1500
北家 浅見 真紀 25500
(敬称略)
トップ目・中田さんは何点をアガってもトップ目。(連荘)
二着目・岡田さんは3900ロンや700−1300ツモ、中田さんへ1600直撃でトップ。
三着目・浅見さんは倍満ロンや跳満ツモでトップ。
ラス目・萩原さんは中田さんか岡田さんへ役満直撃で二着、役満ツモならトップ。
最初に親・中田さんの手は
ドラ中田手牌
ドラ2のメンツ手2シャンテン。
ペンチャン部分さえどうにかなればリーチ・ドラ2、7700〜になりそう。
ツモ打
次に南家・岡田さんの手は
ドラ岡田手牌
赤もドラもないメンツ手4シャンテンながら、700−1300ツモでトップになる岡田さんはリーチ・ピンフ・ツモ(700−1300)でも条件は足ります。
ツモ打
続いて西家・萩原さんの手は
ドラ萩原手牌
着順アップに倍満直撃以上や三倍満ツモ以上が必要な萩原さんは赤1のメンツ手5シャンテンでは圧倒的に足りない状態。
ピンフやドラ引きでやっと満貫になるかどうかでは勝負にならなそう。
ツモ打
最後に北家・浅見さんの手は
ドラ浅見手牌
ドラ1のメンツ手2シャンテン。
トイツ2、アンコ1とゴツゴツした手ですが、タンヤオになりそうなので、上2人に満貫直撃できれば二着がありそう。
ツモ打
次巡、浅見さんは
ドラ浅見手牌
受け入れのタンヤオ・ドラ、1シャンテン。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
1メンツ完成の3シャンテン。
そこから7巡後、岡田さんは
ドラ岡田手牌
678三色も残る受け入れの1シャンテン。
同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
受け入れのチートイツ1シャンテン。
また同巡、浅見さんは
ドラ浅見手牌
受け入れのタンヤオ・チートイツ1シャンテン。
ドラが重なるかドラタンキ待ちなら跳満ありトップまで。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
テンパイ即リーチ、待ち。
は山に1枚、は3枚の計4枚。
岡田さんは中田さんへ直撃して裏ドラ1枚乗せるかツモ、ツモは一発か裏ドラ1枚などが必要です。
岡田さんがリーチ棒を出して4600点差になったので、中田さんが一人ノーテンでも4000点差しかつかず、流局なら中田さんトップ。
岡田捨牌
ターツ落とし、手出しリーチでこのそばを持っていそう、メンツは上メンツに集中していそう。
リーチ一発目、中田さんは
打ドラ中田手牌
流局トップの中田さんは現物切り。
同巡、浅見さんは
ドラ浅見手牌
ツモ打した1シャンテン。
次巡、中田さんは
ドラ中田手牌
こちらも1シャンテン。
同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
勝負してトイトイ・三暗刻の1シャンテン。
また同巡、浅見さんは切りオリ。
次巡、中田さんは
ドラ中田手牌
ツモ打と岡田さんのアガリ牌を引き、現物切り。
同巡、岡田さんが切ったを萩原さんがポンして打テンパイ。
ポンドラ萩原手牌
シャンポン待ちですがは場に2枚切れで山に0、は2枚の計2枚。
次巡、中田さんは
ドラ中田手牌
ツモ打と萩原さんの当たり牌を引き、萩原さんが通した切り。
同巡、萩原さんはツモツモ切りしますが、岡田さんはロンせず。
中田さんへ直撃できない以上、岡田さんはツモに賭けたようです。
次巡、中田さんは
ドラ中田手牌
ツモ打。
同巡、浅見さんはツモ打。
次巡、中田さんはツモツモ切り。
これで岡田さんのアガリ牌はが山に1枚、は0。
同巡、萩原さんは
ポンドラ萩原手牌
ツモ打してオリ。
次巡、中田さん最後のツモで
ドラ中田手牌
ここから1枚切る場面。
中田さんはを3枚、を4枚、を5枚持ちでどのスジも危険そうに見えるかもしれません。
中田捨牌
岡田捨牌
萩原捨牌
浅見捨牌
4枚見え、3枚見えなのでカンを否定、リャンメン待ちはワンチャンス。
3枚見えでシャンポン待ちを否定、タンキ待ちが少し。
4枚見えでカンを否定しているだけ。
岡田さんの現物があり中田さんからが4枚見えなので待ちを否定していますが、待ちは2枚見えツーチャンス。
切るならカンチャンとシャンポンが否定されているが良さそう。
中田さんは時間を使って打。
同巡、岡田さんはドラツモ切り。
ハイテイツモの萩原さんは
ポンドラ萩原手牌
ツモ打してテンパイ。
流局し岡田さんと萩原さん二人テンパイ。(+1500)
それと同時に中田さん初トップが決定した瞬間でもありました。
どこか目が潤んでいるように見える中田さん。(動画6:56〜)
結果は
中田 +59.3
岡田 +16.7
浅見 −16.0
萩原 −60.0
アガリ牌が出ても見逃してツモに賭けた岡田さんとオリてトップを取りきった中田さんの気持ちがぶつかり合う良い一戦でした。
今回のまとめ
・テンパイ、ノーテンで変わる最大点差は4000点
一人テンパイ(+3000とー1000)でも一人ノーテン(+1000とー3000)でも4000点差しか変わらない。
つまりこの局、
南4局 1本場
東家 中田 花奈 39800
南家 岡田 紗佳 36200
西家 萩原 聖人 −1500
北家 浅見 真紀 25500
岡田さんがリーチした時点で39800−36200−1000=4600点差。
流局でも変わる点差は4000点差なので中田さんはオリればトップ。(4100点差〜になった時点でトップ目ノーテンでもトップになる)
・直撃が難しい時はツモ狙い
萩原さんが切りするが、トップ条件を満たさないアガリだからか、岡田さんはスルー。
ドラ岡田手牌
岡田さんは中田さんへ直撃して裏1かツモか一発ツモかツモって裏1かハイテイツモが必要。
岡田さんはツモれず、トップは中田さん。
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2024年02月28日
ちょっとだけMリーグ#290
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は松本 吉弘プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/tTaXNzPw4cc?si=IuyUIgFZiOdYO6qm
2024年1月26日 第2試合
南4局 ドラ
東家 鈴木 優 29400
南家 松本 吉弘 34900
西家 堀 慎吾 33600
北家 勝又 健志 2100
(敬称略)
トップ目・松本さんは何点をアガってもトップ。
二着目・堀さんは1300以上ロンかツモアガリなら300−500でもトップ。(1300ロンは同点トップ)
三着目・優さんは松本さんか堀さんへ2900以上直撃で二着目、1600オールツモ以上か5800ロン以上でトップ目。(連荘)
ラス目・勝又さんは三着目へ跳満直撃しても着順は変わらず、倍満以上直撃か三倍満以上ツモで三着になる大差。
最初に親・優さんの手は
ドラ優手牌
優さんは連荘するのが最低目標。
リーチのみや役牌のみでもいいのでアガりかテンパイ流局で十分。
ツモ打
次に南家・松本さんの手は
ドラ松本手牌
松本さんは何点でもアガれば良いので役牌かピンフ狙いで十分。
ツモ打
続いて西家・堀さんの手は
ドラ堀手牌
堀さんも1300以上ロンかツモアガリなら何でも良いのでタンヤオ・ドラなら鳴いて2000、メンゼンでも2600あるので十分。
ツモ打
最後に北家・勝又さんの手は
ドラ勝又手牌
マンズ7枚の4トイツ。
メンゼンで4トイツは捌きづらいのでマンズが増えるとドラを使えるチンイツ、一応4トイツなのでドラタンキ待ちチートイツなどもありそう。
ツモ打
次巡、松本さんは
ドラ松本手牌
が重なり、ポンした1000点でもトップ。
同巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
赤+マンズ8枚でチンイツ・赤でも跳満、素点回復ならこれでも十分。
次巡、優さんは
ドラ優手牌
この時点でドラ表示牌含めてが山に0なので、優さんのドラは使いづらくなっています。
ということはこのドラは切るか重ねるかの決断が迫られることになりそう。
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
まだ4ブロックしかなく、マンズ四連形を伸ばすか、ソウズを伸ばすか変化が必要。
また同巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
これでマンズ9枚、ポンやカンチーで鳴けます。
次巡、優さんは
打ドラ優手牌
234三色やタンヤオを見たのか打。
次巡、松本さんは
ドラ松本手牌
1000点で良い松本さんにピンズ9枚+字牌トイツとホンイツが近くなっています。
跳満直撃でも変わらない勝又さんはマンズ10枚。
次巡、松本さんは
ドラ松本手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
チートイツ1シャンテンにとる打。
このを堀さんがポンして打。
ポンドラ堀手牌
受け入れのタンヤオ1シャンテン。
その後、勝又さんがツモ切り、これを優さんがチーして打。
チードラ優手牌
タンヤオ・赤の2シャンテン。
その後、松本さんは
ドラ松本手牌
長考して受け入れの1シャンテンに変化。
次巡、松本さんテンパイ即リーチ!
