2018年11月09日
十三勢の構図
十三勢の構図
十三勢套路の構図は太極図であるが、この太極図は大きく二つの部分に分かれている。
「母体部分」と「方円合一図」である。
( 1 ) 母体部分
母体部分は「 攬雀尾 」(ランチュウウェイ)
十三勢は人体を太極とし、
両手或いは両足を陰・陽とする。
攬雀尾の第一の動作 左堋勢
左手足が陽、右手足が陰により、
太極の両義を表している。
( 2 )方円合一図
核心は先天八卦図と四象からなる。
真ん中の陰陽魚は人体で、陰陽魚の頭と尾は四象。
周りの八卦図は先天八卦図で動作により創られる。
十三勢套路の中では先天八卦図を
乾卦から巽卦まで完成させるようになっている。
具体的に言うと、
乾 → 兌 → 離 → 震 → 坤 → 艮 → 坎 → 巽
(南) (南東) (東) (北東) (北) (北西) (西) (南西)
という順番で套路を行う。
十三勢套路の先天八卦の構図は運動の方向、
つまり「方位」を意味する。
最外殻の八卦図は後天八卦図といって、
先天八卦の隣り合う二つの卦の間
に配置されているので、
十三勢套路の中では「門」という。
後天八卦は八門ともいい、
実際の動作ではなく、意念である。
![太極図.jpg](/taijiprocess/file/E5A4AAE6A5B5E59BB3.jpg)
( 3 ) 四象
四象とは陰陽魚中央の
老陽、老陰、少陽、少陰を意味する。
老陽は陽+陽、
老陰は陰+陰、
少陽は陽+陰、
少陰は陰+陽、
により構成される。
したがって、四象は易の理論から言うと、
その数字は 8で、実際の十三勢套路の中の四象は
次のようになっている。
☆老陽
第一の玉女穿梭(イニイチュアンスオ)と
第二の白鶴亮翅 (バイフーリャンチィ)
★老陰
第二の玉女穿梭(イニイチュアンスオ)と
翻身二起
◯少陽
第三の玉女穿梭(イニイチュアンスオ)と
第三の白鶴亮翅 (バイフーリャンチィ)
●少陰
第四の玉女穿梭(イニイチュアンスオ)と
上歩七星
☆ ☰ ☱ ☲ ☳ ☷ ☶ ☵ ☴ ☰ ☱ ☲ ☳ ☷ ☶ ☵ ☴ ☆
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8280549
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック