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2018年01月18日

文化財の保存にはお金がかかる、大和郡山の旧川本家住宅の耐震改修費用は7800万円、坪当たり44万円

耐震改修でも様々な建物が対象となります。
ただし、一般的に非常にお金がかかるのです。
特に、文化財の改修となると多額の費用が掛かかります。
参考にある例のように、奈良県の大和郡山市の旧川本家住宅の耐震工事の費用は坪44万円で総費用は7800万円。面積は591uの木造3階建て。
こんな費用はとても個人レベルで出せるものではありません。
現実的にはきちんと収益が上がるような施設、ビジネスのオフィスなどでない限りはとてもではないが維持はできません。
もっとも企業がこうしたものを地域貢献などのかたちで耐震改修などを行い地域のために使われる施設とするために保有するのであれば、税制的なメリットがあるというシンプルな仕組みがあると良いように思う。
代表的な取り組みには島根県大田市の世界遺産のエリア内の石見銀山地区があります。
これは、中村ブレイスという地元の会社が文化財クラスの建物を会社や社長名などの個人で購入して再生をしている珍しい地区。
あえて普請道楽と呼ばせてもらうが、この石見銀山地区を訪れると度肝を抜かれると思います。
一企業でもまちに投資をすることでまちが変わるという好例。まさに地方創生。
大和郡山市でも同じような取り組みがなされることを地元企業に期待をしたい。
行政頼みではダメなのです。
(参考)
Yahoo!より、
大正期の遊郭建築、旧川本家住宅を「町家物語館」に新装 大和郡山で公開
1/17(水) 7:55配信 産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000051-san-l29
記事から、
大和郡山市にある大正時代の遊郭建築「旧川本家住宅」が耐震工事を終え、その歴史を後世に伝える「町家物語館」として生まれ変わった。すでに一般公開が始まっており、今後はイベントや市民活動の場・・・
市内の中心市街地、洞泉寺町周辺は、幕末ごろから遊郭として栄えた。大正後期以降は鉄道網の発達とともに大阪から訪れる客でにぎわい、売春防止法が施行された昭和33年まで18軒が立ち並んでいたという。現在は同館を含む9軒の遊郭建築が現存している。
 同館は大正13年に完成した大型の遊郭で、当時としては珍しい3階建ての木造建築。平成26年には、国の有形文化財に登録・・・
28年7月からは常時公開に向け、約7800万円をかけて耐震工事に入っていた・・・
建物の延べ床面積は約591平方メートル・・・
耐震工事の費用を計算すると 7800万円/591u=13万円/u=43.5万円/坪・・・
参考)リノベーション・エリアマネジメントによるまち育てリノベーション・エリアマネジメントによるまち育て
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_tk2_000071.html
http://www.mlit.go.jp/common/001206655.pdf ←マニュアルに事例として紹介されています。

地震対策として2階で寝るということを改めて考えてみます

2階で寝るということはどういうことかを改めて考えてみようと思います。
まず、地震対策として2階で寝るということを考えると何か問題がないか?ということで,
Googleで"2階で寝る"
を検索をしてみます。