ドラ松本手牌
待ち。
は山に1枚、は0の計1枚。(テロップで2山となってますが1枚)
松本捨牌
このリーチに堀さんは打。
勝又さんは打。
優さんは打。
次巡、堀さんは
打ポンドラ堀手牌
時間を使って打。
現物がありますが、受け入れに影響しない。
次巡、優さんは
チードラ優手牌
タンヤオが崩れて形式テンパイ(役なし)狙いに切り替え、打して1シャンテン。
次巡、松本さんがツモ切ったを堀さんがチーして打。
チーポンドラ堀手牌
受け入れのタンヤオ・ドラの1シャンテン。
次巡、優さんは
チードラ優手牌
切りならテンパイですが、現物打。
次巡、優さんは
チードラ優手牌
ションパイが切りづらそうな1シャンテン。(動画5:08)
同巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
ツモ打、受け入れのチートイツ1シャンテン。
次巡、堀さんは
打チーポンドラ堀手牌
現物打して1シャンテンを維持。
同巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
テンパイ即リーチ、待ち。
勝又捨牌
数牌の切られ方が先制リーチが入っているのもありピンズとソウズばかり。
マンズと字牌が1枚しか切られてないのでメンホンチートイツまであるかもしれません。
ラス目で素点回復したい勝又さんは安いリーチに見えません。(赤やドラ含み?)
リーチ宣言牌を優さんがチーして打、形式テンパイ。
チーチードラ優手牌
もう松本さんのアガリ牌は山に0、堀さんのカンもないので良くてテンパイまで、優さんは役なしでをハイテイロンくらいしかアガリ目なし。
巡目が過ぎ、全員のツモはあと1回。
松本さん最後のツモは!
リーチロンドラ裏ドラ勝又手牌
リーチ・チートイツ・赤、6400点。(+1000点)
このアガリで
堀 +53.6
優 +9.4
松本 −12.5
勝又 −50.5
松本さんはトップ目→三着、堀さん二着目→トップ、優さん三着目→二着と3人の着順が入れ替わるオーラスを制したのは堀さん。
松本さんはオリていてもプラスの二着以上だった(トップ逆転でも)だけに、悔しいマイナス。(実質25ポイント以上マイナス)
3900と2000をアガっただけでおこぼれトップを拾った堀さん。
今回のまとめ
・点差の近いオーラスほど仕掛け(鳴き)が増える
南4局
東家 鈴木 優 29400
南家 松本 吉弘 34900
西家 堀 慎吾 33600
北家 勝又 健志 2100
テンパイ・ノーテンでもトップが入れ替わるので1000〜2000点仕掛けや形式テンパイ狙いの仕掛けが増える。
松本さんから先制リーチ。
ドラ松本手牌
リーチに対し堀さんは食いタン、親の優さんは形式テンパイへ。
チーポンドラ堀手牌
チー優手牌
・着順の変わらない人のリーチは高打点
トップ争いの3人が動く中、ラス目の勝又さんからリーチ!
勝又捨牌
数牌の切られ方が先制リーチが入っているのもありピンズとソウズばかり。
マンズと字牌が1枚しか切られてないのでメンホンチートイツまであるかもしれない。
ラス目で素点回復したい勝又さんは安いリーチに見えない。(赤やドラ含み?)
