借金生活２０００

最近パチンコ業界はどうかしている。
はっきり言って勝負になどならない、２、３万突っ込んでわずかしか出ない激辛台ばかりである。
それだけではない、メダルや玉なども借りた時点で数%差し引かれているし、さらに異常なくらいに回らない釘と全てにおいて完全な超絶ボッタクリ営業である。
千円で10回くらいしか回らない釘でどうやって勝てというのだ？
さらにさらに、どう見ても明らかに確率通りに当たらない台ときている。
異常なくらいに回らない、異常なくらいに当たらない台をいまだに平気で打つ人がいくらでもいるのだ。
突っ込んだお金の10分の１も戻ってこないような台を、たかが熱い保留や熱いリーチの演出を見るために毎日大金を支払っている。
超激アツリーチであろうがプレミアリーチだろうがスロットのフリーズだろうが、昔みたいに大金の価値など全く無い。
むしろ当たらなすぎて、滅多に見れる物ではないので、とりあえず当たったという喜びだけである。
支払った金に程遠い出玉ですぐに現実へと戻される。
パチンコは液晶も演出も進化した、もはや最強の娯楽であろう。しかし、一番大事なお客様満足度は著しい低下の一方である。
自分の好きな台でお金を賭けて勝負するのはやっぱり楽しい。他にこれだけ夢中にさせてくれるものはなかなかないだろう。
しかし、あまりにも露骨すぎる。正直パチンコ店にいいかげんにしろと言いたくなる。
いっそのこと0.1パチや１スロにしてしまえば所詮遊技だからと割り切る事もできるだろう。
とてもではないが大金を賭けて、いや支払ってまでパチンコをしようとは思えない。
15年前のパチンコは10万、20万平気で勝てた。今のパチンコは１万、２万勝つ事さえ難しい。
昔は開店前から並び、今日大勝ちしたらあれをしようこれをしようなどと考えながら期待感MAXで本気でパチンコに夢中になっていた。
今ではそんな事全く感じない。ただ、腹が立つだけである。

食費というのは生活する上でどうしてもかかってしまう。だからといって食費まで節約してたらさすがにストレスがたまってしまうだろう。
要は好きなものを腹一杯食べれればいいのである。別にそこまで大金が必要というわけでもない。外食するのか、コンビニで買うのか、スーパーで買うのか、それとも自炊するのか。好きなものを腹一杯食べるのにも選択肢によってかかるお金は全然違う。
特に自炊する癖がつくと格段にかかるお金は少なくなるが、男で仕事が終わった後に料理する人はあまりいないだろう。
Kさん）たー坊、久しぶりやな。
私）Kさん久しぶりっすね。Kさんスーパーなんか来るんですね。
新今宮駅からすぐのスーパー玉出で買い物してたらKさんと会った。
Kさん）最近な、外で食うのやめて玉出で惣菜買うことにしてんねん。やっぱり少しは金残さんとあかんな、たー坊。
私）そうっすね。外で食べたらすぐ金無くなりますもんね。オレもサンプラザじゃなくてアパートにでも住んどったら自炊するんですけどね。
Kさん）たー坊自炊なんかすんのか？先月マルモト出てアパート借りたけどな、汚れるから絶対料理なんてせえへん。面倒くさいしな、湯沸かすか歯磨くくらいや。
私）Kさんアパート借りたんですか、もったいないっすね。せめて炊飯器買って米くらい炊いたらどうですか？
Kさん）面倒くさいやん。あとな、玉出とか行くとなレンジでチンする米の３個パックとかあんねん。だいたい１個100円で200グラムや、せやから５kgで2500円やろ。米なんか５kgで2000円ぐらいやろ。たいして変わらんやん。手間とか電気代とか逆に損や。
うーん。そもそもパックライスは出来上がった米での200gだから、炊く前の米だと100g以下なんだけどな。安い米だと５kgで1500円くらい。だいたい20日は持つ。パックライスに換算すると１個100円だとしても、5500円くらいから6000円くらいになるだろう。
まあ、確かに手間とか電気代を考えたらパックライスは手軽である。あとKさんがキッチンで米研ぐかといったら、まあしないかぁなどと思ったりした。
私）ああ、米の３個パックっすか、確かにいいっすね。
Kさん）せやろ。無駄な事したらあかん。
米を炊く習慣をつけると本当に使うお金が少なくなる、残念ながらKさんにはわかってもらえなかったが、かなりのかなりの節約になる。
本当に本当である。

