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2018年10月17日
若者のバイク離れを考えてみる。
1980年代は販売台数が200万台以上売れていたバイクが今や50万台を下回っている状況。
”若者のバイク離れ”という言葉をよく聞き、たしかに高速道路のサービスエリアでも30代以上で主なライダーは40代、50代というのが中心になっているように感じる。
若者がバイクに乗らない理由に、免許取得費用や事故の危険性、停める場所の問題や、ほかにも魅力的なバイクがないといった意見もあるが本当にそうなんでしょうか?
停める場所の問題は私自身も感じる。大きな駅にはバイク置き場がある場合もあるが排気量や大きさの制限、一番は休日などは空いているかがわからないという問題もある。
しかし、全部の駅前や地域にバイク置き場が完備されたとして、それがバイクを買う理由にはならないと思う。
既存のライダーの利便性が上がるだけ(ありがたいけど)で大きな関連性は私には感じられない。
免許取得費用や事故の危険性も言ってしまえば車も同じことだと思う。
事故は死亡確率で言うと増えてしまうかもしれないが危険性が減るということにはならないだろう。
免許も費用や時間がかかるが、それは車も同じ。大きな違いはバイクは小型免許以上は趣味として考えると割高なのかもしれない。
魅力的なバイクに関しては、今でも十分にいいバイクは多いと思う。
ABSなど事故率を軽減する安全装備が付いている車種も増えてきており、加速や最高速なども1980年代に比べても性能は上がっている。かつて流行したバイクをリメイクした車種などもある。
個人の好みもあるだろうが決して魅力がないわけではないと思う。
では、なぜ若者のバイク離れが起こっているのか、ここからは私個人の考えを書かせてもらいます。
バイクは単純に楽しい、同じ道路でもバイクと車では感じるものが違うように感じる。
しかしあくまでも個人の遊びだと感じることが多く、雨や雪など天候を考えると先々の予定は立てにくい。
イメージも悪いと思う。もっぱら話に上がることは、ツーリングのライダーは年配が多く、すこし若めの人たちは集団で暴走行為をしている。
これではバイクを買った後の楽しみが何なのかがわからない。
利用環境や免許制度を変えて購入しやすい環境づくりを目指しているが効果は上がっていないし上がらないと思う。そもそもそこは一番の問題ではないというのが私の考えだ。
今、日本メーカーが大きな販売先としているのはインド、タイ、台湾など経済成長中の国。わかりやすく言うとまだまだ貧しい国で、こういった国で移動手段や若者のステータスとしてバイクが売れている。
規模は違うが昔の日本でのバイクの価値観と近いものがあると思う。
やがてこれらの国が発展すれば、その国での”バイク離れ”が起こると思っている。
そもそも時代が変わってバイクというものに娯楽と便利な移動手段という価値観がなくなったことが一番の問題だ。
今は手軽にできるスマホゲームが流行っていて誰でも1度くらいは何かしらのゲームをしたことがあり、その中の”課金”という言葉はもうご存知だと思う。価値のある娯楽にはお金は流れているし、ネット通販での服の販売なども最近ではとても有名になっている。
今の若者には決してバイクを買って維持するお金がないわけではない。
バイクにお金を払う価値がないのだ。
同じ価値観で過去のブームの再来を待つようでは”バイク”という文化は終わってしまうかもしれない。
ネットで映画やTV番組が見れるようになり、最近はめっきり減ってしまったDVDレンタル店。
データとして購入するようになった音楽も今ではCDを販売している店を探すのが大変だ。
パソコンもスマホやタブレットの普及で使用する頻度も減っており、仕事を除くと自宅でパソコンを持つ理由はほとんどないに等しい。
こういったいずれなくなってしまう文化の一つとなってしまうのか、それとも新しい価値観を見つけ、また違ったブームを作るのかで今後の”バイク”が決まっていくと思う。
バイクブーム再来の日は遠い?
”若者のバイク離れ”という言葉をよく聞き、たしかに高速道路のサービスエリアでも30代以上で主なライダーは40代、50代というのが中心になっているように感じる。
若者がバイクに乗らない理由に、免許取得費用や事故の危険性、停める場所の問題や、ほかにも魅力的なバイクがないといった意見もあるが本当にそうなんでしょうか?