松本さん最後のツモで当たり牌をつかみ、二着順転落。
リーチロンドラ裏ドラ勝又手牌
リーチ・チートイツ・赤、6400点。(+1000点)
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2024年02月26日
ちょっとだけMリーグ#289
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は菅原 千瑛プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/19EBcqEYw2U?si=ZBWBJOBe5bG619zk
※最初に入場シーンがあるので本編は動画2:19〜スキップして見てください。
2024年1月4日 第2試合
東4局 1本場 供託リーチ棒1 ドラ
東家 高宮 まり 25400
南家 仲林 圭 23900
西家 菅原 千瑛 32200
北家 白鳥 翔 17500
(敬称略)
菅原さんが少し浮いているトップ目、二着目と三着目は満貫ツモ差、ラス目は跳満ツモ差にいます。
最初に親・高宮さんの手は
ドラ高宮手牌
赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
できればタンヤオにして567三色や456三色が狙えれば十分。
ツモ?打
次に南家・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
メンツ手2シャンテン。
こちらも456三色や567三色が見えています。
ツモ打
続いて西家・菅原さんの手は
ドラ菅原手牌
で2メンツ、とはポンできる2ブロックの合わせて4ブロックが揃っています。
後はマンズか字牌で雀頭でも作ればOK。
ツモ打
最後に北家・白鳥さんの手は
ドラ白鳥手牌
赤1のメンツ手3シャンテン。
まだ雀頭がなく、不安定な形。
ツモ打
白鳥さんが切ったを菅原さんがポンして打。
ポンドラ菅原手牌
・ホンイツ2シャンテン。
その後、高宮さんは
ドラ高宮手牌
赤を引いた3シャンテン。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
ソウズがでカンと受け入れが残っています。
また同巡、菅原さんは
ポンドラ菅原手牌
マンズ七連形になり受け入れのホンイツ1シャンテン。
更に同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
赤2ならリーチ・赤2、5200〜のチャンス。
2巡後、高宮さんは
ドラ高宮手牌
ペンを嫌うような打。
同巡、菅原さんは
ポンドラ菅原手牌
・ホンイツ、待ちテンパイ。
待ちは山に3枚、2枚、は3枚の計8枚。
高宮さんにが浮いていて三面張なら菅原さん圧倒的有利に見えます。
次巡、高宮さんは打。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
受け入れの1シャンテン。
また同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、白鳥さんはツモ空切り。
次巡、高宮さんは
ドラ高宮手牌
なんとか2シャンテンを維持。
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
三色が崩れピンフテンパイ、待ち。
待ちは山に2枚、は1枚の計3枚。
同巡、菅原さんは
ポンドラ菅原手牌
ここから切りなら今まで通り待ち3900点3枚、1枚、3枚の計7枚、切りなら待ち5200点、2枚、1枚、2枚の計5枚。
菅原さんはツモツモ切り。
3900の待ちが多い方を選択。
また同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
受け入れ、目一杯の1シャンテン。
2巡後、高宮さんは
ドラ高宮手牌
を切っているのでフリテン含み、受け入れ1シャンテン。
同巡、菅原さんは
ツモポンドラ菅原手牌
・ホンイツ、1000−2000の一本場、1100−2100。(リーチ棒+1000)
ここでもアガリを拾った菅原さんは終始リードする展開でトップ。
菅原 +54.0
高宮 +11.7
白鳥 −18.1
仲林 −47.6
今回のまとめ
・四連形〜七連形は好形変化や多面張変化の素
ドラ菅原手牌
菅原さんはここからポン。
ポンドラ菅原手牌
マンズ七連形に変化。
受け入れはマンズ9種との11種。
ここに引きや引き、引きで多面張(ターメンチャン:三面待ち〜)やリャンメン待ちに変化。
連続形は好形待ちへ変化しやすい。
・点棒状況から高い手が欲しい場面かどうか判断
東4局 1本場 供託リーチ棒1
東家 高宮 まり 25400
南家 仲林 圭 23900
西家 菅原 千瑛 32200
北家 白鳥 翔 17500
二着目の親でトップ目・菅原さんには親流しが優先される一局。
ここは親アガリを防ぐ親流しの1000点でも十分なので、打点よりアガリ率が優先される。
ポンドラ菅原手牌
ここから1枚切る場面。
上の条件から見ると、切り3900点待ち7枚か、切り5200点待ち5枚を選ぶか?の二択。
ここは安くても待ちの多さ、アガリやすさで3900の待ちを選びたい。
ノベタン待ち()は自分で待ちを使っているので枚数が少なくなりやすい。
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2024年02月23日
ちょっとだけMリーグ#288
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は堀 慎吾プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/rDRJ8gUfPes?si=7tls2rZ8amhaJPQT
2022年11月22日 第2試合
東3局 ドラ
東家 堀 慎吾 23200
南家 黒沢 咲 28800
西家 勝又 健志 34000
北家 佐々木 寿人 14000
(敬称略)
ラス目の寿人さんがトップ目と20000点差と大きく凹んでいる以外、三着目〜トップ目は10000点差程度。
最初に親・堀さんの手は
ドラ堀手牌
赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
手役を見るなら345三色の必要牌が5枚、789三色の必要牌が5枚あるのでツモに合わせてどちらの三色へ行くのか決めたい。
まだ4ブロックしかなく、ペンチャン2つ残りの4シャンテンではお世辞にも良い形とは言えません。
ツモツモ切り
次に南家・黒沢さんの手は
ドラ黒沢手牌
赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
このままではシャンポン1300役なしリーチなど安手の愚形待ちになりそうなのでピンフを付けるか赤引きくらいは見たい。
ツモ打
続いて西家・勝又さんの手は
ドラ勝又手牌
ドラが浮いているメンツ手4シャンテン。
ソウズと字牌が増えればソウズホンイツ、ドラを重ねてポンの満貫、789三色の必要牌が5枚あるので少し789三色もありそう。
ツモ打
最後に北家・寿人さんの手は
ドラ寿人手牌
こちらもドラが浮いているメンツ手3シャンテン。
このままでは役なしリーチ1300かタンヤオの手変わりはありそう。
ラス目の寿人さんは三着目まで満貫ツモ差なので最低でも3900以上(リーチ・タンヤオ・ピンフ、リーチ・ピンフ・赤など)の手にはしておきたい。(一発・ツモ・裏で満貫になれば十分)
ツモ打
次巡、黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
、などが欲しい3シャンテン。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
ダブだけを残した3シャンテン。
同巡、黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
ソウズ9枚になりソウズホンイツやチンイツ、4トイツなのでチートイツも少し、引きイーぺーコー目もあります。
また同巡、寿人さんは
ドラ寿人手牌
メンツ手2シャンテン。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
789三色の必要牌6枚になりましたがペンチャン2つ残りで形に不安は残ります。
同巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
789三色が狙える3シャンテン。
また同巡、寿人さんは
ドラ寿人手牌
、、受け入れ、タンヤオ含みの2シャンテン。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
唯一の雀頭ができ、手が進んだとはいえ、あまり良いツモとは呼べません。
同巡、寿人さんは
ドラ寿人手牌
ドラが重なりリーチ・ドラ2の5200〜ならチャンス。
次巡、黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
これでソウズ10枚ならチー、カンチーなどチンイツで鳴けます。
同巡、寿人さんは
ドラ寿人手牌
ドラか雀頭とすると一番不要なのはなので打。
次巡、堀さんは
打ドラ堀手牌
ここから打としますが、捨牌を見ると
黒沢捨牌
勝又捨牌
寿人捨牌
黒沢さんは切りからなのでは持ってなさそう、マンズを持っているならより下、辺りがありそう。(を引っ張る以上が怪しい)
ソウズが切られないのでソウズの枚数が多い手に見えます。(ソウズホンイツやチンイツになりきらない手?)
