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2021年12月18日

桃太郎の話を鬼の側から見てみた!歴史は勝者目線でしか語られない!

皆さんは「桃太郎」という昔話を聞いたことがありますか?日本人ならほとんどの人が聞いたことや本で読んだことがあるでしょう。簡単に説明すると、鬼の粗暴な行いに対して桃太郎が悪い鬼を退治に行く、という話です。有名なのが鬼退治に連れて行ったのは、サル・イヌ・キジだったというところでしょうね。

子供たちに聞かせる物語としては別に問題のないお話です。でもこの話、架空の話ではないのですよね。鬼も存在しますし、サル・イヌ・キジも実際にいたんですよ。もちろん、鬼・サル・イヌ・キジは人間ですけどね。

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桃太郎に退治された鬼って誰?


鬼といえば架空の生き物です。しかし、桃太郎のお話に登場する鬼は実際にいた鬼です。この鬼は「温羅一族」のことです。温羅一族とは、現在の朝鮮半島に百済という国があった時代の王の一族です。その百済で戦が起こり、百済の王だった温羅とその一族は戦に敗れ国を追われます。その後、異教の地である日本の吉備路地方に流れ着きました。

吉備路とは、現在の岡山県の岡山市北西部から総社市にかけての一帯の総称です。その地に居ついた温羅一族は、優れた製塩、製鉄技術を持っていました。吉備の人たちは、温羅一族の技術で豊かになり、軍事的にも力の強い国となっていきます。温羅一族のおかげで、吉備は強い王国となっていったのです。そして地元の娘を娶った百済の王子は吉備王国の首領となったのです。

異国の王子温羅は、民衆から「吉備冠者」と呼ばれとても親しまれていたという事です。これを読んで、民衆を困らせていた鬼は一回も出てきませんよね。真実は勝者側から見ただけでは、知ることが出来ないという事でしょう。

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発見された鬼ノ城


岡山県には、鬼が住んでいたと云われていた伝説の山がありました。ある日、その山が山火事になり、うっそうと茂っていた木々が焼失してしまいます。すると、そこから石垣が発見されたのです。これ、そんな昔の話ではないようですよ。

その石垣を調査した結果、大和時代の朝鮮式山城址であることが判明しました。城自体はすでに消失していて残っているのは全長2.8Kmの城壁です。東西南北に城門と6つの水門があり、他には角楼・食料貯蔵庫跡・のろし台・水汲み場の跡も発見されています。これらは、標高400ⅿの鬼城山に築かれたものです。
現在は観光地となっているので、興味のある方は行ってみるといいでしょう。

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桃太郎は何故温羅を退治したのか?


温羅は悪いこともしていませんし、吉備国の人たちにも親しまれていました。なのに何故、桃太郎に倒されなくてはいけなかったのでしょう。すべては大和朝廷の命令だったからです。大和朝廷は異国から来た温羅一族の力が強大になることを恐れたのです。

このままにしておけば、いつか大和朝廷の禍になると考えたのでしょう。この時代、力あるものがその国を治めていた時代です。温羅自身も生まれ故郷で、戦に敗れ逃げ延びた人物です。戦に負ければすべてを失ってしまうような時代でした。大和朝廷の目的は全国平定でしたから、温羅の住む吉備王国は邪魔な存在だったのですね。

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桃太郎の正体と家来の正体


桃太郎は桃から生まれたというのは、おとぎ話の世界で、実際の桃太郎は吉備津彦命「きびつひこのみこと」と言います。大和朝廷の命令に従い温羅一族を征伐に行きます。もちろん人間ですよ。吉備津彦命の家来も実は人間です。

サルは猿飼部楽々森彦命「さるかいべのささきもりひこのみこと」・キジは鳥飼部留玉臣「とりかいべのとめたまおみ」・イヌは犬飼部犬飼健命「いぬかいべのいぬかいたけるのみこと」と言います。この家来を伴って温羅を征伐に行ったのです。

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ちなみに【きびだんご】は、吉備の温羅を倒した褒美に約束した吉備の土地のことだと云われています。武将が戦に勝った時の褒美って大体は土地ですよね。

温羅を亡くした吉備の人々


大和朝廷の吉備津彦命 対 吉備王国の温羅の戦いは一進一退、五分五分だったようです。しかし、温羅の左目に弓矢が刺さったことで大和側が優勢になっていきます。ついには温羅は捕らえられ、首を斬られてしまうのです。温羅の死を悲しんだ民衆が後世に伝えたのは、温羅を英雄とたたえる「温羅伝説」という事です。

歴史の真実は、このように民話や信仰となり伝えられていることが多いようですね。公にすると命を狙われかねませんからね。私たちが知る表向きの歴史だけでは、本当の真実は見えてこないといったところでしょうか。

死して唸り続ける温羅の首


吉備津彦は民衆への見せしめに、温羅の首をはね、その首をさらしました。すると、温羅の首は唸りだしたのです。何年にもわたって唸り続ける温羅の首を見て、民衆は嘆き悲しみます。吉備津彦はその首を家来の犬飼に命じて犬に食わせてしまいます。しかし、どくろだけになっても温羅の唸り声はやみません。

それをみて恐ろしくなった吉備津彦は吉備津神社御釜殿のかまどの下に埋葬します。それでも温羅の声が止むことがありません。13年の間温羅は唸り続けたと云います。

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ある夜のこと、吉備津彦の夢枕に温羅が立ちました。温羅曰く「我妻、阿曽媛に釜殿の御饌を炊がしめよ。もし世の中に事あればかまどの前に参りたまえ。幸あらば豊かに鳴り、災いあらば荒らかに鳴ろう。お前が世を捨てて後は霊神と現れたまえ。われは一の使者となって四民に賞罰を加えん。」

吉備津彦が夢のお告げのようにすると、温羅の唸りは収まりました。その後、釜占いが始まったと云われています。このような鳴釜神事は吉備津神社以外の神社でも行われていますが、吉備津神社が始まりといわれています。

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