毎日何のために働いてるのだろう？
働いてきたお金は全て使ってきた私には何も残ってないからそう思ってしまうのだろうか？
朝早く起きて会社に向かい、今日もこんな事やるのかと気が遠くなるような仕事をやらされる、それでも仕事だから嫌だという心を午前８時までにはなんとか仕事モードへと切り替えて、なに食わぬ顔で仕事をスタートする。皆様平然としてるが、楽な仕事などあるわけがないのでみんな心はズタボロである。
それでもきつい仕事でも、精神的にまいりそうな仕事でも、とんでもないバカがいて思いっきり足を引っ張られようとも、なんとか今日１日仕事をやりきろうと皆平然と仕事をする。全く社会人とは大変である。
どんな理不尽な事を言われようと、どんなにバカにされても、１日仕事をやりきって家へと帰る。頭にきて殴ったり、帰ったりする人間は社会人として通用しない。
社長になるか株の取引で確実に利益をあげれるような人はもちろん我慢する必要なんてないだろう。
イケメンだろうがプロレスラーのような体をしてようが東大卒だろうが、会社に属さず生活していけないのであれば社会人としての苦労は避けられない。
ではなぜ、みんなそんな気が遠くなるような毎日を平然と過ごせるのか？
それは輝かしい車や家、輝かしい家族、輝かしい金があるからであろう。仕事をしてない人間であればいずれ失うか、その前に手にもしていないだろう。
では、そういった支えが無い私みたいな人間はどうやって頑張っているのだろうか？
毎日が苦痛でしょうがないのである。なんとか、酒、タバコ、パチンコでストレスを追い払ってみても、形で残るような成果が出ない事には仕事に対するメンタル強化などあり得ない。
ではどうすればいいのか？
私はお金とは何かに気付く事だと思っている。
好きに使える程持っていれば、やりたいことなどほぼ何でも叶うような魔法の紙である。
しかし、必要最低限持ってないと住む事も、食事する事も出来ない。何をするのにもお金がかかる、電話するのも体を洗うのもどこかに移動するのもいちいちお金がかかる。
私のような歳で独り者であれば働いていれば生活出来ないような事はあまりないだろう。
一ヶ月の給料と一ヶ月に生活するのにかかるお金、そして自由に使えるお金。それを考える事ができ、自由に使えるお金しか使わない。
それが出来れば大した事がない学歴や資格なんかよりよっぽど役にたつ。
むしろ人生最強の資格ではないだろうか？自立士とでも勝手に名付けて今日から生まれ変わってやってみようか？
しかし、お金は魔法の紙。欲望を抑えきれなければ10万、20万などあっという間に消える。
通帳に給与223000円と記載されていても、全部使ってはダメなのである。そこから使えるのは何万円かだけである。
その生活に慣れてしまえば、我慢や苦痛など感じなくなるだろう。パチンコサンドに一万円入れるような事さえしなければ、普通に生活できるし、遊べるし、余裕を持って翌月を繰り越せる。
そして、それは貯金である。
いつの間にかそれは100万円の束になり勇気と自信をくれるに違いない。
心の支えであり、安心感である。

ギャンブルなどしていてはお金は貯まらない。しかし、毎日仕事に行き疲れて帰り楽しみも何も無い生活もいつまでも続くとは思えない。
そんな私が思いついた宝くじの感覚で競艇を買う方法。
仕事の休憩時間にとにかく荒れそうなレースを探し、何点か2、300倍つきそうなのを買い結果は見ずにまた仕事へ戻る。
金額は１日1000円まで、決して無茶な買い方はせず高配当な物だけ数点買う。1000円使わずにいくらか残した場合は清算してWEB投票の残高を０にする。
競艇のWEB投票の口座はその日の最終レースが終わってもまだ残高が残ってる場合自動的に自分の銀行口座へと入金される。
私の場合ジャパンネット銀行なので入金があると必ずメールが来るのである。
残高0の状態で入金のメールが帰ってくるという事は、まだレース前の舟券のどれかが当たったという事である。
まれにフライングの返金という事もあるので、入金のメールがあった時は口座の残高を見るまでかなりドキドキする。
だいたいナイターの最終レースが終わり自動返金される時間帯は午後９時３０分から５０分の間である。
仕事が終わりちょうど酒を飲んでる時間帯に宝くじメールが来るかもという最近の私の楽しみになっている。
昨日も常滑のレースで遠藤エミが出てるレースで当たらないだろうと思いつつ清水さくらを頭にして５−６−流で200円ずつ買ったところ21時40分頃にメールが来てまさかの当たり。
配当も結構ついて63000円。私にとってはかなりありがたい臨時収入である。
パチンコは完全にやめて、しばらくこれで行こうかなと思ったりしています。
なかなか楽しめるので、気が向いた方はぜひお試しあれ。