勝又さんは切りが早くマンズの下は持ってなさそうなのでマンズがあるならのどこか。
堀さんから3枚見えでを使っている人はあまりいなそう。
語り始めるときりがないのでこのくらいにしておきます。
同巡、寿人さんは
ドラ寿人手牌
現時点でがもう山に2枚しかないのでやメンツは1メンツしか作れなそう。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
マンズ四連形になり引きでリャンメン受け入れになります。
次巡、堀さんはツモ切り。
同巡、寿人さんは
ドラ寿人手牌
堀さんに合わせるように打。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
ここから1枚切る場面。
並の打ち手なら切りする場面ですが、堀さんは打。
ペンは相手に3枚あり山に1枚。
同巡、黒沢さんはカンが3枚切れになり打。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
5トイツになり3枚見え打。
受け入れのチートイツ1シャンテン。
こうなると3人が1シャンテン、勝又さん一人オリがほぼ決まっています。
次巡、黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
4枚目の残しで守備を意識したような受け入れ1シャンテン。
まだドラが1枚も見えないので親か寿人さんからリーチが入るのは時間の問題かもしれません。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
テンパイ即リーチ、カン待ち。
待ちは山に1枚。
堀捨牌
堀さんから3枚見えのカン待ちで途中ツモ切ったがマンズ待ちをぼかしています。
後は山に薄いペンチャン外しが入ったので堀さんからアガリの見込める待ちを選んだとも言えます。
ピンズが1枚も切られないのでピンズ待ちを警戒してくれると御の字。
リーチ一発目、黒沢さんは打。
勝又さんは打。
寿人さんは
打リーチドラ寿人手牌
リーチを宣言しますが一発放銃。
リーチ一発ロンドラ裏ドラ堀手牌
堀さんの切ったに合わせ打ちしてしまった為に残ってしまったでの放銃。
リーチ・一発3900点。
結局、この試合は
勝又 +76.3
堀 +4.3
黒沢 −19.6
寿人 −61.0
アガリ6回の勝又さんがトップ、アガリ0の寿人さんがラスと明暗くっきり分かれる結果に。
山に薄い受け入れを嫌い、アガれる待ちを選んだ堀さんの選択が光る一局でした。
今回のまとめ
・場に切られない色が相手の持っている色
10巡目、堀さんは
ドラ堀手牌
ここで1枚切る場面。
堀捨牌
黒沢捨牌
勝又手牌
寿人捨牌
黒沢さんは切りからなのでは持ってなさそう、マンズを持っているならより下、辺りがありそう。(を引っ張る以上が怪しい)
ソウズが切られないのでソウズの枚数が多い手に見える。(ソウズホンイツやチンイツになりきらない手?)
勝又さんは切りが早くマンズの下は持ってなさそうなのでマンズがあるならのどこか。
堀さんから3枚見えでを使っている人はあまりいなそう。
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2024年02月20日
ちょっとだけMリーグ#287
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は内川 幸太郎プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/F_NVt7YucSg?si=9yxu9rF6rmCV2Y03
2023年12月18日 第2試合
東2局 ドラ
東家 猿川 真寿 20400
南家 仲林 圭 21600
西家 内川 幸太郎 23500
北家 白鳥 翔 34500
(敬称略)
少し白鳥さんがリードしていますが、これくらいの差ならツモや放銃でいくらでも入れ替わるのとまだ東場なのであまり気にしなくていいでしょう。
最初に親・猿川さんの手は
ドラ猿川手牌
赤もドラもなく、ダブトイツの4シャンテン。
ダブポンすると赤やドラを引かない限り2900。
ラス目の猿川さんは少しでも高い手が欲しい状況ですが、どうなるでしょうか?
ツモ打
次に南家・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
こちらも赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
トイツはありますが、カンチャンやペンチャンが多く、テンパイスピード的には微妙でポンするとほぼ1000点。
ツモ打
続いて西家・内川さんの手は
ドラ内川手牌
赤+ドラのメンツ手3シャンテン。
123三色の必要牌が6枚、345三色の必要牌も6枚あるのでこの後ツモる牌で方向を決めたくなる手です。
ピンフになりやすそうなのでリーチ・ピンフ・赤・ドラの満貫もありそう。
ツモツモ切り
最後に北家・白鳥さんの手は
ドラ白鳥手牌
赤1のメンツ手3シャンテン。
少しだけ678三色や789三色もありそうですが、カンチャン3つあるのでこちらもテンパイスピードは遅そう。
ツモ打
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
0メンツ4トイツ、チートイツ2シャンテンになる打。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
1メンツ完成の2シャンテン。
次巡、内川さんは
ドラ内川手牌
こうなると234三色と345三色のどちらもあります。
つまりを引けば234、を引けば345三色が良さそう。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、内川さんは
ドラ内川手牌
一気通貫の可能性も出てきましたがこの時点では山に1枚で可能性は低そう。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
受け入れ1シャンテン。
次巡、白鳥さんが切ったを猿川さんがチーして打。
チードラ猿川手牌
ダブバック(後付け)の2シャンテン。
チーの後、内川さんは
ドラ内川手牌
イーぺーコーと三色が残る形。
同巡、先程チーされた白鳥さんは時間を使ってツモ切り。
これを猿川さんがチーして打。
チーチードラ猿川手牌
この時点で三色同順、タンヤオ、チャンタも否定されるのでかなり役牌バックに見えます。(ソウズ一気通貫がわずかにある程度)
チーの後、仲林さんは
ドラ仲林手牌
受け入れのチートイツ1シャンテン。
次巡、内川さんは
ドラ内川手牌
受け入れ、234三色と345三色の残る1シャンテン。(イーぺーコーも)
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、猿川さんは
チーチードラ猿川手牌
これならポンでもダブルバックでどちらでもアガれます。
次巡、猿川さんは
チーチードラ猿川手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
テンパイ即リーチ、タンキ。
場に3枚切れ、2枚切れでタンキ待ちも悪くなさそうですが、は1枚切れで見た目2枚と少ないからタンキにした模様。(ドラ表示牌含めて仲林さんから3枚見えでその外側は使いにくそう)
待ちは内川さんにトイツと猿川さんに1枚で山に0。
同巡、内川さんは
ドラ内川手牌
打して待ちダマテン。
猿川さんはこのをポンすればテンパイですがスルー。
リーチ者・仲林さんの捨牌は
仲林手牌
内川さんは仲林さんの現物にがあり、でのオリ打ちや中スジ切りでの放銃狙いのようです。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
役なしカン待ちテンパイ。
シャンポン待ちならが場に1枚切れと引きピンフ変化もありますがが場に3枚切れで少なくなっています。
次巡、猿川さんはツモ切り。
同巡、内川さんはツモ切り。
メンツ手に見えない仲林さんには通りそう。
現物待ちだからダマテンのようですが、かなりテンパイに見えます。
次巡、猿川さんはツモ切り。
内川さんはツモ切り。
これで白鳥さんのカンは山に2枚。
白鳥さんはツモツモ切り。
内川さんの押しが異常なので内川さん現物の中スジ打。
次巡、白鳥さんはツモツモ切り。
は仲林さんがツモ切っているので全員に通ります。
次巡、猿川さんは
チーチードラ猿川手牌
ペン待ちテンパイですがは山に0。
同巡、仲林さんはツモ切り。
これが内川さんのアガリ牌。
ロンドラ内川手牌
ピンフ・イーペーコー・赤2・ドラの満貫、8000点。(リーチ棒+1000)
345三色にならないのアガリで満貫。
この日、内川さんは二連勝。
特にこの第二試合は8000、4800、18000と三度のダマテンを決め、65500持ち大トップ。
内川 +85.5
猿川 +16.0
白鳥 −25.8
仲林 −75.7
今回のまとめ
・アガリの価値は(自分のアガリ+かわした相手のアガリ)点の価値
仮に1000点アガリでも親役満をかわせば1000+48000=49000点の価値になる。