・小さいお子さんがいる家庭の寝室について2階は良いのか?
ということが、まず、2階で寝るということの一つのハードルのようです。
一番の心配は2階への階段などから1階へ小さい子が転げ落ちるということのようです。ある意味ごもっとも。このための対策としては階段への廊下などに柵を設けるという方法はあるので、対処は可能なものです。
一般的に日本の住宅事情を考えれば2階に方が日当たりや通風では有利になるケースが多いため子供が小さい場合でも工夫次第かもしれません。
地震に対する安全性からはそうした心配がある期間、数年だけは1階に寝るということもあり得るかもしれません。何事も確率なので1階で寝る期間が短ければ短いほど安心とういことになります。
・1階と2階 どのタイミングで連れていくべきなのか?
また、子供も含めて2階で寝るということにしていても、1日のうちで何時から子供を2階に連れて行くのか?という悩みも大きいようです。日本ではほとんどの戸建住宅は木造2階建てです。階段があります。子供が寝る時間は大人よりは早いので、1階をリビングとしている場合は何時ごろに2階に子供を連れて行くのかということが課題になります。子供と一緒に母親も寝てしまうというのならば問題はないのですが。
ネットでの回答をみていると、一つは一緒に寝てしまうまでは1階で過ごすというパターンと、夜の8時ごろに2階に子供だけを連れて行く場合は、音声モニターをセットして監視をしておくというのが良いということのようです。納得できますね。
・赤ちゃんがいて、1軒家で寝室が2階以上にお住まいの方はどうしているか?
子供といってもやはり赤ちゃんというのが課題なのは共通しているようです。
戸建住宅というのは1階が台所とセットでリビング、LDKで、2階が寝室というパターンが多いように思います。水回りを2階に持っていくのはなかなか手間ですし、水漏れの心配があるということもありますのでこの間取りとなるケースが多いのです。
やはり、解決策は間取り通りに2階で寝かせつつ、モニターにより監視するということのようです。寝るまでの間については様々ですし、やはり一緒に寝るというパターンもあります。このあたりはそれぞれの生活パターンによるところも大きいように思います。何が良くて何が悪いということでもないでしょう。
・2階で寝ることのデメリット
これは耐震対策として2階で寝ようということを提唱しているサイトからですが、一般的に2階で寝ることのデメリットが挙げられています。
<参考>耐震.topより、
http://www.耐震.top/article/445153499.html
端的に、2階には階段で上がらなければならないというのが2階で寝ることのデメリットということですが、そもそも戸建のほとんどは木造2階建。平屋というのはちょっと贅沢すぎるのと、2階であれば見晴らしが良いということがあります。

以上が、Google検索で「2階で寝る」で検索をしてみて得られた知識を簡単にまとめてみたものです。
2階で寝るということでは、やはり小さいお子さんを持って、マンションやアパートのような2階の無いところから移って、さてどうしようと考える人が多いように感じます。
日本では家を買うのは子供が生まれたタイミング、子育てファミリーが買うものとだいたい相場が決まっていますから。
若い人がこうしたことを調べているため、Google検索の結果としてはさもありなんというところです。
耐震対策という話から言えば、若者はおおむね新築の家に住んでいるので耐震対策済みということになります。
また、”2階で寝る”といったキーワード検索は高齢者はしない、ということでもあり、高齢者に2階で寝るということを知ってもらうためには、別の観点から丁寧に調べなければならないと感じたところです。
併せて、子供や孫からおじいちゃん、おばあちゃんに、2階で寝ることを地震対策として薦めてもらうという工夫も必要だと感じたところです。

阪神・淡路大震災では下宿の1階で死にかけた

阪神・淡路大震災が1月17日だったために当時の体験が神戸新聞にはたくさん出てくる。
既に神戸の街などはほぼ復興しており、震災当時の面影はほとんど残っていないが、当時の体験で語られる中で、共通するのは、

古い木造
二階が一階にいて落ちてくる

だ。
あとは、震度7クラスでは身動き出来ず、揺れたと思ったら既に木造は崩れ落ちてきたということ。
木造家屋は危ないのだ。
対策はある。
一階では寝ないこと。
もちろんこのケースは一階下りる階段の途中に大地震にあったので、こういう不幸はあり得るのだが、確率的にはレアだ。
Yahoo!より、
下宿崩れ生き埋めから生還「死がすぐそこに」 淡路島の安楽さん初めて大震災追悼式に
1/17(水) 20:02配信
神戸新聞NEXT
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000017-kobenext-l28
これによれば、
長田区の古い一軒家に下宿していた。徹夜で試験勉強をしていて、2階から下りる途中で激震に遭う。崩れ落ちた1階に下半身が埋まり、一切の身動きがとれない…

2018年01月17日

耐震化は目標であって唯一の地震対策ではなく、二階に寝ることが第一の対策です

物事には優先順位というものがあります。
人生も一日一日、一瞬一瞬が判断の繰り返しです。
そうしたスピード感の中で耐震化のための診断、工事には一年はかかります。
確かに耐震改修をしてしまえば、以降は安心です。
だが、本当の地震に備えた対策は、ただ、二階に寝るようにすればよいだけなのです。
簡単!