最近パチンコ店に行っても全く勝負にもならない。もはやストレスしか感じない釘、簡単に外れてしまう激アツ演出。1000Gハマるのは当たり前、1500Gだって珍しくない。
10年前のパチンコとは全く別物である。店に入った瞬間のさあ勝ってやるぞというワクワク感など今では感じもしない。時間をもて余してつい来てしまい、はたして今日打つ台が見つかるのか？やっぱり帰るか、それとも暇潰しに低貸しでもしょうがなくやるか。
最近パチンコ店とは私にとって、もはや勝負するとこではなく、何千円か払って暇潰しできる遊技場である。
ゲームセンターとは違い、幾らか帰ってくることもあるし勝つこともあるが、あまりに見返りの少ない台で勝負しても、なんか本当にばからしくなってしまう。
４万、５万突っ込んだらそこからまくって勝とうなんて気など起きもしない。
昔であれば仕事終わりや休みなどにパチンコ店に通ってもそれなりに遊べたし、今みたいに2、3回店に行ったら給料全て無くなるような事はそんなに無かったはずである。
とにかく出なくなったし、とにかく当たらなくなった。朝一から誰も触ってない台を打ったりした日には全く当たる気もしない。
昔は完全確立を信じ気にもしなかったし、むしろ朝一の台なんか当たらないなどという人はオカルト病とバカにされたものである。
今では全く完全確立など信じてもいない、あまりに勝負にならない台ばかりでそんな事既にどうでもよくなっている。
パチンコ店も客を本当に大事にした方がいいと思う。でなければどんどん客離れしていくのは誰の目から見ても明らかである。

所詮ギャンブル依存症の私に人としての上積みなど無い。
歳をとればとるほど惨めなだけである。
中年世代になってくるとある程度の上積みが無いと認められなくなってくる。
会社での立場、持っている資産などが一番わかりやすいところではあるが、身なり、話し方、細かいところではあるがそういったとこでも気にしないといけないようになってくる。
そういった事を気にもしない西成は本当に肩のこらない町である。しかし、気の休まらないピリピリした面も持っている。私の解釈では人情深いというのはそういうとこではないかと思っている。
人と親密になり、仲良くなりすぎたゆえ度を越えた喧嘩をする。
まるで家族喧嘩のようだが、今の冷えきった日本社会では唯一西成くらいな物であろう。
冷えきった社会で新しい職を探すには、結構ストレスが溜まるものである。30を越えるまで感じもしなかったが、今更この年で新人として若い上司に本当にしょうがないやつだなと思われるのは結構しんどいものである。
おまえ今まで一体何しとったん？同じ会社で何年も勤め、ある程度の立場を持った人間ならそう思うだろう。
今まで好き勝手に生きてきたのである。
いや、そんなかっこいい言葉ではなく私はギャンブル依存症なのである。
休日になれば家で静かに意義ある時間も過ごせずに、導かれるようにあの騒音でうるさく、見ず知らずの他人とくそ狭いストレス空間で１日何時間も過ごして大金を使ってきたのである。
人生で一番楽しいことはそれだと思いこんでいるのである。
本当に楽しい時間とは？
それは人生で最大の目標に取り組んでいる時であると私は思っている。それこそ人間の進化そのものであるとも思っている。
一度レールを踏み外した人間が新たな気持ちで立ち直ろうとするのは至難の技である。
社会から置いてきぼりにされ、さらに社会はそういう人間を嫌うのである。
今までパチンコで使った時間で一体何ができたのであろうか？
別に資格を取るとか、その間に働くとかそういう事ではない。
本当に自分がやりたい事が見つかっていたのかもしれない。そして、1000万、2000万という大金は使わなくて良かったであろう。
私くらいの年でどっぷりパチンコに浸かっている物であれば、少なくとも1000万は使っている。
何せ年間20兆売り上げてるくらいである。
女、子供、全くしない人など除いて1000万人パチンコ人口がいたとしても一人あたり年間200万円である。
もちろんいくらか勝った分もあるだろうが、私の収支表ではわずか21％である。
回数をこなせばたぶんみんなそんな物なのではないかと思う。
所詮パチンコばっかりしてきた私に人生の上積みなど何も無い。
今から出来る事といえばしっかりと働いてある程度の金を残す事であろう。
確かにパチンコは近代社会ずば抜けて最強の娯楽である。
しかし、その代償はあまりに大きく、全て稼いだ金を使っても、とても毎日遊べる代物ではない。
毎日回転寿司、焼肉屋に通ってる人がいれば間違いなくこいつバカだなと思うが、きっとその10倍バカである。そして、その10倍お金を使ってるであろう。
お金の価値など既に見失って、人生さえ見失っている。
完全な依存症なのである。パチンコ依存症の人間にそれ以上楽しいことなど何も見えはしない。楽しいのはパチンコだけ。
そんな人間に人生の上積みなど何も無い。

