借金生活２０００

コロナも一段落したのかどうかわからないが、やっと土木や解体の仕事も少しは出てきたのかなと思えるようになってきた。
相変わらず西成の現金仕事は全く無いに等しい状態である。
まだ6月になってみないとこの先どうなるかはわからない。
土建の寮に電話しても受け入れてくれる所は、まだ少ないであろう。
私は今、新開地近辺にいるのだが、少しずつお店も開店し始めていて、人も徐々に増えてきた気がするこの頃である。
コンビニのトイレ使用禁止が解除されたことも、お腹の弱い私にとっては、非常にほっとしているところではある。
いや、ほっとして油断してはいけない。
パチンコ屋も休業解除してるとこが出てきているので要注意である。
何かと暇なこの時期にパチンコ屋が開店すれば、それこそ１日中パチンコになりかねない。
毎日パチンコである。そして、待っているのは破産状態である。
日雇いが忙しい時期であれば、どうにかなるだろうが、この状況で破産状態におちいれば本当の正真正銘、破産である。ホームレス転落である。
なんとか今ある金で、現金仕事を探し仕事が忙しくなるまで、辛抱しなければならない。
それが6月なのか7月なのかわからないが、今は辛抱しなければならない。
たぶん私の世代が社会人になってから、いや、生まれてから一番深刻な状態であろう。
だから、今はパチンコに絶対に行ってはいけない。破産状態におちいれば、自力復帰は不可能に近い。
せめて5月31日までは辛抱しなければならない。
いや、6月30日までは我慢したいところである。
どうせなら、12月31日まで我慢することはできないだろうか？
この状況下パチンコ屋が客に還元する可能性はあまりにも低い。
パチンコ屋に通ってしまえば、依存効果音、依存強演出を体に叩きこまれ、勝ち負けなど忘れ、パチンコ屋に行ってしまう体になってしまうであろう。
正気に戻るのは破産寸前の時である。
そんな事はあってはならない。
こんなコロナが広がる中、ホームレスになって免疫力が落ちて、死んだらどうするのだ？
これは自分とパチンコ屋の生き残りをかけた勝負である。
今は絶対に行ってはいけない。
今は金の使い方を真剣に考えなければならない。
非常事態であるからには、ほっとしてはいけない。
真剣に考えなければならない。