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2021年02月04日

電気の計算、電力を忘れるな!<その2>

こんにちは、YOSHIOです。
今回はオームの法則編の8回目、熱量・電力量の計算です。
主に電力の計算問題と、
新たにチェックすべきことを加えて
まとめていきます。

そして、今回でオームの法則の基本は
ラスト
となります。
あと少し頑張っていきましょうね。



では、新たなに覚えることは3つです。
例を交えながら、進めます。

ビーカーに水を入れて、
電熱線で温めたとします。
今回は、ガスバーナーやIHクッキングヒーター
ではなく、
直接電気の力で温める方法です。


・熱量と公式
電気の働きによる熱エネルギーを、
熱量といいます。
単位はJ(読み方:ジュール)です。

電力と同じく熱量にも公式があり、

熱量J=電力W × 時間(秒)

です。


・電力量と公式:その1
熱量とは別に電力量というものがあります。
電力量とは、一定時間で消費する電力のことです。
この電力量も公式があります。

電力量J=電力W × 時間(秒)

…お気づきかもしれませんが、
熱量と単位も公式も同じです。
言葉だけに注意してまとめて覚えた方が
速いかもしれません。


・電力量と公式:その2
電力量には、もう1つ公式があります。

電力量Wh=電力W × 時間(時間)

上の公式と少し変わったことに気づきましたか?
時間の単位が変わると、
電力量の単位も変わります

問題文章をよく読むことで、
公式を使い分ける場面に出くわします。



では、実際にいくつか例題を使ってみます。

例)60Wの電球を2時間点灯させた時の
熱量は何Jか?


注目は、求める単位です。
「熱量は何なので、

熱量J=電力W × 時間(秒)


より、時間単位を秒に変えましょう
2時間=7200秒より、
熱量J=60W×7200秒
   =432000J




例)60Wの電球を2時間点灯させた時の
電力量は何Whか?


注目は、求める単位なので、
「電力量は何Wh」とあれば、
時間単位は変えずに計算しましょう。

電力量Wh=電力W × 時間(時間)

より、
電力量Wh=60W×2時間
     =120Wh



よく似た問題なのに、
求める単位が違うだけで、
使う公式や考え方が違ってきます

最後までよく問題を読むことで、
カバーできますからね。



では、熱量・電力量の計算のポイントは4つ。
@ 公式:熱量J=電力W×時間(秒)
A 公式:電力量J=電力W×時間(秒)
B 公式:電力量Wh=電力W×時間(時間)
C 攻略のヒント:求める単位で区別すること


そこまで複雑な計算ではありませんが、
文末や求める単位を見落とすと、
使う公式や考え方までミスします

電力の計算に限らず、
最後までよく問題を読む、
それだけでミスはカバー
できますからね。


遅くなりましたが、
長丁場、オームの法則編にお付き合いくださり、
本当にお疲れさまでした!!
それと、1月中は、
ブログの更新頻度が減ってしまい、
待って頂いていた皆様には、
本当にごめんなさい。。。


いったんブレイクを挟んで、
復活させていきます。
ただ、解説動画を作製する場合は、
少し遅くなる
ことだけ、
ご了承くだされば嬉しいです。

最後まで問題を読む習慣をつけて、
熱量・電力量の計算、頑張ってみませんか?



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YOSHIO
15年近く塾などで勉強を教えてきて身に付けたことを、 ブログを通して伝えられたらと思い、投稿を始めてみました。 主に苦手な子が多い中学理科を基本から分かりやすく、ポイントを伝えていけるよう勧めていきたいと思っています。
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