参考
阪神・淡路大震災の語り部が語った「アパートの1階で、崩れた2階の下敷きになっていた」こそが真実です。
http://www.耐震.top/article/456261702.html

2018年01月16日

阪神・淡路大震災で警察署の中で唯一全壊をした兵庫署は4階建ての鉄筋コンクリート造で1階がぺしゃんこになって死者まで出した

阪神・淡路大震災で全壊をしてしまった唯一の警察署が兵庫署だ。
4階建ての鉄筋コンクリート造。
死者1名が出たのは1階・・・
これは木造住宅でも1階で寝ていた人の多くが亡くなったことと共通するところである。
この場合は警察署なので執務室や仮眠室が1階ということで住宅ではないのだが、やはり1階が層崩壊する可能性が高く、ぺしゃんこになってしまうと人は死ぬということだ。
もっとも警察署という性格ゆえ、10名が生き埋め状態になったなかでも住民の救出を優先したという事情もある。
警察署といった重要な建物の場合は耐震化や建て替えで大地震時にもびくともしない建物であることが求められるということだ。
基本的に職員の命が守れないような庁舎では、とても一般住民を助けることなどできない。
Yahoo!より、
「阪神・淡路」で倒壊した唯一の警察署 混乱克明に記した記録集が存在した
1/16(火) 5:48配信 神戸新聞NEXT
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000000-kobenext-l28
記事より、
署員10人が生き埋めになり、うち1人が犠牲になる中、混乱した署内の様子を克明に記し、「直下型地震に対する平素の備えが皆無に近かった」と総括・・・
兵庫署は全52警察署(当時)で唯一倒壊し、管内の死者は550人を超えた。4階建て庁舎の1階部分が押しつぶされ、拠点機能が一時喪失した。庁舎は1997年7月に建て替えられた・・・
当時、夜間態勢で出勤者が少ない中、生き埋めになった署員よりも住民救助を優先した・・・
というなかなか厳しい状況が明らかになったということだ。

参考)当時の建物の様子など
2018/1/16 05:50神戸新聞NEXT
庁舎倒壊で殉職 優しく、皆に慕われた当直職員
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201801/0010900795.shtml
記事より、
倒壊した兵庫署では当直で1階会計課にいた職員岡西久人(ひさと)さん=当時(31)=が亡くなった。・・・弟は顔に傷一つなく、眠っているようだった。署で受付勤務を終了後、残務整理をしている際に下敷きとなり、即死状態だった・・・
何かが天井から落ちてきたのだろうか?
また、
2018/1/16 05:50神戸新聞NEXT
当直生き埋め、通信手段喪失 その時署員は−
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201801/0010900789.shtml

被災者にも理解されていない阪神・淡路大震災の教訓、木造では命を守るために2階で寝よう!

残念ながら阪神・淡路大震災で妻を亡くした人でも、とても単純な地震対策に気が付かないようです。
この記事で紹介されている熊本の洋食店の店主さんは妻を阪神・淡路大震災で亡くしています。
その状況は、まず、神戸市東灘区の2階建てアパートの1階。
これは東灘区に多い古い木造の2階建てのアパートの1階に寝ていたということです。
そして、大地震により1階が押しつぶされて妻は圧死をしてしまったということなのです。
すなわち、
・古い木造住宅(アパート)
・1階で就寝
の2点が震災で命を失う原因なのです。たったこれだけのこと。
これを明確に認識していれば、阪神・淡路大震災から学ぶべき教訓は、1階で就寝はしない。2階で寝る、ということなのです。
なかなか古い木造住宅、ましてや借家のアパートの場合には耐震改修をといっても大家のすることであり住人にには何ともし難いのです。できることは1階の部屋から2階に移り住むこと。それしかないでしょう。
実家の熊本に帰ったというこの店主さんですが、大地震に備えて1階には絶対に寝ない、ということを教訓として実践してほしいものです。
阪神・淡路大震災で実際に被害を受けた人の言葉は響きます。
「地震で命を落とさないように2階で寝よう!」として、阪神・淡路大震災の本当の教訓を普及していただきたいものです。

参考)Yahoo!より、
<熊本の洋食店>止まった時計は亡妻 阪神大震災の記憶伝え
1/15(月) 7:00配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00000006-mai-soci
記事より、
杉水満さん(71)は、23年前の1月17日午前5時46分に起きた阪神大震災で妻を亡くした・・・
神戸市東灘区の2階建てアパートで暮らした・・・
1995年1月16日夜、小説好きのミチ子さんは遅くまで本を読んでいた。杉水さんは別の部屋で眠った。翌17日早朝に襲ったすさまじい揺れ。アパートは倒壊し、夫婦がいた1階を押しつぶした。「痛い、痛い」。かすかにミチ子さんの声が聞こえた。がれきの中からはい出てミチ子さんを手探りで捜した。約2時間後、冷たくなった妻の足が手に触れた・・・