今回のアガリは8000(内川)+3900(猿川)+3200(仲林)+2000(白鳥)+1000(リーチ棒)=18100点の価値がある。
・ダマテンが優先されるケースを把握
@オーラス、トップ目の子
アガリトップのオーラスなら打点<アガリになる。
A親を流す価値が高い時
南場の親流しは残り局数が減る事が大きい。(南場トップ目の子など)
B明らかに高い人がいる時
この人に放銃すると二着順以上転落するような相手がいる時。(役満が見える、染め手のリーチが入った時など)
Cオリも考えたい時
オリた方が後が楽な時。(南場、下の着順と点差が近い時など)
D直撃したい時
上の着順に直撃したい時。(上の着順と15900点差以下の満貫テンパイなど)
@〜Dの判断が難しいならリーチで。
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2024年02月16日
ちょっとだけMリーグ#286
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は園田 賢プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/qdBvqP2CgdA?si=pZbZ0t8OOrXH3io5
2023年11月28日 第2試合
南4局 ドラ
東家 園田 賢 38600
南家 二階堂 亜樹 29900
西家 鈴木 大介 42700
北家 萩原 聖人 −11200
(敬称略)
断ラス目・萩原さんを除いた3人のトップ争い。
トップ目・大介さんは何点をアガってもトップ。
二着目・園田さんはここでアガってトップ目になっても連荘、1300オールツモや4800ロン、大介さんへ2400直撃などでトップ目。
三着目・亜樹さんは倍満ロンや跳満ツモでトップ、満貫ツモや園田さんへ5200直撃、大介さんへ6400直撃で二着。
最初に親・園田さんの手は
ドラ園田手牌
トイツでホンイツの材料が4ブロックあり、ポン、チーできる4シャンテン。
残り1ブロックも字牌を重ねるかマンズで作れば材料は足ります。
特には鳴きやすいので鳴けば4シャンテンという遅れも取り返しやすい手だと言えます。
ツモ打
次に南家・亜樹さんの手は
ドラ亜樹手牌
ドラ1枚が浮いている5シャンテン。
亜樹さんは着順アップに5200直撃〜跳満ツモが欲しい状況ですがスピードでも遅く、手役もあまり見えません。
例えばリーチ・タンヤオ・ドラやリーチ・タンヤオ・ツモ・ドラなどドラを使い切るのを目標に進めたい。
ツモ打
続いて西家・大介さんの手は
ドラ大介手牌
大介さんは赤1のメンツ手2シャンテン。
何点でもアガればいい大介さんはリーチでもダマテンでもいいわけですが、二着目のラス親の動き次第な所はあります。
ラス親(園田さん)はオリない可能性が高いので親が攻めてくる展開になったらどう対応するかの決断が迫られます。
ツモ打
最後に北家・萩原さんの手は
ドラ萩原手牌
自風トイツ+赤+ドラでポンなら3900にはなりそう。
現在箱下(マイナス)の萩原さんは負債を返すような高い手が欲しい。
あわよくば123三色+ドラ、チャンタ+123三色狙いたいですが満貫しかありません。
ツモ打
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
ドラを引き、マンズホンイツへ。
同巡、亜樹さんは打、これを園田さんがポンして打。
ポンドラ園田手牌
ホンイツ3シャンテン。
同巡、大介さんは
ドラ大介手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
123三色とピンズ一気通貫も残る2シャンテン。
次巡、亜樹さんは打、これを園田さんがポンして打。
ポンポンドラ園田手牌
ドラ切りしてホンイツ2シャンテン。
園田捨牌
2フーロのマンズホンイツに見え、ドラ切りなら他家からはほぼ1シャンテンかテンパイに見えます。
実際の園田さんはホンイツ2シャンテンですが、ドラ切りで他家に圧をかけている状態。
解説の多井さんは「これ大介に簡単にマンズ切らせないんだよ字牌もこれ切れないよ」
と言われる通り、園田さんは大四喜の可能性があるのでは切りづらく、マンズホンイツもあるのでマンズと字牌はあまり切りたくない。
ドラ切りの次巡、大介さんは
ドラ大介手牌
スリムにして受け入れの1シャンテン。
は園田さんがポンしていて4枚目なので国士無双以外に当たりません。
同巡、萩原さんは
打ドラ萩原手牌
マンズが切りづらい萩原さんも厳しそう。
次巡、園田さんはツモ切り。
同巡、亜樹さんは
打ドラ亜樹手牌
これで大介さんの欲しいは山に0。
また同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
ソウズを落として受け入れチャンタ1シャンテン。
2巡後、園田さんは
ポンポンドラ園田手牌
トイツになり、ポンできる形の2シャンテン。
同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
園田さん現物があるので打。
ピンズ一気通貫含みの形。
次巡、園田さんは
ポンポンドラ園田手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
が亜樹さんから4枚見えになり、タンキ待ちも否定されて打。
次巡、園田さんは
ポンポンドラ園田手牌
シャンポン待ち。
待ちは山に1枚、は2枚の計3枚。
同巡、大介さんは
ドラ大介手牌
待ちですが山に0で他家が切らない限りアガリ目は0。
また同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、大介さんは
ドラ大介手牌
園田さんへが切れず打、1シャンテン戻し。
次巡、園田さんは
ツモポンポンドラ園田手牌
・ホンイツ・赤、4000オール。
このアガリで園田さんは二着目に11900リード。
続くオーラス一本場は大介さんがポンしてテンパイ。
後にテンパイした園田さんはリーチするものの、当たり牌をつかみ、決着。
ロンポン大介手牌
1000一本場、1300点。(リーチ棒+1000)
結果は
園田 +68.3
大介 +21.0
亜樹 −14.1
萩原 −75.2
園田さんのドラ切りが場を支配したような一局でした。
今回のまとめ
・ドラ切りのパターンを把握
@手牌に使えない時
リャンメン受け入れを優先してドラ切り
ホンイツ、チンイツ狙いでの他色ドラ
タンヤオ狙いでの19字牌のドラ
など、形で使えない時
Aテンパイスピードが早い時
手が早い時のドラ切りは最低2シャンテン以上。
Bプレッシャーをかける時
ドラ切りで他家にけん制したい状況。
テンパイしたか?そろそろテンパイか?と思わせたい時。
今回の園田さんはBに当てはまる。
マンズのドラが余ったように見せてやマンズを切りづらくする。
園田捨牌
ポンポンドラ園田手牌
例えば・ホンイツ、小四喜、大四喜などが考えられる。
他家がマンズと字牌を切れない間に自分はテンパイしてしまおうという意図がある。
園田さんはホンイツ2シャンテンからのドラ切り。
ポンポンドラ園田手牌
↓ドラ切りの使い方も色々あるんやね、と思ったらクリック
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2024年02月13日
ちょっとだけMリーグ#285
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は多井 隆晴プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/9aojvvdFe1M?si=_9NLHf0UvLoTpapM
2024年1月11日 第1試合
南4局 6本場 供託リーチ棒1 ドラ
東家 多井 隆晴 48700
南家 茅森 早香 300
西家 渡辺 太 8100
北家 萩原 聖人 41900
(敬称略)
トップ目・多井さんがアガると連荘。
二着目・萩原さんはトップ目と6800点差で供託があるので5200ロンか700−1300ツモ、多井さんへ1300直撃でトップ。
三着目とラス目の点差は7800点で供託があるので茅森さんの5200ロンか1000−2000ツモ、太さんへ1600直撃で三着。(1600直撃は同点三着)
この時点で二着目とラス目の着順アップ条件は比較的軽いのがわかります。
最初に親・多井さんの手は
ドラ多井手牌
赤1の自風トイツのポンできる4シャンテン。
まだ雀頭候補がないのでポンするにしても形的にまだ鳴かない方が良さそう。
ツモ打
次に南家・茅森さんの手は
ドラ茅森手牌
ドラが1枚浮いているメンツ手3シャンテン。
マンズリャンカン形が少し気になりますがピンフかタンヤオにしてツモか直撃で良さそう。
ツモ打
続いて西家・太さんの手は
ドラ太手牌
少し123三色はありそうですが、愚形が複数あるのでテンパイスピードは早くなさそう、赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
太さんは二着目と33800点差で二着目へ倍満直撃や役満ロンしないと着順アップはありません。
高い手にならなそう&高い手になっても満貫程度なら、三着確定アガリもやむなしか?
