2022年09月02日
介護保険サービス3種 介護保険で受けられるサービスの色々
こんにちは!
介護保険、うまく利用していますか?
介護保険サービスには大きく7つに分けることができます。これらのサービスを要介護者などの状況に合わせ、適切に選択し、組み合わせることが、介護保険の賢い利用方法です。
ケアマネジメントサービス
居宅介護支援(要介護1〜5)介護サービス利用の水先案内人!
◆公正中立な立場でケアプランを作成し、連絡調整を行う
◆基本的に利用者負担金なし
サービスの特徴
●面接、情報収集などを経てケアプラン作成、連絡調整、打ち合わせなど
介護サービス等の利用時に、利用者、家族、医療機関、行政などから情報収集を行い、サービス利用の目的などを記入したケアプランの作成を支援します。
また公正中立な立場でサービス事業者との打ち合わせや、ケアプラン実行後の振り返りの為の訪問などを行います。
ベテランケアマネージャーを配置し、24時間の電話対応を行ったり、対応困難な人を積極的に受け入れたりする事業所もあります。
おもに利用できる人
●家族介護で介護保険を利用したい人
自分でケアプランを作成できなかったり、介護保険制度の理解や介護サービス等との連絡調整などが難しい人が利用できます。
ただし、ケアマネージャーの受け持ち件数には基準があるため、長期入院時や受け持ち数が多い場合には断られることもあります。
また、小規模多機能型居宅介護を利用する際にはケアマネージャーは自動的にその施設専属のケアマネージャーに変更されます。
基本サービス料金
・保険料滞納などがなければサービス料は全額保険から給付されるので、利用者の負担はありません。
注)サービス内容、人員体制、地域、他機関連携などにより料金は異なります。
>介護要望支援(要支援1・2)介護予防サービスの水先案内人!
◆公正中立な立場でケアプランを作成し、連絡調整を行う
◆基本的に利用者負担金はなし
サービスの特徴
面接、情報収集などを経てケアプラン作成、連絡調整、打ち合わせなど
介護予防サービス等の利用時に、利用者、家族、医療機関、行政などから情報収集を行い、サービス利用の目的などを記した介護予防ケアプランの作成を支援します。
またサービス事業者との打ち合わせや、ケアプラン実行後の振り返りの為の訪問などを行います。
おもに地域包括支援センターが業務を担いますが、一部は委託されたケアマネージャーが行います。
おもに利用できる人
予防プランの自己作成ができず、介護保険制度の理解や利用が難しい人
自分で介護予防ケアプランを作成できなかったり、介護保険制度の理解や介護サービス等との連絡調整などが難しい人が利用できあます。
市区町村の設置した地域包括支援センターが業務の主な担い手ですが、介護設定が要介護に変更されれば利用できず、ケアマネージャーにケアプランを作ってもらわなければなりません。
窓口に行けなくても電話で職員の訪問を依頼できます。
基本サービス料金表
・保険料滞納などがなければサービス料は全額保険から給付されるので、利用者の負担はありません。
注)サービス内容、人員体制、地域、他機関連携などにより料金は異なります。
居宅サービス
訪問介護(要介護1〜5)家庭介護を支えるメインサービス
◆家庭内の入浴、排せつ、食事等の介護
◆日常生活所の世話は十人十色
サービスの特徴
・軽度から重度までござれ。便利すぎてやや複雑なルールあり
起床介助に始まり、更衣介助に洗顔、トイレの介助やおむつ交換、食事の支度に食事介助や服薬の見守りなど、自宅にヘルパーが訪問し、入浴、排せつ、食事等の介助や日常生活上の世話をします。
また、認知症への支援としては声かけを中心としつつ、一緒に冷蔵庫の中の整理等をすることで生活歴を思い起こさせるというような、自立生活を支援するための見守り的な援助も行います。通称「ホームヘルパー」。
おもに利用できる人
軽度から重度の人、認知症の無い人からある人まで幅広い層が利用対象です。ただし、サービス提供範囲が基本的に家庭内生活に限られるため、通院の付き添いや外出の介助などの際は、診察中の単純な待ち時間は保険対象ではないなどの細かいルールがあります。
また、掃除や食事の支度などの家事代行も、利用者本人の分しか行えず、同居家族がいる場合は利用条件が厳しいなど、ルールが多く設定されています。
基本サービス料金
身体介護
30分未満→254円
1時間未満→402円
2時間未満→667円
生活援助
1時間以上→291円
その他
通院等乗降介助→100円、初回加算200円
注)サービス内容、人員体制、地域、他機関連携などにより料金は異なります。
簡易浴槽&ボイラー車でお風呂を配達
◆浴槽準備から介護まですべてを自宅でできる
◆寝たきりの人でも安全に利用できる
サービスの特徴
●マンションなどの階上にも簡易浴槽を持ち込んで手厚い介護で安全入浴
看護職員1人と介護職員2人等がチームとなり、訪問入浴者で自宅を訪問します。
電気・水道があれば入浴車に設置してあるボイラーでお湯を沸かし、ポンプで簡易浴槽に湯水を送り出します。
マンションの上階でもある程度は送り出すことができますが、高さや距離がある場合は自宅浴槽にお湯をためることもできます。入浴の時間は10分程度です。
おもに利用できる人
●寝たきりや自宅浴室が使えない人、入浴に医学的判断が必要な人
寝たきりで移動ができない人なけでなく、自宅の浴室が使えない要介護の人も対象となります。
病気の人でも看護職員が血圧などの測定を行い、安全に入浴ができるように配慮しています。
気管切開といって喉に穴が開いている人や、中心静脈栄養といって食事ができず、点滴を利用している人でも細心の注意を払い、身体に影響がないように対応ができるため、安心して利用することができます。
基本サービス料金表
・訪問入浴 → 1,250円
・清拭または部分浴 → 875円
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数、地域などにより料金は異なります。
訪問看護(要介護1〜5)健康状態の異変をすばやく察知し医療と連携!
◆利用者には医師による指示が必要
◆医師の判断で医療保険への切り替えも
サービスの特徴
●健康状態の異変をすばやく察知し、緊急時対応から医師への連携も
家庭での療養生活や心身機能の維持快復のために看護職員や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが訪問します。
内容は職員の専門性にもよりますが、看護師であれば健康状態が不安定の人への病状に見合った援助、家庭支援、医師への連絡などを行います。
訪問看護と区別しづらい部分もありますが、医療の知識が豊富で医師との関係も近いことから、異変があればすぐに主治医へ連絡をとれます。
おもに利用できる人
●健康状態が不安定な人から終末期、認知症、医療胃管理が必要な人まで
精神疾患や認知症への精神支援を必要とする人から病状が不安定で医師との連絡が必要な人、胃ろうなど特別な医療管理が必要な人などが利用できます。
ただし、訪問看護は主治医による指示に基づいたもので、医師が必要と認めなければなりません。
サービス開始後も医師とサービススタッフは密接に連絡を取り合うことになっています。終末期などは医師の判断で医療保険に切り替わります。
基本サービス料金表
訪問看護ステーションから
30分未満→425円
1時間未満→830円
病院または診療所から
30分未満→343円
1時間未満→550円
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数、地域などにより料金は異なります。
訪問リハビリテーション(要介護1〜5)医療系セラピストによる個別訪問
◆利用には医師による指示が必要
◆寝たきりでも利用可能
サービスの特徴
●全国的に実施数は少なく、訪問看護に似たサービスもある
介護老人保健施設、病院または診療所などから理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが自宅を訪問し、医師の指示のもとリハビリテーションを行います。
リハビリと一口にいっても激しい運動メニューばかりでなく、退院後の住宅環境に適応するための訓練や、関節をほぐすマッサージ的なもの、手作業によるものや会話の訓練などさまざまです。
その状態に適したセラピストにより内容も変わります。