参考)
2階で寝よう!(Let’s sleep upstairs!)無料の地震対策は二階で寝ることです。<耐震.top>
http://www.耐震.top/
阪神・淡路大震災以降、耐震診断や耐震改修という言葉が一般的になってきていますが実際に耐震診断や耐震改修をする人はごくわずかです。命を守るためには木造住宅の2階に寝るという無料で今すぐできることに取り組むことが大切です。

2018年01月15日

木造禁止の歴史はある意味とても合理的な話です。

木造住宅は一時期禁止されたことがありました。
漫画「美味しんぼ」でも話題になった、日本建築学会による木造禁止。
ここに木造の問題が明確に表れている。
参考)「木造禁止」を含む日本建築学会の「建築防災に関する決議」(1959年)について
2010年7月 日本建築学会
https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2010/20100726-1.htm
これは、漫画「美味しんぼ」で日本の家屋で国産の木材を使う率は恐ろしく低い理由のひとつとして、日本の建築学会が1959年に木造建築を否定したからと触れたことに対しての反論の文章です。
そもそも「木造禁止」は実際に1959年になされたもの。
背景としては、1959年9月の伊勢湾台風による甚大な被害を踏まえて、火災、風水害防止のため「木造禁止」の決議がされたものであり、
防火、耐風水害のための木造禁止
と明確に書かれている。
これは、「防火、台風水害のため」とあるように、伊勢湾台風などの被害を受けることが予想される危険な区域での話であり、一般的に木造禁止をしたという訳ではないというのが、日本建築学会の説明です。
しかし、そのことは、防火、台風水害に耐えるためには、やはり木造という構造では無理があるということを示していることは間違いありません。
さらに、日本建築学会の取り組みとして、
1.木造建築物における防災上の監督指導の強化
 木造建築物は従来他の構造に比べて構造強度上の監督指導がなおざりにされている状況にあったが、今回の災害においても風害・水害をうけた建物が多く見られた。これについては建築基準法の励行をはかると共に筋かい、継手・仕口等の構造細部については、日本建築学会建築工事標準仕様書(JASS 11)によって施工を行うようにしたい。
といったことを伊勢湾台風前から取り組んで来たということでもあり、このことは、
・木造建築物は他の構造に比べて構造強度上の監督指導が不十分
 =木造建築物は他の構造に比べて構造的には問題があるものが多い
・伊勢湾台風クラスの災害では、風害・水害を受けた木造建築物が多かった
ということであり、災害に強かった、強い建物とは木造建築物は言えない状況にあることから、簡単明瞭な、木造禁止という言葉に集約されたと言えるでしょう。
実際、昭和40年代においては、鉄筋コンクリートの家と言うのは新しく、あこがれの家であったのであり、昔から作られ続けた木造住宅よりも、これからは風水害でも流されず、丈夫で火災にも強い、災害に強い鉄筋コンクリートの住宅が望まれたというのが当時の状況です。
やはり怖いのは大火。
大火があるとこれに耐えられない木造建築物は禁止されてしまうのはある意味しかたのないことでしょう。
タグ:火災

木造住宅は時代遅れ

木造住宅が戸建てでは当たり前ということではなかったということを御存知でしょうか?
実は昭和四十年代は大火が流行っていたこともあり、木造住宅は禁止という流れもあったのです。
特に北海道などは長らく木造住宅の建築を禁止し、コンクリートブロック造の住宅が数多く建設されていた時代があります。
ポイントは燃えないこと。
木造住宅の最大の弱点はやはり燃えてしまうということなのです。
これは糸魚川の大火でも証明されてしまいました。
やはり、木造は燃える。当たり前のことです。

また、木造がいかに地震に対して弱いのかは、以下の
過去の被害地震から学ぶ建物の耐震化
工学院大学・建築学部・まちづくり学科 久田嘉章
東京都主催 耐震フォーラム 2014年9月2日
http://kouzou.cc.kogakuin.ac.jp/urban-resilience_1/pdf/%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6%E5%BB%BA%E7%89%A9%E3%81%AE%E8%80%90%E9%9C%87%E5%8C%96.pdf
47ページ
被害推定に用いる震度と建物の全壊率
を見れば明らかです。