停める場所の問題は私自身も感じる。大きな駅にはバイク置き場がある場合もあるが排気量や大きさの制限、一番は休日などは空いているかがわからないという問題もある。
しかし、全部の駅前や地域にバイク置き場が完備されたとして、それがバイクを買う理由にはならないと思う。
既存のライダーの利便性が上がるだけ(ありがたいけど)で大きな関連性は私には感じられない。
免許取得費用や事故の危険性も言ってしまえば車も同じことだと思う。
事故は死亡確率で言うと増えてしまうかもしれないが危険性が減るということにはならないだろう。
免許も費用や時間がかかるが、それは車も同じ。大きな違いはバイクは小型免許以上は趣味として考えると割高なのかもしれない。
魅力的なバイクに関しては、今でも十分にいいバイクは多いと思う。
ABSなど事故率を軽減する安全装備が付いている車種も増えてきており、加速や最高速なども1980年代に比べても性能は上がっている。かつて流行したバイクをリメイクした車種などもある。
個人の好みもあるだろうが決して魅力がないわけではないと思う。
では、なぜ若者のバイク離れが起こっているのか、ここからは私個人の考えを書かせてもらいます。
バイクは単純に楽しい、同じ道路でもバイクと車では感じるものが違うように感じる。
しかしあくまでも個人の遊びだと感じることが多く、雨や雪など天候を考えると先々の予定は立てにくい。
イメージも悪いと思う。もっぱら話に上がることは、ツーリングのライダーは年配が多く、すこし若めの人たちは集団で暴走行為をしている。
これではバイクを買った後の楽しみが何なのかがわからない。
利用環境や免許制度を変えて購入しやすい環境づくりを目指しているが効果は上がっていないし上がらないと思う。そもそもそこは一番の問題ではないというのが私の考えだ。
今、日本メーカーが大きな販売先としているのはインド、タイ、台湾など経済成長中の国。わかりやすく言うとまだまだ貧しい国で、こういった国で移動手段や若者のステータスとしてバイクが売れている。
規模は違うが昔の日本でのバイクの価値観と近いものがあると思う。
やがてこれらの国が発展すれば、その国での”バイク離れ”が起こると思っている。
そもそも時代が変わってバイクというものに娯楽と便利な移動手段という価値観がなくなったことが一番の問題だ。
今は手軽にできるスマホゲームが流行っていて誰でも1度くらいは何かしらのゲームをしたことがあり、その中の”課金”という言葉はもうご存知だと思う。価値のある娯楽にはお金は流れているし、ネット通販での服の販売なども最近ではとても有名になっている。
今の若者には決してバイクを買って維持するお金がないわけではない。
バイクにお金を払う価値がないのだ。
同じ価値観で過去のブームの再来を待つようでは”バイク”という文化は終わってしまうかもしれない。
ネットで映画やTV番組が見れるようになり、最近はめっきり減ってしまったDVDレンタル店。
データとして購入するようになった音楽も今ではCDを販売している店を探すのが大変だ。
パソコンもスマホやタブレットの普及で使用する頻度も減っており、仕事を除くと自宅でパソコンを持つ理由はほとんどないに等しい。
こういったいずれなくなってしまう文化の一つとなってしまうのか、それとも新しい価値観を見つけ、また違ったブームを作るのかで今後の”バイク”が決まっていくと思う。
バイクブーム再来の日は遠い?
2018年10月14日
どの形の財布を持てばいいのか?という方へのご案内。
財布は昔から使っている形をずっと使い続けている人が多いです。
その理由は慣れ親しんだ形と使い勝手です。
たとえば二つ折りの財布をずっと使っている人は後ろポケットに入れる習慣が身についていて、長財布などに変えると長財布の上部飛び出してしまうので落ち着かない。
あとは見た目にもカッコ悪いですよね。
しかし、財布の形によって内容量も変わるため使いたい形と間違った使い方をしている人は財布の寿命を縮めたり不格好な財布になっている物をよくお見掛けします。
財布ごとの特徴を説明していくのでご自身にあった財布を探してみてください。
今回はこの4つで考えていきます。
基本的なスペックは札入れが1〜2か所、小銭入れ、カードポケットは5枚前後。
この形が向いている方は、休日も鞄を持たないタイプで、カード枚数も少ない方。後ろポケットに入れる事がおおく、出し入れの摩擦も頻繁に起こるためヌメ革などタンニン系の財布だとどんどん風合いも変化していく。
基本的にはスッキリした見た目が好印象だが、カードを無理やりカード入れ裏や札入れに束ねて収納すると革や糸に負荷がかかり破れや故障の原因にもなる。
置いたときに口が開いたような見た目になるほど詰め込んだ財布は不格好でどんなに高い財布でもまったく良くは見えない。
最近では色々な店でポイントカードや会員カードなども多いため、需要は下降気味。
全体的に綺麗にスペック通りに使えている人のほうが少ない印象。
基本的なスペックは、札入れ1〜2か所、小銭入れ、カードポケットが6〜8枚程。
大人の財布といった感じで、収納場所は鞄もしくはスーツの内ポケットが多い。
シンプルでスッキリした見た目は会計時等、財布を開いた様子が一番綺麗に見える財布。
二つ折り財布と比べるとカード枚数が若干多いが、それでも最近のカード需要だと少なめになる。
札は折りたたまない為二つ折り財布より多くの枚数を収納できる。
後ろポケットだと上部がはみ出してしまうことや、そのまま椅子に座ると途中で折れ曲がるような形になり不格好な形になってしまう。どうしてもポケットで持ち歩く方は座る際は財布をポケットから出すことがおすすめ。型崩れや、折れ癖などを大幅に軽減できる。
小銭入れなしの二つ折り財布(純札入れ)か長財布(束入れ)と別途の小銭入れ2点を持つスタイル。
一番の特徴は小銭を財布に入れない為、財布の型崩れが少なく、綺麗なスタイルを保つことができる。
容量としては上記2点の財布と大きく変わらないが小銭入れが別にあることによって細かな買い物をする際などはかなり便利。
会計時に若干遅くなることがデメリットだが几帳面な方や財布を綺麗に使う方が多い印象。
財布は鞄、小銭入れはポケットという持ち方が多い。
これは、ほぼ鞄が必須な財布で容量が大きいため収納するには不便はないが、その分大きいのが特徴。
基本的なスペックは札入れ2〜3か所、小銭入れ、カードポケットが8〜12か所と最大級。
元々は女性の財布の形としての印象が大きかったが今ではどのブランドでも男性用が出ているような定番財布に。カードが多い生活にも対応した使い勝手のいい形。
ポケットが多く、外側のファスナーが閉まるまで収納できるためレシートなどを貯めがちになる印象。
後ろポケットには入れないことを強く推奨(入れるとかっこわるい)。
大きさがあるため、休日でも手ぶら派の方には向いていない財布かもしれません。
たまに薄型のファスナー財布がありますが、カードや小銭の多い方はパンパンにふくらんでどら焼きみたいになっている方もいるので注意!中身は薄くなりませんよ!!!
このように財布にも容量や使い方によっての形の差があります。
財布の買い替えを検討の方は今一度ご自身の使い方を考えたうえでの財布選びをしていただきたいです。
財布も使い方ひとつで上品な見た目から不格好な財布へと変化してしまうのです。
その理由は慣れ親しんだ形と使い勝手です。
たとえば二つ折りの財布をずっと使っている人は後ろポケットに入れる習慣が身についていて、長財布などに変えると長財布の上部飛び出してしまうので落ち着かない。
あとは見た目にもカッコ悪いですよね。
しかし、財布の形によって内容量も変わるため使いたい形と間違った使い方をしている人は財布の寿命を縮めたり不格好な財布になっている物をよくお見掛けします。
財布ごとの特徴を説明していくのでご自身にあった財布を探してみてください。
- 二つ折り財布
- 長財布
- 財布+小銭入れ
- ファスナー長財布
今回はこの4つで考えていきます。
二つ折り財布
基本的なスペックは札入れが1〜2か所、小銭入れ、カードポケットは5枚前後。
この形が向いている方は、休日も鞄を持たないタイプで、カード枚数も少ない方。後ろポケットに入れる事がおおく、出し入れの摩擦も頻繁に起こるためヌメ革などタンニン系の財布だとどんどん風合いも変化していく。
基本的にはスッキリした見た目が好印象だが、カードを無理やりカード入れ裏や札入れに束ねて収納すると革や糸に負荷がかかり破れや故障の原因にもなる。
置いたときに口が開いたような見た目になるほど詰め込んだ財布は不格好でどんなに高い財布でもまったく良くは見えない。
最近では色々な店でポイントカードや会員カードなども多いため、需要は下降気味。
全体的に綺麗にスペック通りに使えている人のほうが少ない印象。
長財布
基本的なスペックは、札入れ1〜2か所、小銭入れ、カードポケットが6〜8枚程。
大人の財布といった感じで、収納場所は鞄もしくはスーツの内ポケットが多い。
シンプルでスッキリした見た目は会計時等、財布を開いた様子が一番綺麗に見える財布。