いざという時にアガれるように役牌を重ねる、タンヤオにするなどはありそう。
ツモ打
最後に北家・萩原さんの手は
ドラ萩原手牌
赤+ドラのメンツ手4シャンテン。
萩原さんはリーチ・ツモ・赤(1000−2000)かドラを重ねてリーチ・ロン(5200〜)で条件を満たします。(直撃はリーチ・赤、2600の時点で十分)
なので赤へのくっつきとドラ重なりの二点に注目すれば良さそう。
ツモ打
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
、、、の4ブロック。
同巡、茅森さんは
ドラ茅森手牌
2メンツ完成の2シャンテン。
ここで太さんからが切られますが多井さんはポンせず。
また同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
あと1ブロック足りない形。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
これで5ブロック揃い、雀頭のメンゼンへ。
同巡、太さんは
ドラ太手牌
、が必要な形。
2巡後、太さんはドラツモ切り。
同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
こちらも一応5ブロック。
2巡後、茅森さんは
打ドラ茅森手牌
打して受け入れの1シャンテン。
ドラタンキリーチ5200かイーぺーコー狙いか?
次巡、茅森さんはツモ切り、これを太さんがチーして打。(動画4:05)
チードラ太手牌
太さんは字牌を溜め込んで食いタン。
もしリーチが入っても3巡は耐えられます。
ここで切られたも多井さんはポンせず。
2巡後、多井さんは
ドラ多井手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、茅森さんは
ドラ茅森手牌
時間を使って受け入れの1シャンテン。
どちらを引いてもイーぺーコーになる形。
また同巡、太さんは
チードラ太手牌
タンヤオ2シャンテン。
更に同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
テンパイ即リーチ、待ち。
待ちは山に3枚、は2枚。
多井捨牌
リーチ一発目、茅森さんは打。
太さんもツモ切り。
萩原さんはツモ切り。
次巡、多井さんは
リーチ一発ツモドラ裏ドラ多井手牌
リーチ・一発・ツモ・赤・裏の満貫6本場、4600オール。(リーチ棒+1000)
二着目と19400点差つけるアガリで
多井 63500
茅森 −4300
太 3500
萩原 37300
多井さんは萩原さんのトップ条件を700−1300ツモ以上→倍満ツモ以上にして余裕のあるトップ目に。
続くオーラス7本場は太さんの400ー700七本場、1100−1400。
ツモ太手牌
多井 +82.1
萩原 +16.2
太 −32.9
茅森 −65.4
トップ条件が軽いオーラスでポンしなかった多井さんの判断とリーチに賭けた執念がトップを呼んだ一局でした。
今回のまとめ
・相手のトップ条件から自分が何点アガるといいのか考える
南4局 6本場 供託リーチ棒1
東家 多井 隆晴 48700
南家 茅森 早香 300
西家 渡辺 太 8100
北家 萩原 聖人 41900
トップ目・多井さんがアガると連荘。
二着目・萩原さんはトップ目と6800点差で供託があるので5200ロンか700−1300ツモ、多井さんへ1300直撃でトップ。
三着目とラス目の点差は7800点で供託があるので茅森さんの5200ロンか1000−2000ツモ、太さんへ1600直撃で三着。(1600直撃は同点三着)
この時点で二着目とラス目の着順アップ条件は比較的軽いのがわかる。
6本場あるので相手に直撃されると本場1800×2=3600点縮まり、条件は非常に軽くなりやすい。(+リーチ棒)
そこで多井さんの配牌は
ドラ多井手牌
赤1の自風トイツのポンできる4シャンテン。
ポンすると・赤2900点。
ここで親が2900をアガっても二着目の条件は5200直撃、跳満ロン、満貫ツモとまだ危ういトップ目のまま。
それならここでリーチ・ツモ・赤(2000オール)やリーチ・赤・裏(7700)などメンゼンで高い手をアガり、二着目との点差を広げたい。
多井さんは
リーチ一発ツモドラ裏ドラ多井手牌
リーチ・一発・ツモ・赤・裏の満貫6本場、4600オール。(リーチ棒+1000)
二着目と19400点差つけてトップ条件を倍満ツモなど厳しいものにしている。
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2024年02月11日
ちょっとだけMリーグ#284
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は萩原 聖人プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/frIdNqcd0W4?si=kQDaOP8ZbBGQtQ9R
2024年1月5日 第1試合
南3局 ドラ
東家 園田 賢 33100
南家 萩原 聖人 13100
西家 茅森 早香 44000
北家 松ヶ瀬 隆弥 9800
(敬称略)
茅森さんが少し抜け出したトップ目。
二着目・園田さんは12000ロンや3200オールツモでトップ目。(連荘)
三着目・萩原さんは二着目に12000直撃や倍満ツモで二着目。
ラス目・松ヶ瀬さんは三着目に2000直撃や3900ロンや700−1300ツモで三着目、二着目に12000直撃や倍満ツモで二着目。
最初に親・園田さんの手は
ドラ園田手牌
ドラトイツのメンツ手4シャンテン。
ドラポンするだけで12000点あるのでドラポンかメンゼンテンパイならシャンポン待ちか雀頭にして好形待ちでアガりたい。
ツモ打
次に萩原さんの手は
ドラ萩原手牌
ドラが浮いているメンツ手2シャンテン。
マンズどちらかを引けばマンズ一気通貫、もしドラが重なれば雀頭からと取り替えてリーチ・ツモ・一気通貫・ドラ2の跳満まで狙いたい。
ツモ打
続いて西家・茅森さんの手は
ドラ茅森手牌
赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
はすべて茅森さんの役牌ですがは2枚切れでポンはできません。
もしかすると四風連打(第一打で同じ風牌を切る)を嫌ったのかもしれませんが、Mリーグに途中流局はないので四風連打もない模様。
ツモ打
最後に北家・松ヶ瀬さんの手は
ドラ松ヶ瀬手牌
ドラが浮いているメンツ手4シャンテン。
これで萩原さんと松ヶ瀬さんにドラが1枚ずつあるので2人の手が進めば、園田さんがドラポンすることになりそうです。
ツモ打
次巡、萩原さんは
打ドラ萩原手牌
ネックのを引き、ドラ切り。
このドラを園田さんがポンして打。
ポンドラ園田手牌
・ドラ3の3シャンテン。
萩原さんは受け入れの1シャンテン。
その後、茅森さんは(動画1:18)
ドラ茅森手牌
中張牌を並べて国士無双狙いか?
同巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
赤1の3シャンテン。
次巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
赤2の2シャンテン。
次巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
受け入れの1シャンテンに変化。
次巡、園田さんは
ポンドラ園田手牌
ドラポン以降、手が進まない園田さん。
4枚が萩原さんに入ったり、がリャンメンになる牌の片方が山0など不安要素はあります。
同巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
萩原さんの欲しいが増えてきました。
次巡、園田さんは
ポンドラ園田手牌
チー、チー、ポンしたい2シャンテン。
同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
高目で一気通貫になる待ちリーチ。
待ちは山に3枚、は1枚ずつ計5枚。
萩原捨牌
をツモ切って手出し、この時点で3〜7が3枚切られ、相当早そうな手に見えます。
リーチ一発目、茅森さんは打。
同巡、松ヶ瀬さんは3枚目打。
次巡、園田さんは打。
ポンドラ園田手牌
茅森さんは打。
松ヶ瀬さんは打。
次巡、園田さんはツモ切り。
これが萩原さんの当たり牌。
リーチロンドラ裏ドラ萩原手牌
リーチ・ピンフ・一気通貫の満貫、8000点。
このアガリで
園田 25100
萩原 21100
茅森 44000
松ヶ瀬 9800
二着目への直撃で16000点差が縮まり萩原さんは二着目と4000点差。
あと1アガリで二着が見えてきた一局でした。
オーラスは松ヶ瀬さんが逆転三着になるリーチを放つも、園田さん500−1000ツモ。
茅森 +63.5
園田 +8.1
萩原 −19.9
松ヶ瀬 −51.7
今回のまとめ
・多面張(ターメンチャン)はかなりリーチ寄り
萩原さんは待ち三面張なのでリーチ寄り。
ただし同じ三面張でも変化が複数ある場合や翻数が二翻以上変わる場合は変化待ちが良さそう。
・高目が外側(1と9に近く)になればなるほどリーチ寄り
萩原さんのリーチは
ドラ萩原手牌
待ち、高目一気通貫になるは最も外側で切られやすく出アガリ率も高めなのでリーチ。
例1
例2
例1は待ち234三色高目、例2は待ち678三色高目がどちらも外側なのでリーチ。
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2024年02月09日
ちょっとだけMリーグ#283
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は園田 賢プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:05)
https://youtu.be/XXVUX3GXJrc?si=7alDTiRt87guyz1h
2023年12月14日 第2試合
東3局 ドラ
東家 園田 賢 24000
南家 小林 剛 33000
西家 鈴木 大介 23000
北家 松ヶ瀬 隆弥 20000
(敬称略)
トップ目・小林さんが二着目・園田さんに9000点リードしている東3局。
二着目以下は4000点差に三人が詰まっています。
最初に親・園田さんの手は
ドラ園田手牌
赤1のピンフ2シャンテン。
、、受け入れが必要なのでこれらの牌が場に何枚切られたのか確認しながら進めます。
リーチ・ピンフ・赤なら5800〜、イーぺーコーが付けば12000。
ツモ打
次に南家・小林さんの手は
ドラ小林手牌
赤もドラもないメンツ手2シャンテン。
仮にテンパイしてもリーチのみ1300になりそうなので先制リーチが入ればオリも意識したい。
ツモ打
続いて西家・大介さんの手は
ドラ大介手牌
赤+ドラのメンツ手3シャンテン。
リーチ・赤・ドラで5200、ツモって満貫ならそれなりにチャンス手か?
ツモ打
最後に松ヶ瀬さんの手は
ドラ松ヶ瀬手牌
現在、役らしきものは見えませんが役牌を重ねる、遠い123三色、マンズの種類が増えれば一気通貫などはありそう。
ツモ打
次巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
と123三色の材料が6枚、あと1枚増えれば123三色へ行きたい。
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
ピンフかタンヤオ2シャンテンと変わらず。
同巡、小林さんは
ドラ小林手牌
カン受け入れも増えました。
同巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
123三色とチャンタを見ている様子。
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
アンコになり、受け入れの1シャンテン。
同巡、小林さんは
ドラ小林手牌
受け入れの1シャンテン。
は受け入れとのカン受け入れの両方ある形なので見落とさないようにしてください。
また同巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
ツモ打で123三色と234三色の両方狙える形。
2巡後、小林さんは
ドラ小林手牌
テンパイ即リーチ、待ち。
待ちは山に1枚、は2枚の計3枚。
小林捨牌
切りリーチなので手にかは持っていそう。
リーチ一発目、大介さんは
打ドラ大介手牌
現物切り。
同巡、松ヶ瀬さんは打。
次巡、園田さんはツモ切り。
大介さんは
ドラ大介手牌
ツモ打して受け入れの1シャンテン。
松ヶ瀬さんは打。
次巡、園田さんはツモ切り。
大介さんもツモ切り。
松ヶ瀬さんは打。
次巡、園田さんはツモ切り。
大介さんは
打ドラ大介手牌
リーチにマンズしか通ってないので待ちが残っているので打。
松ヶ瀬さんはツモ切り。
次巡、園田さんはツモ切り。
大介さんは
ドラ大介手牌
トイツ落としして受け入れの1シャンテン。
松ヶ瀬さんは打。
次巡、園田さんは
打ドラ園田手牌
リーチ現物があるので中スジ打。
受け入れの1シャンテン。
この直後、小林さんがツモ切りしたので園田さんがポンすると2900テンパイに取れますがスルー。
ポンドラ例1
現在、園田さんはトップ目と9000点差、2900+リーチ棒を加点しても4900点差(ロン)や6000点差(ツモ)しか変わりません。(直撃以外)
それならメンゼンでリーチ・タンヤオ・ツモ・赤、4000オールならリーチ棒込み18000点差変わります。
トップ狙いなら待ちになればツモる確率も高めなのでスルーもいいでしょう。
大介さんは
打ドラ大介手牌
アンコでワンチャンス打。
どうやらタンヤオアガリを諦めてない様子。
松ヶ瀬さんは打。
次巡、園田さんはツモ打。
ドラ園田手牌
受け入れの1シャンテン。
大介さんは
ドラ大介手牌
落とし、受け入れのタンヤオ・赤・ドラの1シャンテン。
次巡、園田さんはツモ打。
大介さんは
ドラ大介手牌
テンパイ即リーチ、待ち。
待ちは山に0。
大介捨牌
松ヶ瀬さんは打。
ドラ松ヶ瀬手牌
受け入れの1シャンテンですがは山に2枚。
この時点で小林さんの待ちは山に2枚だけ。
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
受けれの1シャンテン。
松ヶ瀬さんはツモ切り。
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
テンパイ即リーチ、待ち。
リーチの直後、小林さんがツモ切ったのは!!
