2024年02月20日
ちょっとだけMリーグ#287
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は内川 幸太郎プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/F_NVt7YucSg?si=9yxu9rF6rmCV2Y03
2023年12月18日 第2試合
東2局 ドラ
東家 猿川 真寿 20400
南家 仲林 圭 21600
西家 内川 幸太郎 23500
北家 白鳥 翔 34500
(敬称略)
少し白鳥さんがリードしていますが、これくらいの差ならツモや放銃でいくらでも入れ替わるのとまだ東場なのであまり気にしなくていいでしょう。
最初に親・猿川さんの手は
ドラ猿川手牌
赤もドラもなく、ダブトイツの4シャンテン。
ダブポンすると赤やドラを引かない限り2900。
ラス目の猿川さんは少しでも高い手が欲しい状況ですが、どうなるでしょうか?
ツモ打
次に南家・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
こちらも赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
トイツはありますが、カンチャンやペンチャンが多く、テンパイスピード的には微妙でポンするとほぼ1000点。
ツモ打
続いて西家・内川さんの手は
ドラ内川手牌
赤+ドラのメンツ手3シャンテン。
123三色の必要牌が6枚、345三色の必要牌も6枚あるのでこの後ツモる牌で方向を決めたくなる手です。
ピンフになりやすそうなのでリーチ・ピンフ・赤・ドラの満貫もありそう。
ツモツモ切り
最後に北家・白鳥さんの手は
ドラ白鳥手牌
赤1のメンツ手3シャンテン。
少しだけ678三色や789三色もありそうですが、カンチャン3つあるのでこちらもテンパイスピードは遅そう。
ツモ打
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
0メンツ4トイツ、チートイツ2シャンテンになる打。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
1メンツ完成の2シャンテン。
次巡、内川さんは
ドラ内川手牌
こうなると234三色と345三色のどちらもあります。
つまりを引けば234、を引けば345三色が良さそう。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、内川さんは
ドラ内川手牌
一気通貫の可能性も出てきましたがこの時点では山に1枚で可能性は低そう。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
受け入れ1シャンテン。
次巡、白鳥さんが切ったを猿川さんがチーして打。
チードラ猿川手牌
ダブバック(後付け)の2シャンテン。
チーの後、内川さんは
ドラ内川手牌
イーぺーコーと三色が残る形。
同巡、先程チーされた白鳥さんは時間を使ってツモ切り。
これを猿川さんがチーして打。
チーチードラ猿川手牌
この時点で三色同順、タンヤオ、チャンタも否定されるのでかなり役牌バックに見えます。(ソウズ一気通貫がわずかにある程度)
チーの後、仲林さんは
ドラ仲林手牌
受け入れのチートイツ1シャンテン。
次巡、内川さんは
ドラ内川手牌
受け入れ、234三色と345三色の残る1シャンテン。(イーぺーコーも)
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、猿川さんは
チーチードラ猿川手牌
これならポンでもダブルバックでどちらでもアガれます。
次巡、猿川さんは
チーチードラ猿川手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
テンパイ即リーチ、タンキ。
場に3枚切れ、2枚切れでタンキ待ちも悪くなさそうですが、は1枚切れで見た目2枚と少ないからタンキにした模様。(ドラ表示牌含めて仲林さんから3枚見えでその外側は使いにくそう)
待ちは内川さんにトイツと猿川さんに1枚で山に0。
同巡、内川さんは
ドラ内川手牌
打して待ちダマテン。
猿川さんはこのをポンすればテンパイですがスルー。
リーチ者・仲林さんの捨牌は
仲林手牌
内川さんは仲林さんの現物にがあり、でのオリ打ちや中スジ切りでの放銃狙いのようです。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
役なしカン待ちテンパイ。
シャンポン待ちならが場に1枚切れと引きピンフ変化もありますがが場に3枚切れで少なくなっています。
次巡、猿川さんはツモ切り。
同巡、内川さんはツモ切り。
メンツ手に見えない仲林さんには通りそう。
現物待ちだからダマテンのようですが、かなりテンパイに見えます。
次巡、猿川さんはツモ切り。
内川さんはツモ切り。
これで白鳥さんのカンは山に2枚。
白鳥さんはツモツモ切り。
内川さんの押しが異常なので内川さん現物の中スジ打。
次巡、白鳥さんはツモツモ切り。
は仲林さんがツモ切っているので全員に通ります。
次巡、猿川さんは
チーチードラ猿川手牌
ペン待ちテンパイですがは山に0。
同巡、仲林さんはツモ切り。
これが内川さんのアガリ牌。
ロンドラ内川手牌
ピンフ・イーペーコー・赤2・ドラの満貫、8000点。(リーチ棒+1000)
345三色にならないのアガリで満貫。
この日、内川さんは二連勝。
特にこの第二試合は8000、4800、18000と三度のダマテンを決め、65500持ち大トップ。
内川 +85.5
猿川 +16.0
白鳥 −25.8
仲林 −75.7
今回のまとめ
・アガリの価値は(自分のアガリ+かわした相手のアガリ)点の価値
仮に1000点アガリでも親役満をかわせば1000+48000=49000点の価値になる。
今回のアガリは8000(内川)+3900(猿川)+3200(仲林)+2000(白鳥)+1000(リーチ棒)=18100点の価値がある。
・ダマテンが優先されるケースを把握
@オーラス、トップ目の子
アガリトップのオーラスなら打点<アガリになる。
A親を流す価値が高い時
南場の親流しは残り局数が減る事が大きい。(南場トップ目の子など)
B明らかに高い人がいる時
この人に放銃すると二着順以上転落するような相手がいる時。(役満が見える、染め手のリーチが入った時など)
Cオリも考えたい時
オリた方が後が楽な時。(南場、下の着順と点差が近い時など)
D直撃したい時
上の着順に直撃したい時。(上の着順と15900点差以下の満貫テンパイなど)
@〜Dの判断が難しいならリーチで。
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