借金生活２０００

私は今、簿記2級という資格を取ろうとしている。
2月23日に試験に行ってきたが、まず間違いなく受かってはいないだろう。
しかし、今では違う確かな手応えを感じていた。
これで試験を受けたのは6回目である。
そのうち4回は無理だと思い、試験にも行かず、前回の試験では自己採点わずか16点であった。
今回の試験も自信など無かったが、問題は確実に解けるようになってきている。
もしかして、受かるかも？と試験中に感じれるくらい上達できたのは確かだ。
5問目の苦手の工業簿記の総合原価計算が、ほぼ全く出来ず、今回も合格とはならなかった。
自己採点は48点。決して満足できる物ではないが、私にとってはまずまずである。
簿記の2級を勉強し始めてから2年半、全く問題も出来ず問題集を開いては、何もわからず枕にして寝るだけだった頃からは、確実に進歩しているだろう。
勉強しては忘れ、勉強しては忘れを繰り返していくのだろうが、今年は本気で狙っていくつもりである。
土木作業員から経理のプロになって、さらに、もっとすごい何かになってやる。
遊び人は賢者になる。
今まで人とは違う経験、社会人としての遠回り、数えきれない挫折、そういった違う意味での積み重ねがあるからこそ、遊び人は賢者になれるのかもしれない。
私だってその一人を目指すくらいはできるのだ。
賢者を目指して、いつかその気持ちが本気になったなら、その時は、もう手が届くところにいるのかもしれない。