パチンコなど興味も薄れてたのだが、土建の作業員は根っからのパチンコ好きが多いのでつい誘惑される事もある。
Aさん）たー坊、昨日マルハン新世界でな12万勝ったわ。
私）へぇー、すごいっすね。北斗の拳ですか？
Aさん）違う違う、押忍番長3や。
私）押忍番長の3っすか？ていうかまだ3なんすね。
Aさん）まあ、これ読めや。ギンギンになるぞ。
パチスロの雑誌を渡され何気なく読んでいたが、ちょうど現場が奈良だったので、ついつい熟読してしまい。ちょっとおもしろそうだなと思ってしまった。
最近パチスロなどジャグラー以外に打つことはないが、押忍番長といえば私達が若い頃の大人気機種である、ちょっと打ってみてもいいかなという気になった。
次の日はちょうど休みだったので、パチンコ店に行ってみると満席で打てそうにない。その中にAさんを発見したが、かなり機嫌が悪そうである。相当負けてるに違いない、気まずいので店を変える事にした。
天王寺の店に行ったがそこも満席で、今日はやめようかなと思い始めた時にやっと１台空いた。
900ゲームくらいハマっていて、天井に近い台であったので、とりあえず打つ事にした。
この台はとりあえずベルを引かなければいけないのだが、全然ベルが引けずに結局1700Gまでハマって、やっと天井で初当たりを引いた。
しかし、全然メダルは増えない、リプレイばっかり揃って80枚で終了した。
こんな台でどうやって勝つんだよと内心思いながらも、Aさんが12万勝ったくらいだから爆発すればすごいんだろと自分に言い聞かせあと一回当たったらやめる事にした。
しかし、全然当たらないイライラしながら800Gも回し、やっと当てたが、また単発の100枚くらいで終了。
なんでみんなこんな台打ってるのか不思議になるくらい勝負にならない台であった。
完全に気持ちが切れイライラしながら店を出た。
あんなクソ台に５万近く使った事に腹がたってしょうがなかった。
あまりのぼったくりにパチンコ店に仕返ししてやりたいくらいだが、もちろん台も自動ドアも壊さない。
こんなぼったくり営業してるパチンコ店には二度と行かない事にした。
あまりにも地味だが、これがきっと最強の仕返しである。

パチンコというのは儲からない癖に、なぜかはまってしまう、みんなが好きな北斗や慶次が大活躍してくれて大爆発してくれる事もあるのだから、それもわからなくはない。
競艇のスタート後もそれくらい熱いのだが、それを理解してる人はパチンコ1000万人に対して、50万人いるのだろうか？
はっきり言ってパチンコなんか金を捨てにいくような物だと思っている。
まだ公営である競艇の方が負けても人の役にたつのならという思いも少しあるといえばあるのだが。
私がパチンコで負けた額は少なく見積もっても1000万はくだらない。
逆に競艇は唯一勝ち越してるギャンブルである。
ただ、所詮100％の内から30％引かれている物なので、やればやるほど全国民が勝ち越す事は絶対無い。
１億円みんなが張れば3000万円負ける。10億円張ればみんなが3億円負ける。
やればやるほど絶対的に不利である。
そんな大損ギャンブルでさえ買いようによってはなんとかなるのだ。
パチンコなんか勝負になる訳も無い。
ただ競艇の悪い所はいくらでも賭けれてしまうとこである。
やけになって勝負してしまうのはパチンコも競艇も一緒なのかもしれないが、それでもギャンブルをもしするのであれば私は、競艇以外に考えられない。

