2022年04月24日
sorajiroの介護 試験や実践に役立つ老化の理解「呼吸器の疾患」
おはようございます!
昨日は夏みたいに暑かったですが、皆さんバテテないでしょうか?
今日は小雨が一日降るそうで、肌寒い気温の変化が激しすぎて身体が付いていけないです
それと、嫌なニュースが舞い込んできました。北海道の知床沖の観光船。まだ見つからないのでしょうか?私には関係ないことなんですが、お子さんもいたとのことで、本当に本当に見つかってほしいです。北海道、気温も低いそうなので、どうかご無事でありますように。
さて、今回は呼吸器の疾患についてです。
1.肺炎・誤嚥性肺炎
肺炎とは、さまざまな病原菌の感染によって肺に炎症が起こった状態をいいます。肺炎による死亡数は多く、2018(平成30)年では死因の第5位となっています。
高齢者の肺炎には典型的な肺炎の症状が出ないことがしばしばあります。特に高熱が出ないこおも多くみられます。また、食欲不振、全身の倦怠感など、非特異的な初発症状が多く、肺炎と気づきにくい場合があります。初期には呼吸数の増加、呼吸パターンの変化が見られ、せん妄、傾眠傾向など、精神・神経症状が目立つことがあります。意識障害やショックなど、症状の急変がみられる場合や、基礎疾患の増悪や肺炎以外の症状が主となる場合があります。
誤嚥性肺炎とは、高齢者に多い誤嚥(飲食物の一部が気道に入る)によって肺炎をおこすものです。誤嚥性肺炎による死亡数は多く、2018年では死因の第7位となっています。飲食物以外にも嘔吐物や口腔内あるいは咽頭の病原菌を含む分泌物(痰や唾液)を少しずつ繰り返し誤嚥し続けることが原因になることもあります。そのため、口腔ケアにより口腔内を清潔に保つことが重要となります。
2.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
肺の換気機能が低下する疾患のうち、慢性気管支炎と肺気腫(急性・可逆性の気道閉塞を主症状とする気管支喘息を除く)を総称して慢性閉塞性肺疾患といいます。高齢者に多い疾患で、大量の痰、運動時の呼吸困難が主症状です。
@慢性気管支炎・・・原因不明の咳と痰が長期間続くもの。ほとんどの場合は肺気腫を伴っている。発症には喫煙が大きく関係している。
A肺気腫・・・肺胞の壁が長い年月をかけて壊れていく疾患。主な原因は喫煙で、高齢者で長く喫煙をしてきた人に見られる。十分な呼吸が行えず身体を動かしたときに息切れが生じる。
3.肺がん
発生場所が肺の場合は原発性肺がん、多臓器から肺に転移したものを転移性肺腫瘍とよびます。主な原因は喫煙です。肺がん特有の症状はなく、咳、喘鳴(ぜんめい)、血痰、胸痛など、呼吸器疾患の一般的な症状がみられます。肺がんによる死亡数は多く、2018年では部位別にみた悪性新生物死亡数において男性の第1位となっています。
問題 確認しよう!
★慢性気管支炎と肺気腫(急性・可逆性の気道閉塞を主症状とする気管支喘息を除く)を総称して何とよぶ?・・・A
★肺がんの主な原因は何?・・・B
私の職場の患者さんで口の中に唾をため込む方がいたりします。その唾液が気管支に入ってしまうと誤嚥性肺炎になってしまう可能性があるのでやはり口腔ケアは大切になりますね。
答え A・・・慢性閉塞性肺疾患
B・・・喫煙
昨日は夏みたいに暑かったですが、皆さんバテテないでしょうか?
今日は小雨が一日降るそうで、肌寒い気温の変化が激しすぎて身体が付いていけないです
それと、嫌なニュースが舞い込んできました。北海道の知床沖の観光船。まだ見つからないのでしょうか?私には関係ないことなんですが、お子さんもいたとのことで、本当に本当に見つかってほしいです。北海道、気温も低いそうなので、どうかご無事でありますように。
価格:2,390円 |
さて、今回は呼吸器の疾患についてです。
1.肺炎・誤嚥性肺炎
肺炎とは、さまざまな病原菌の感染によって肺に炎症が起こった状態をいいます。肺炎による死亡数は多く、2018(平成30)年では死因の第5位となっています。
高齢者の肺炎には典型的な肺炎の症状が出ないことがしばしばあります。特に高熱が出ないこおも多くみられます。また、食欲不振、全身の倦怠感など、非特異的な初発症状が多く、肺炎と気づきにくい場合があります。初期には呼吸数の増加、呼吸パターンの変化が見られ、せん妄、傾眠傾向など、精神・神経症状が目立つことがあります。意識障害やショックなど、症状の急変がみられる場合や、基礎疾患の増悪や肺炎以外の症状が主となる場合があります。
誤嚥性肺炎とは、高齢者に多い誤嚥(飲食物の一部が気道に入る)によって肺炎をおこすものです。誤嚥性肺炎による死亡数は多く、2018年では死因の第7位となっています。飲食物以外にも嘔吐物や口腔内あるいは咽頭の病原菌を含む分泌物(痰や唾液)を少しずつ繰り返し誤嚥し続けることが原因になることもあります。そのため、口腔ケアにより口腔内を清潔に保つことが重要となります。
2.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
肺の換気機能が低下する疾患のうち、慢性気管支炎と肺気腫(急性・可逆性の気道閉塞を主症状とする気管支喘息を除く)を総称して慢性閉塞性肺疾患といいます。高齢者に多い疾患で、大量の痰、運動時の呼吸困難が主症状です。
@慢性気管支炎・・・原因不明の咳と痰が長期間続くもの。ほとんどの場合は肺気腫を伴っている。発症には喫煙が大きく関係している。
A肺気腫・・・肺胞の壁が長い年月をかけて壊れていく疾患。主な原因は喫煙で、高齢者で長く喫煙をしてきた人に見られる。十分な呼吸が行えず身体を動かしたときに息切れが生じる。
3.肺がん
発生場所が肺の場合は原発性肺がん、多臓器から肺に転移したものを転移性肺腫瘍とよびます。主な原因は喫煙です。肺がん特有の症状はなく、咳、喘鳴(ぜんめい)、血痰、胸痛など、呼吸器疾患の一般的な症状がみられます。肺がんによる死亡数は多く、2018年では部位別にみた悪性新生物死亡数において男性の第1位となっています。
問題 確認しよう!
★慢性気管支炎と肺気腫(急性・可逆性の気道閉塞を主症状とする気管支喘息を除く)を総称して何とよぶ?・・・A
★肺がんの主な原因は何?・・・B
私の職場の患者さんで口の中に唾をため込む方がいたりします。その唾液が気管支に入ってしまうと誤嚥性肺炎になってしまう可能性があるのでやはり口腔ケアは大切になりますね。
答え A・・・慢性閉塞性肺疾患
B・・・喫煙
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