ピグマリオン効果とは何でしょう?
『最新 心理学事典』(監修 藤永保 平凡社)
に、こう書いてあります。
「教師が、児童・生徒の学業成績の達成についてある期待を抱き、
その期待が実現するように行動することによって、
実際に子どもの学業成績に向上が見られる現象をいう。
自分が彫った彫刻に対して、
強い愛情を込めた結果、
その彫刻に生命が宿ったというギリシャ神話の主人公ピグマリオンにちなんでローゼンソールRothenthal,R.によって名づけられた。」
ピグマリオン効果について、
『アンソニー・ロビンズの自分を磨く』(著者 アンソニー・ロビンズ 訳者 本田健 三笠書房)
に、こう書いてあります。
「『君たちには、素晴らしい才能がある』と教師に言われた生徒たちの成績は上がるという『ピグマリオン効果』を知っているだろう。
多くの研究で明らかになっているのだが、
生徒の成績は、
教師がその生徒の能力をどれだけ高く見積もっているかに大きく左右される。
こんな実験がなされたことがある。
あるクラスの担任の教師に、
『君のクラスにいる一人の生徒は非常に才能があるので、やる気を起こさせ、才能を伸ばすようにしてほしい』
と頼んだ。
その結果、
その生徒はクラスで一番になった。
この実験のポイントは、
実際にはその生徒の知的レベルは高くなかったことである。
それでも、
(教師の『間違った信念』によって植えつけられた)
『自分は他の生徒よりも優秀だ』
という本人の確信によって、
その生徒は優秀な成績を収めることができたのである。
これは、
なにも教師と生徒の関係に限ったことではない。
他人があなたをどういう人だと思っているかによって、
他人のあなたに対する反応は変わる。
それは、
本当のあなたとは全く関係がないことも多い。
たとえば、
ある人はあなたのことを悪党だと思っている。
たとえあなたが正直者で、
正しいことをしたとしても、
相手は
『あいつの行動には、きっと裏があるはずだ』
と考えるだろう。
そして、
自分にとって大切な人のアイデンティティに対して、
自分が恐ろしいほどの影響力を持っていることを忘れてはならない。
この力を使って、
マーバ・コリンズ(訳注 アメリカの教育者。シカゴのスラム街で学校を創設。“落ちこぼれ” と思われていた生徒たちが、四年間でシェークスピアを読めるようになった)は生徒たちに、
『運命は自分の力で動かせる』
『自分たちは地球上の誰にも劣らない能力を持っている』
と信じさせることができた。」(245頁〜247頁)
期待が結果を決めます。
これについて、
『富と宇宙と心の法則』(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク出版)
に、こう書いてあります。
「最高の状況を期待すれば、
その期待のなかにおのずと最高の結果が生まれてくる要素が含まれていることがわかるでしょう。」(24頁)
「富の意識をもつ人間は、
最高のものにしか満足しようとしません。
ですから、
最初に最高の目的を掲げるのです(『最初に最高』の原理)。
ずっと最高のものを目指していれば、
宇宙はそれに応え、
あなたに最高のものを贈ってくれるでしょう。」(21頁)
期待が結果を決めます。
最高のものを期待し、
最高のものを目指して最善を尽くしましょう
『人事を尽くして天命を待つ』
(参考図書)
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(著者 アンソニー・ロビンズ 訳者 本田健 三笠書房)
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『富と宇宙と心の法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク出版)
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