おもに利用できる人
●転倒の危険がある人から寝たきりの人まで機能の維持、回復が必要な人
立つ・座るなどの基本的な動作能力のリハビリや服を着る、浴槽をまたぐなどの応用動作能力のリハビリ、言葉や聴覚に関するリハビリなどが必要で、医師が必要と認める人が利用できます。
自宅での一人で行うリハビリに意欲的になれない場合などは、通所リハビリの方がお勧めですが、家屋や健康状態など、何らかの理由から通所リハビリへ通えない人等に適しています。
基本サービス料金表
1回 → 305円
その他 退院退所直後や介護認定直後 加算340円
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数、地域などにより料金は異なります。
通所リハビリテーション(要介護1〜5)要介護の状況に応じたリハビリメニュー
◆利用時間、要介護度などで異なる料金
◆デイサービスを敬遠する男性に適する場合も
サービスの特徴
●日中、施設に通ってリハビリ。認知症プログラム実施事業所も
施設に通って機能訓練、作業療法、言語訓練などのリハビリを受けることができます。また、他の利用者や職員との様々な活動や交流を通じた居場所づくり、閉じこもり防止など多くの効果が見込めます。食事、送迎、入浴サービスも提供しているところが多くあります。
料金は要介護度等により異なり、食費やおむつ代などは自費です。通常30人前後の規模で通称「デイケア」。
おもに利用できる人
●退院直後の人から認知症の人、機能の維持、回復が必要な人まで
退院直後で家庭生活になじむためのリハビリが必要な人や日常生活上の機能の維持、回復が必要な人が医師の指示を受けて利用できます。デイサービスを幼稚だからと敬遠しがちな男性が利用する傾向もあります。家で1人で行うリハビリは腰が重いものですが、集団で行うと周囲につられ案外できるものです。身体機能のみならず認知症や若年性認知症の人を受け入れるところもあります。
基本サービス料金表(6〜8時間の利用の場合 ★食費、おむつ代などは自費)
要介護1 1日 688円
要介護2 1日 842円
要介護3 1日 995円
要介護4 1日 1,149円
要介護5 1日 1,303円
短期入所生活介護(要介護1〜5)短期間、特別養護老人ホームなどの施設で宿泊
◆特養ホームなどに短期間宿泊できる
◆家族の負担を軽減んする理由も可
サービスの特徴
●3,4日〜1週間程度の短期間、施設へ宿泊
施設などに短期間(数日から1週間程度)入所し、入浴や排泄、食事などの介護や、機能訓練を行います。本人への支援はもちろんのこと、家族の負担を軽減するという目的もあるので、家族が冠婚葬祭などで介護ができない場合、施設を利用するといいうこともできます。
運営は特養ホームや老人保健施設と違い株式会社などの営利法人が行うこともできます。通称「ショートステイ」。
おもに利用できる人
●2,3か月前からの予約で、心身が安定している人
高齢者は場所や人間関係が変わると興奮したり、認知症、精神症状が目立つ人が多いため、デイサービスやショートステイ利用で慣れておく方が無難です。
予約は2,3カ月前からの申し込みで、はじめての人が急に利用できることはあまりありません。医療管理が必要な人で既に訪問看護サービスを利用している場合には、施設の看護師が健康上の管理等をすることもあります。
基本サービス料金表(★収入による軽減策あり ★食費、滞在費、日常生活費などは自費
特養ホームに併設された相部屋の場合
要介護1 1日 703円
要介護2 1日 774円
要介護3 1日 844円
要介護4 1日 915円
要介護5 1日 985円
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数・要支援・要介護度、施設種類、地域などにより料金は異なります。
短期入所療養介護(要介護1〜5)医療管理が必要な時、施設に短期間の宿泊
◆目標は自宅と病院の中間施設
◆医師の管理下での短期宿泊
サービスの特徴
●介護老人保険施設等に短期間宿泊。病院や診療所の介護ベッドも利用も