金というのはなかなか貯まらない。
留置所に入り働けることのありがたさを心の底から思い知らされ、心機一転頑張ってみようと決めたのに、思うように金は貯まらない。
西成の日雇いの仕事はだいたい一万円である。
そこから宿代1500円、１日の食費など2000円引いても6500円残るはず・・なのだが。
一ヶ月経ったがまだ65000円しか貯まっていない。
もっとシビアにいかないと100万円貯まるのはいつになることか。
次の日から心を入れかえ節約することにした。
夏だからつい飲み物やビールなどにお金を使ってしまう、朝飯もパンにして１日の食費は1500円に抑えることにした。
玉出で2リットルのお茶も買い無駄に休憩時間に飲み物も買わないようにした。
しかし、節約は思いの他簡単ではない朝飯がパンひとつだとやっぱりパワーが出ないし、このくそ暑い夏場にぬるいお茶を飲んでも逆にイライラしてしまう。
やっぱり仕事が終わった後はビールが飲みたい、つまみとビールを買ったらすぐに1500円、2000円くらいいってしまう。
１日7000円残そうと頑張ってみて一週間で44000円残すことができた。
土曜日に仕事が終わって今日だけは好きな物を食べようなどと思った。
比較的安い居酒屋に行き2000円だけ使おうと思ったが、食欲が爆発して6000円分食べてしまった。かなりシビアに節約してきただけになんかものすごくもったいないことをしてしまった気がして、たかが6000円を取り戻すためにパチンコ屋に行ってどつぼにハマり、33000円負けた。やけくそになり天王寺のパチンコ屋に行こうとしたが、どうでもよくなりそのまま環状線で京橋まで行ってガールズバーに行ってしまった。さらに24000円使い、終電が無くなって漫画喫茶で1500円使った。
一週間で貯めたお金どころか、今まで手をつけなかった金まで使ってしまった。
前月貯めた65000円で充分だったのである。貯金というものはそんなに簡単ではない、ムリをすれば確かに使わない分より多くの金が残る。
必要最低限、もったいない、昼飯の弁当でさえ200円くらいの差に毎日悩む。私の場合こういったギリギリの生活をすると必ずリバウンドして、１日や２日で今までの何日もの節約を台無しにしてしまう。
あらかじめ生活費など多めに設定して余った分を貯金に回せばいいのである。
別に一ヶ月5万円じゃなくても、一万円でも5000円でもいいのである。
毎月少しずつ貯まっていく、それが一番肝心なのである。給料の範囲内でプラスで終わる。
それが出来ないから貯金など全くできずにさらには借金まで作ってしまう。
それは給料の範囲内でマイナスで終わるからである。

昔は力こそ全てだったのかもしれない。誰よりも強い、一目置かれる顔立ちで絵になる男。そんな男が一国の王になる。
今はそんな世の中ではない、どんなに強くてイケメンでプロレスラーみたいな人間であろうが所詮俳優止まりである。内閣総理大臣にはなれないのである。
とにかく人の上に立ちたければ勉強、勉強、勉強なのである。
なぜそんな人間ばかりが優遇されるのか？
まともに敬語も使えず、人の足ばかり引っ張っている。そんな人間は社会からお断りなのである。
数字の知識があろうが、歴史に詳しかろうが社会に出て役に立つわけでもない。
それよりも１日何時間も勉強してきた忍耐力、上を目指すという心意気、そんな物を証明してくれるのが学歴なのである。
力自慢の男達が200kgの金庫を運びだそうが、頭のいい人間が作り出したクレーン車は軽々と2000kgの鉄骨を持ち上げるだろう。
マラソンがどんなに強くても１日で大阪から東京へ行く事は無理だろう、しかし、自動車さえあれば誰でも可能である。
そして、空を飛び、宇宙にさえ行くようになった。
それは超人的身体能力ではとてもムリである。超人的開発者が全てを可能にした。
私みたいに顔がカッコ良くなくても、強くなくてもそこまで落ち込む必要もなさそうだ。
現代社会で一番強い物は頭の強い人間である。人より秀でる技術や賢さがあれば一目置かれる人間にだってなれるのだ。
ペンは拳より強いのである。