リーチ一発ロンドラ裏ドラ園田手牌
リーチ・一発・タンヤオ・赤・裏、12000点(リーチ棒+2000)
トップ目への直撃で園田さんと小林さんの点差は27000点(13000×2+1000)変わり、
園田 38000
小林 20000
大介 22000
松ヶ瀬 20000
を鳴かなかった園田さんが一人勝ちした一局でした。
今回のまとめ
・謎の押しにアンコやカンツあり
大介さんは11巡目
打ドラ大介手牌
リーチに無スジ落としするのは内側アンコのワンチャンス、カンツのノーチャンスがあるから。
・鳴きとメンゼンの大まかな基準を決めておく
鳴く時
@親を流したい時
A他家の高い手を防ぎたい時
B鳴いても高い時(子3900〜、親5800〜)
C急所が切られた時(ペン3、ペン7、カン5などのあまり鳴けない愚形部分)
メンゼンにする時
D上の着順との点差が満貫以上の時
E赤もドラも無く高くならなそうな時(ツモ、一発、裏ドラが欲しい)
F放銃しない方がいい時(直撃の条件が軽い時)
・鳴いたら何点縮まるか?を知る
東3局
東家 園田 賢 24000
南家 小林 剛 33000
西家 鈴木 大介 23000
北家 松ヶ瀬 隆弥 20000
園田さんとトップ目は9000点差。
小林さんからリーチが入り11巡目、小林さんはツモ切り。
ドラ園田手牌
もしポンすると、
ポンドラ例1
現在、園田さんはトップ目と9000点差、2900+リーチ棒を加点しても4900点差(ロン)や6000点差(ツモ)しか変わらない。(直撃以外)
それならメンゼンでリーチ・タンヤオ・ツモ・赤、4000オールならリーチ棒込み18000点差変わる。
トップ狙いなら待ちになればツモる確率も高めなのでスルーもいいだろう。
鳴きとメンゼンを比較する時
鳴き待ち、見た目8枚なら
2900点×8枚=23200
メンゼンロン待ち、見た目8枚なら
7700点×8枚=61600
メンゼンロン待ち、見た目8枚でも
7700点×8枚=61600
ポンテンとメンゼン1シャンテンの差はあるが、点数と枚数をかけたものが倍以上なのでテンパイスピード差に目をつぶっても見返りが大きい。
トップ目と9000点差あるので大きくメンゼンが良さそう。
リーチ一発ロンドラ裏ドラ園田手牌
リーチ・一発・タンヤオ・赤・裏の12000点。
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2024年02月06日
ちょっとだけMリーグ#282
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は菅原 千瑛プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/v6jswC06gF0?si=AmXSlv2o0z7aGpGz
2023年12月11日 第2試合
東3局 一本場 ドラ
東家 菅原 千瑛 19600
南家 渋川 難波 21000
西家 鈴木 優 43000
北家 東城 りお 16400
(敬称略)
トップ目・優さんが二着目に22000点リードして抜け出した状態。
他家三人の二着争いになりそうな東3局。
最初に親・菅原さんの手は
ドラ菅原手牌
赤1のメンツ手4シャンテン。
手役を見るならタンヤオ、ピンフ、567三色同順、イーぺーコーなどを見たい。
ツモ打
次に南家・渋川さんの手は
ドラ渋川手牌
赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
タンヤオや234三色はあるかもですが、それだとドラを使えないのが気になる所。
ツモ打
続いて西家・優さんの手は
ドラ優手牌
赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
このままではリーチのみシャンポン待ちになりそう。
ツモ打
最後に北家・東城さんの手は
ドラ東城手牌
赤+ドラのメンツ手2シャンテン。
リーチ・赤・ドラで5200、ツモって満貫なので勝負になるかもしれません。
ツモ打
次巡、渋川さんは
ドラ渋川手牌
ドラ引きで234三色か456三色のタンヤオが狙える形。
同巡、東城さんは
ドラ東城手牌
ツモ打してピンフはありそう。
次巡、渋川さんは
ドラ渋川手牌
234三色の必要牌が7枚になり、456三色より234三色が近くなりました。
次巡、渋川さんは
ドラ渋川手牌
タンヤオ・234三色含みの2シャンテン。
同巡、東城さんは
ドラ東城手牌
役なし2シャンテン。
次巡、東城さんは
ドラ東城手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、菅原さんは
ドラ菅原手牌
タンヤオ含みの3シャンテン。
同巡、優さんは
ドラ優手牌
なかなか手が進まない優さんは3シャンテン。
また同巡、東城さんは
ドラ東城手牌
受け入れの1シャンテンに変化。
次巡、菅原さんは
ドラ菅原手牌
メンツ手2シャンテン。
同巡、優さんは
ドラ優手牌
赤1の2シャンテン。
次巡、菅原さんは
ドラ菅原手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、渋川さんは
ドラ渋川手牌
マンズリャンカンのカンは他家に4枚あり山に0。
は山に2枚。
また同巡、優さんが3枚目をツモ切り、菅原さんのカンが山に1枚、東城さんの欲しいの8分の3が消えたことになります。
更に同巡、東城さんは
ドラ東城手牌
テンパイ即リーチ、待ち。
待ちは山に3枚、は1枚の計4枚。
東城捨牌
次巡、菅原さんは
打ドラ菅原手牌
タンヤオ確定の打。
渋川さんは打。
優さんは打。
次巡、菅原さんは
ドラ菅原手牌
を切ればタンヤオ・赤・ドラ、ダマテンでも7700テンパイ。
ドラ例1
もし例1にを引くと
ドラ例2
タンヤオ・三色同順・赤・ドラ12000、リーチかツモで18000。
菅原さんは打、カン待ち。
待ちは山に1枚。
渋川さんは打。
優さんは打。
東城さんは
リーチツモドラ裏ドラ東城手牌
リーチ・ピンフ・ツモ・赤・ドラ・裏、跳満一本場3100−6100。
このアガリで
菅原 13500
渋川 17900
優 39900
東城 28700
ラス目だった東城さんが二着目に、二着目だった菅原さんが親カブリ(親は2倍払い)でラス目に転落。
その後も優さんと東城さんだけがアガる展開で菅原さんはラス。
優 +69.3
東城 +9.1
渋川 −27.0
菅原 −51.4
菅原さんを含めたビーストには厳しい一局となりました。
今回のまとめ
・オナテン(同じ待ち)で負ける時は不調のサイン
東城さんは先制リーチ!
ドラ東城手牌
待ちでは山に3枚、は1枚の計4枚。
2巡後、菅原さんテンパイ。
ドラ菅原手牌
タンヤオ・赤・ドラ、7700カン待ち。
待ち枚数では東城:菅原=4:1と数的不利もあるが、同じ牌待ちで不利な勝負になってしまうのも不調者あるある。
リーチから2巡後、東城さんは
リーチツモドラ裏ドラ東城手牌
リーチ・ツモ・ピンフ・赤・ドラ・裏の跳満一本場、3100−6100。
菅原さんはこの局の親カブリでラス目になるなどアガリ1回のみと厳しい展開。
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