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posted by fanblog

2022年09月29日

終末期の介護 知っておきたい知識と心構え







こんにちは!

 皆さんは、介護を身近に感じていますか?介護なんて私には無関係と思っていませんか?

 実は、私も子育てを終えて初めて介護と向き合うことになり、本当に介護の知識の大切さをしみじみ感じております。


 私の母は、アルツハイマー型認知症で胃癌を患っております。


 まさか!母が認知症になるなんて!って思っていました。

 ですが、

 認知症は、もはや国民病といっていいくらい歳をとれば認知機能が衰えますので必ず家族の支えが必要になります。

 そうです。

 誰でも介護は必要なんですね。

 全くの無知から介護職につき一から介護を学びました。そして、終末期の介護の大切さを学びました。

 皆さんにもこれから訪れるであろう、介護。そして終末期の介護を頭の片隅にでも置いておいていただくと必ず、役に立つことがあると思うので、最期までお付き合いください





終末期の介護
1.終末期における介護の意義と目的


◆終末期のケアとは
 終末期(ターミナル期)とは、現代の医療技術をもってしても回復の見込みがなく、数週間前から数か月のうちに死が訪れるであろうと予想されてから亡くなるまでの期間をいいます。終末期にある人を対象として行われるケアのことを終末期ケア、またはターミナルケアといいます。

 終末期ケアでは、基本的に疾患そのものへの治療は行わず、利用者の価値観や自己決定を尊重しながら緩和ケアを中心にした援助をを行い、QOLの向上を目指します。


◆終末期ケアにおけるチームアプローチ
 終末期の利用者に対する全人的(人間を、身体・心理・社会的立場などあらゆる角度から総合的にとらえること)な援助を行うため、終末期ケアでは様々な分野の専門家などが1つのチームを組んで対応します。チームアプローチで重要なのは、チームメンバー全員が共通したケアの考え方をもち、最新の利用者情報を共有していることです。そのためには定期的なチームミーティングやケースカンファレンスを開催して意見の交換や意思統一を行い、チームの質を高めることが大切となっています。




2.終末期における基本的な介護


◆事前の意思確認
 終末期ケアにおいても、利用者や家族の意思を尊重することが大切です。終末期の過ごし方について利用者や家族と十分に話し合い、利用者が家族と共に満足のいく最期を迎えられるようにしてしていきます。

 意思確認する際は、利用者の年齢にかかわらず、事前に意思確認を行います。また、利用者が決定、合意した内容は書面にまとめておきます。

 医療処置の範囲に関する説明は医療職が行います。

◆終末期における日常生活の援助
1.身体的側面での援助
 終末期ケアでは、医療職と連携を図りながら、できる限り身体的苦痛をコントロールし、最期まで利用者が望む生活を送ることができるよう援助していきます。

2.精神的側面での援助
 介護職は、利用者とコミュニケーションを図る中で複雑な胸の内を察し、共感的な姿勢で傾聴に勤め、できる限り穏やかな気持ちで最期を迎えられるように援助します。
 日常生活における援助では、食事はできるだけ本人の希望を取り入れ、食欲増進と栄養補給に配慮する。

 手を握る、身体をさするなどのスキンシップを行い、疼痛や不安の緩和を図るように配慮する。



終末期 危篤時の介護


 危篤時の対応は、主に医師や看護師などの医療職が中心となって行いますが、介護職は、利用者が望む最期を迎えられるよう援助するために、次のような点に留意します。

■危篤時の介護の留意点
 〇利用者にとって安楽な体位を保持し、呼吸が楽になるよう枕などの位置を工夫する
 〇義歯を装着している場合は窒息予防のために外す
 〇清潔保持の方法は医師と相談し、利用者の希望を叶えるよう配慮する(定期の入浴は行わない)
 〇死を迎える場の室温や明るさなどに気を配る
 〇できるだけ利用者の意識をはっきりしているうちに、親しい人や親戚、知人との面会の機会をもてるように配慮する
 〇不用意な発言は慎み、死の間際まで優しく言葉をかけ続け、利用者の不安を取り除くよう努める
 〇容態が急変する可能性もあるため、夜間の巡回など利用者や家族が安心して過ごせるような支援は積極的に行う







3.終末期 家族への支援


■家族への援助
 終末期における介護では、利用者本人だけでなく、その家族も、身近な人を失うことへの不安、悲しみ、憤りを感じているということを忘れてはなりません。介護職は、家族の精神的負担だけでなく、介護量の増加による身体的負担の軽減に努めます。

 ともに過ごした過去への執着、共に生きるはずだった未来への絶望感などを抱えながら、必死で生活している家族の心情を受け止め、利用者と家族の双方が悔いを残すことなく死を迎えられるよう援助します。


■遺族への援助
 利用者本人の人生は死によって終止符が打たれますが、身近な人を失った遺族の悲しみは利用者が亡くなった後も続きます。故人を偲び悲観することは自然なことですが、中に深い喪失感により鬱病wなどの精神疾患を引き起こしてしまうこともあります。故人を巡る共通の思い出をもつ介護職は、遺族に悲しみを共有しているということを伝え、遺族が立ち直っていく過程を精神的に支えていくグリーフケアを行うことが大切です。



枯れ葉グリーフケア
 グリーフとは「悲観」という意味。利用者が亡くなった後も遺族を支え、遺族が悲しみを乗り越えて新たな生活を乗り越えて新たな生活を送ることができるように支援すること。ビリーブメントケアともいう。

枯れ葉死後のケア(エンゼルケア)
 死後硬直が現れる前の1〜2時間の間に、看護師を中心に、介護職も連携して死後のケアを行う。死装束(着物)を左前合わせにしたり、帯紐を縦結びにしたりする。義歯を使用している場合は装着する、



以上、終末期の介護でした。
本日は最後までご覧いただきありがとうございました。






posted by sorajiro at 06:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 介護
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こんにちは。私は3人の子育てが終わりこれから自分の時間を満喫するというときに母がアルツハイマー型認知症になりました。介護というものを全く知らなかった私は介護の仕事をした方が勉強になると思い50代で介護職へ転職を致しました。この経験から皆様に介護にこれから携わる方へなにか為になる記事を記していきたいと思います。
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