二つ折り財布と比べるとカード枚数が若干多いが、それでも最近のカード需要だと少なめになる。
札は折りたたまない為二つ折り財布より多くの枚数を収納できる。
後ろポケットだと上部がはみ出してしまうことや、そのまま椅子に座ると途中で折れ曲がるような形になり不格好な形になってしまう。どうしてもポケットで持ち歩く方は座る際は財布をポケットから出すことがおすすめ。型崩れや、折れ癖などを大幅に軽減できる。
財布+小銭入れ
小銭入れなしの二つ折り財布(純札入れ)か長財布(束入れ)と別途の小銭入れ2点を持つスタイル。
一番の特徴は小銭を財布に入れない為、財布の型崩れが少なく、綺麗なスタイルを保つことができる。
容量としては上記2点の財布と大きく変わらないが小銭入れが別にあることによって細かな買い物をする際などはかなり便利。
会計時に若干遅くなることがデメリットだが几帳面な方や財布を綺麗に使う方が多い印象。
財布は鞄、小銭入れはポケットという持ち方が多い。
ファスナー長財布
これは、ほぼ鞄が必須な財布で容量が大きいため収納するには不便はないが、その分大きいのが特徴。
基本的なスペックは札入れ2〜3か所、小銭入れ、カードポケットが8〜12か所と最大級。
元々は女性の財布の形としての印象が大きかったが今ではどのブランドでも男性用が出ているような定番財布に。カードが多い生活にも対応した使い勝手のいい形。
ポケットが多く、外側のファスナーが閉まるまで収納できるためレシートなどを貯めがちになる印象。
後ろポケットには入れないことを強く推奨(入れるとかっこわるい)。
大きさがあるため、休日でも手ぶら派の方には向いていない財布かもしれません。
たまに薄型のファスナー財布がありますが、カードや小銭の多い方はパンパンにふくらんでどら焼きみたいになっている方もいるので注意!中身は薄くなりませんよ!!!
このように財布にも容量や使い方によっての形の差があります。
財布の買い替えを検討の方は今一度ご自身の使い方を考えたうえでの財布選びをしていただきたいです。
財布も使い方ひとつで上品な見た目から不格好な財布へと変化してしまうのです。
2018年10月07日
レザークラフトの練習でハギレ革を買ってはいけない?まずは使いたい革を見極めよう。
レザークラフトをはじめる上で絶対に必要なのが”革”。
これがないと始められない!
とりあえずは練習!ということで値段もお手軽な革のハギレを購入するというのが多いようですが、
ちょっと待った!
革を使って物を作ることがレザークラフトですが革にも当然種類があります。
それも考えずに練習練習とハギレを買いあさっても意味がありませんよ!
まず考えるのは、自分が何を作りたいのかを見極める事が大切です。
たとえば、レザークラフトを始めるきっかけは何でしたか?
硬い革でバイカーズウォレットを作りたい!
やわらかい革で小物ポーチを作りたい!
どこかの店で見たようなレディース財布を作ってみたい!
等々、自分がいいと思える物、目標があったからレザークラフトをはじめたものの、道具をそろえているうちに目標を見失って「とにかくハギレで練習を・・・」となっていませんか?
何にでもチャレンジしたい人はハギレでも練習の効果があるでしょうが、硬い革のバイカーウォレットを作りたい人が柔らかい革を手に入れても練習にはなりません。
一言で革と言っても色んな種類があります。
使う程に色味が深くなるような変化が欲しいならヌメ革などの素上げの革が有名ですね。
男性物の財布などにはこのようなヌメ革の染料染めの革がよく使われています。
染料染めを簡単に言うと、革本来の風合いそのままに染色だけしている革の事を言います。
あまり色味や風合いが変化してほしくないなら顔料染め。
これは表面に顔料で塗膜を作ることによって綺麗な色合いを出すことを言います。
主に女性物の革製品に多く、使い込んでも色味が変化したりすることはありません。
他にもしっとりとした質感のオイルレザーやエナメル加工、凹凸のある革など色々あります。
まずは自分が作りたいと思う革を手に入れることでやっと練習になるのです。
そして、ここからが重要な”革の厚み”です。
大体革は1.0oから2.0oくらいが手に入れやすい革として売られていることが多いです。
(ハギレもこの範囲の厚みが多い)
革を後から均等に薄くすることは趣味のレザークラフトでは不可能です。
プロは”漉き(スキ)”という革を薄くする専門の業者に依頼しています。
小さな革を薄くする漉き機もありますが、業務用で中古でも10万円ほどします。
だから最初に購入する革の厚みはとても重要なのです!
