ユートピア(理想境・神の国・極楽浄土)は、どこにあるのでしょうか?
これについて、
『ニュー・アース』(著者 エックハルト・トール 訳者 吉田利子 サンマーク出版)
の中に、こう書いてあります。
「新しい地というのは、もう一つのユートピアにすぎないか?
そうではない。
あらゆるユートピアのビジョンには一つの共通点がある。
すべてがうまくいき、
すべてが守られ、
平和と調和が実現して、
問題がすべて解決する未来が描かれていることだ。
ユートピアのビジョンはたくさんあった。
一部は失望に終わり、
その他は大惨事につながった。
すべてのユートピアのビジョンの核心には、
古い意識の構造的な機能不全が横たわっている。
救済を未来に求めているのだ。
未来はただあなたの心のなかの思考として存在するだけで、
救済を未来に求めるなら、
無意識のうちに自分の心に救済を求めることになる。
つまり形に、
エゴの罠に落ちる。
『私は新しい天と地を見た』
と、聖書の予言者は書いた。
新しい地の基礎は新しい天――目覚めた意識――である。
地――外部的な現実――は、
意識の外部への投影にすぎない。
新しい天が生まれ、
新しい地が実現するということは、
私たちを解放してくれる未来の出来事ではない。
何ものも『将来』私たちを解放してはくれない。
なぜなら、
私たちを解放するのは、
現在のこの瞬間だけなのだから。
そこに気づくこと、
それが目覚めである。
未来の出来事としての目覚めなど、
何の意味ももたない。
目覚めとは『いまに在る』状態に気づくことだからだ。
だから新しい地、
目覚めた意識は、
実現すべき未来の状態ではない。
新しい天と新しい地は、
いまこの瞬間にあなたのなかに生じている。
いまこの瞬間に生じていないなら、
それは頭のなかの思考の一つにすぎず、
したがって生まれ出ることもない。
イエスは弟子たちに何と言ったか?
『神の国はあなたがたのなかにある』。
イエスは山上の垂訓である預言をしたが、
いまに至るまでその預言を理解した人はごく少ない。
イエスはこう言った。
『柔和な者は幸いである。
その人は地を受け継ぐから』。
いまの聖書では、
『柔和な』とは慎ましいという意味だと解釈されている。
柔和な人、
慎ましい人とは誰なのか、
そして彼らが地を受け継げとはどういう意味か?
柔和な人とは、
エゴのない人だ。
自分の本質が意識であることに気づき、
その本質をすべての『他者』、
生きとし生けるもののなかに認める人だ。
彼らは慎ましく大いなるものに身を委ね、
それゆえに全体及びすべての源との一体感を覚えている。
彼らは自然を含め地上の生命のすべての側面を変えようとする目覚めた意識そのものだ。
地上の生命(人生)は、
生命を認識し生命と相互作用する人間の意識と不可分だからである。
それが、
柔和な者が地を受け継ぐということだ。
たったいま、
地上に人類の新しい種が生まれようとしている。
あなたもその一人だ!」(329頁〜330頁)
ユートピアは、
外にあるのではなく、
あなたの中にあります。
未来にあるのではなく、
今、この瞬間にあります。
『汝は神なり 愛と光なり️』
来たよ
来たよ
ユートピアへ
悟りを開いた
皆んなと一緒に来たよ
悟りあれ
幸いあれ
(推薦図書)
『ニュー・アース』
(著者 エックハルト・トール 訳者 吉田利子 サンマーク出版)
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(参考図書)
『ユートピア』
(著者 トマス・モア 訳者 澤田昭夫 中央公論新社 中公文庫)
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