2018年01月14日

消えていく震災の爪痕と教訓

東日本大震災において大被害を受けた、岩手県の陸前高田市。
その海岸沿いに唯一残った、命の一本松も何とか形だけでも残すということがなされたところだが、ガソリンスタンドの看板は移転に伴い残すという訳にはいかないようだ。
15.1mまで津波の高さがあったということが一目瞭然に分かる看板だ。
これが無くなってしまうという。
代わりに何かスマートな塔【簡素なものでいい)でも建てればどうかとも思うところ。
人間、都合の悪いことは忘れたいため、忘れてしまうもの。
毎日、何か記憶を呼び戻すような切っ掛けとなるものは沢山あったほうがいいだろう。
東日本大震災の地震津波被害の特徴は、陸前高田市のようにリアス式海岸のエリアは水位が非常に高くなったということ。
これにより、木造住宅はもちろんのこと、鉄筋コンクリートの建物も浮いて倒れたというのが陸前高田市と同じくリアス式海岸の女川市のケースだった。20mや30mというような高さまで海面が津波という形で上がってしまうと浮力がかかって杭を引っこ抜いて倒れてしまった鉄筋コンクリートの比較的小規模な建物があって騒がれた。
しかし、その原因はあまりにも水位が高かったための浮力によるものであり、大地震という地震の力のによるものではないだろう。
その証拠に、ある程度規模の大きな鉄筋コンクリートの建物である市営住宅や病院などは元の姿のままに残っていたのだから。
圧倒的に津波に無力だったのは木造住宅であったことは間違いない。
実際に、仙台市では海岸沿いの鉄筋コンクリートの住宅は津波後も改修をして住み続けて、1階を喫茶室として営業をしたというケースもあったほど。
ほとんどの木造住宅が流されたり、壁がほとんどなくなっているなかで、津波が来る前のままの姿をほぼ留めていたのが鉄筋コンクリートの戸建住宅だった。
これらをきちんと理解すれば、いかに木造住宅というものが津波災害に対して無力であるかという教訓が導けるはずだ。
参考)
Yahoo!より、
「15・1M」津波の高さ伝える看板、撤去へ
1/13(土) 17:28配信 読売新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180113-00050064-yom-soci

地震で命を落とすのは古い木造住宅、木造アパートしかないことを知って欲しい

地震、雷、火事、おやじということで、怖いものの例として真っ先に挙げられる地震。
世界的にも地震の巣と呼ばれる日本において、地震が最初に来るところは日本の特徴をよく表していると思います。
さて、このブログでは地震対策ということをまとめていきます。
地震対策なのに、なぜ、木造住宅の耐震化を促進する?のかというのは極めて明快で、
「地震で命を落とすのは古い木造住宅や木造アパートのみ」
という現実があまり常識とされていないからです。
木造住宅、木造アパートさえ耐震化すれば、大地震における直接的な死を免れることができるのです。
地震では建物が全壊する、ということで、建物として大雑把に捕えられることが多いのですが、こと、生死にかかわるという意味では、古い木造住宅や木造アパートでしか、人は死なないのです。
このことは、首都直下地震や南海トラフ地震での被害想定においても明確な前提として置かれているのですが、地震に対して耐震化を促進しましょうという場合には、学校やマンションまでも耐震化の対象として取り上げらえてしまい、また、鉄筋コンクリートのホテルまでも耐震化を進める必要がある、なんてことになってしまうのです。
確かに、多くの建物の耐震化を進めることは地震で被害が少なくなるということに貢献することは間違いありません。
しかし、死ぬ、といことに限れば、学校もホテルも市役所や公共施設などの耐震化はほぼ関係ないのです。
一番最近の大地震の熊本地震でも、地震で直接亡くなった方は古くて耐震性の低い木造住宅、木造アパートだったのです。
これが現実。
さらに、もう一点。死んだ人のほとんどはこうした古い木造住宅、木造アパートの1階に寝ていた人たちということです。
地震災害を考えるときに、死ぬということは、

・古い木造住宅やアパート
・1階に寝る

という、極めて単純なこの二つの条件が重なって死んでしまうということなのです。
これが本来、熊本地震での教訓というべきもので、大地震の際に命を守りたいというためには極めて重要なポイントなのです。
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