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2018年01月14日

消えていく震災の爪痕と教訓

東日本大震災において大被害を受けた、岩手県の陸前高田市。
その海岸沿いに唯一残った、命の一本松も何とか形だけでも残すということがなされたところだが、ガソリンスタンドの看板は移転に伴い残すという訳にはいかないようだ。
15.1mまで津波の高さがあったということが一目瞭然に分かる看板だ。
これが無くなってしまうという。
代わりに何かスマートな塔【簡素なものでいい)でも建てればどうかとも思うところ。
人間、都合の悪いことは忘れたいため、忘れてしまうもの。
毎日、何か記憶を呼び戻すような切っ掛けとなるものは沢山あったほうがいいだろう。
東日本大震災の地震津波被害の特徴は、陸前高田市のようにリアス式海岸のエリアは水位が非常に高くなったということ。
これにより、木造住宅はもちろんのこと、鉄筋コンクリートの建物も浮いて倒れたというのが陸前高田市と同じくリアス式海岸の女川市のケースだった。20mや30mというような高さまで海面が津波という形で上がってしまうと浮力がかかって杭を引っこ抜いて倒れてしまった鉄筋コンクリートの比較的小規模な建物があって騒がれた。
しかし、その原因はあまりにも水位が高かったための浮力によるものであり、大地震という地震の力のによるものではないだろう。
その証拠に、ある程度規模の大きな鉄筋コンクリートの建物である市営住宅や病院などは元の姿のままに残っていたのだから。
圧倒的に津波に無力だったのは木造住宅であったことは間違いない。
実際に、仙台市では海岸沿いの鉄筋コンクリートの住宅は津波後も改修をして住み続けて、1階を喫茶室として営業をしたというケースもあったほど。
ほとんどの木造住宅が流されたり、壁がほとんどなくなっているなかで、津波が来る前のままの姿をほぼ留めていたのが鉄筋コンクリートの戸建住宅だった。
これらをきちんと理解すれば、いかに木造住宅というものが津波災害に対して無力であるかという教訓が導けるはずだ。
参考)
Yahoo!より、
「15・1M」津波の高さ伝える看板、撤去へ
1/13(土) 17:28配信 読売新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180113-00050064-yom-soci
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