レザークラフトの道具でも豆カンナやスプーン状の漉きの道具もありますが、あくまでもある程度の部分を薄くするだけで、きれいに均等に薄くするのは至難の業です!
私もたまに使いますが、思ったより刃が深く入ってしまい失敗なんてこともありました・・・。
革1枚で仕上げる物と、2枚を張り合わせて仕上げる部分なども考えて数種類準備できればいいですが、その分多くの革が必要となるので、難しい場合は最初の厚みは慎重に考えましょう!
実際に目標とする商品の厚みを図ったり、自分の財布の厚みなどを参考にするとわかりやすいと思います。
断面をヤスリで磨く場合や、コバ液(断面のコーティング剤)の仕上げにしたい方は厚みのある硬い革が向いています。
女性物や柔らかい革の場合、端部分はヘリ返し(革を折り返して縫い合わせる事)にしたほうが柔らかい印象になるので、折り返した厚みも考えて選ぶといいでしょう。
ただ革を選ぶと言う事でも簡単ではなく少なくとも上記の事を気にして選んで頂きたい。
せっかく自分の為に作るんですから納得のいくものを作れるように最適な素材で練習してください。
これがないと始められない!
とりあえずは練習!ということで値段もお手軽な革のハギレを購入するというのが多いようですが、
ちょっと待った!
革を使って物を作ることがレザークラフトですが革にも当然種類があります。
それも考えずに練習練習とハギレを買いあさっても意味がありませんよ!
まず考えるのは、自分が何を作りたいのかを見極める事が大切です。
たとえば、レザークラフトを始めるきっかけは何でしたか?
硬い革でバイカーズウォレットを作りたい!
やわらかい革で小物ポーチを作りたい!
どこかの店で見たようなレディース財布を作ってみたい!
等々、自分がいいと思える物、目標があったからレザークラフトをはじめたものの、道具をそろえているうちに目標を見失って「とにかくハギレで練習を・・・」となっていませんか?
何にでもチャレンジしたい人はハギレでも練習の効果があるでしょうが、硬い革のバイカーウォレットを作りたい人が柔らかい革を手に入れても練習にはなりません。
一言で革と言っても色んな種類があります。
使う程に色味が深くなるような変化が欲しいならヌメ革などの素上げの革が有名ですね。
男性物の財布などにはこのようなヌメ革の染料染めの革がよく使われています。
染料染めを簡単に言うと、革本来の風合いそのままに染色だけしている革の事を言います。
あまり色味や風合いが変化してほしくないなら顔料染め。
これは表面に顔料で塗膜を作ることによって綺麗な色合いを出すことを言います。
主に女性物の革製品に多く、使い込んでも色味が変化したりすることはありません。
他にもしっとりとした質感のオイルレザーやエナメル加工、凹凸のある革など色々あります。
まずは自分が作りたいと思う革を手に入れることでやっと練習になるのです。
そして、ここからが重要な”革の厚み”です。
大体革は1.0oから2.0oくらいが手に入れやすい革として売られていることが多いです。
(ハギレもこの範囲の厚みが多い)
革を後から均等に薄くすることは趣味のレザークラフトでは不可能です。
プロは”漉き(スキ)”という革を薄くする専門の業者に依頼しています。
小さな革を薄くする漉き機もありますが、業務用で中古でも10万円ほどします。
だから最初に購入する革の厚みはとても重要なのです!
レザークラフトの道具でも豆カンナやスプーン状の漉きの道具もありますが、あくまでもある程度の部分を薄くするだけで、きれいに均等に薄くするのは至難の業です!
私もたまに使いますが、思ったより刃が深く入ってしまい失敗なんてこともありました・・・。
革1枚で仕上げる物と、2枚を張り合わせて仕上げる部分なども考えて数種類準備できればいいですが、その分多くの革が必要となるので、難しい場合は最初の厚みは慎重に考えましょう!
実際に目標とする商品の厚みを図ったり、自分の財布の厚みなどを参考にするとわかりやすいと思います。
断面をヤスリで磨く場合や、コバ液(断面のコーティング剤)の仕上げにしたい方は厚みのある硬い革が向いています。
女性物や柔らかい革の場合、端部分はヘリ返し(革を折り返して縫い合わせる事)にしたほうが柔らかい印象になるので、折り返した厚みも考えて選ぶといいでしょう。
ただ革を選ぶと言う事でも簡単ではなく少なくとも上記の事を気にして選んで頂きたい。
せっかく自分の為に作るんですから納得のいくものを作れるように最適な素材で練習してください。
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