介護老人保健施設や療養病床を持つ病院か診療所、もしくは老人性認知症疾患療養病棟を持つ病院に短期間入所するサービスです。病状が安定期にある自宅で療養している人に対して、医学的な管理のもと、病状に合わせた医療や看護のサービスを提供し、日常生活の世話や機能訓練も行います。難病等を持つ重度の要介護者がガン末期の場合は日帰りの利用を受け入れるところもあします。
おもに利用できる人
●病状が急性期を脱し安定期にある人、医療管理が自宅等でできない人
病状が安定期にあり、医学的管理下の看護や介護、機能訓練が必要な人が利用できますが、急性期の病気などがある場合は利用できない場合があります。また、連続利用は長くても30日までとされています。事情がある場合にはそれ以上の利用も認められていますが、その場合には間に1日、自費利用を挟まなければなりません。利用中はかかりつけ医などほかの医療機関に受診はできません。
基本サービス料金(★収入による軽減策あり ★食費、滞在費、日常生活費などは自費)
介護老人保健施設の相部屋の場合
要介護1 1日 845円
要介護2 1日 894円
要介護3 1日 947円
要介護4 1日 1,001円
要介護5 1日 1,054円
その他 食費 約300〜1700円/日
滞在費 約0〜2,000円/日
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数・要支援・要介護度、施設種類、地域などにより料金は異なります。
特定施設入居者生活介護(要介護1〜5)営利民間施設等でも「介護」に保険適用
◆介護サービスは外部事業者に委託するタイプも
◆食費、入居費などは保険外で高額な場合もあり
サービスの特徴
●有料老人ホームなどで、食事、排泄や週2回以上の入浴など
有料老人ホーム、ケアハウスなど、国の定める施設で入浴、排せつ、食事等の介護やその他の日常生活上の世話や機能訓練、療養上の世話を提供します。ただし、地域密着型特定施設は含めません。
施設そのものによって介護サービスを提供するものによって介護サービスを提供するところもあれば、介護サービスを外部に委託するところもあります。排せつや食事以外に入浴又は清拭は週に2回以上利用できます。
おもに利用できる人
●自宅生活の継続が困難で、入居金などの保険外料金の支払能力がある人ある人
入居金や食費、家賃は対象外ではなく、この部分が施設によっては高額なため支払い能力が必要です。契約時に身元引受人を求められることもあります。
その他は要介護の認定を受けており、自宅生活の継続が困難な人が利用できます。看護職員も配置されているので、胃ろうやストマなどに対応できる施設もあります。長期入院になった際などの利用継続の可否は施設により異なります。
基本サービス料金表(★食費、家賃、日常生活費、一時金、管理費などは自費
要介護1 1日 571円
要介護2 1日 641円
要介護3 1日 711円
要介護4 1日 780円
要介護5 1日 851円
その他
外部サービス利用型特定施設入居者生活介護 87円/日。これ以外のサービスはケアプランに基づいた利用サービス量により異なる。
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数・要支援・要介護度、施設種類、地域などにより料金は異なります。
福祉用具貸与(要介護1〜5)介護ベッドや車いすを1割負担でレンタル
◆介護ベッドなどの高額な必需品のレンタル
◆要介護1は、一部利用制限あり
サービスの特徴
●転倒防止や移動のための福祉用具レンタルが12種類
車いす(+付属品)、介護ベッド(+付属品)、床ずれ防止用具、体位変換器、手すり、スロープ、歩行器、歩行補助杖、徘徊感知器、移動用シフトなど、購入すると高価なもので使用頻度が高いものがレンタル出来ます。
購入と違って、商品を交換したり返却することも自由にできます。要介護1の人は介護ベッドや車いす、徘徊感知器、移動用シフトなどについて利用制限があります。
おもに利用できる人
●要介護度や心身の状況、ケアマネジメント等で左右される利用要件
たとえば介護ベッドは要介護1の場合、基本的にレンタルできませんが、重度の関節リウマチで関節のこわばりが強く、寝返りや起き上がりに支障がある場合には利用できます。
それ以外でも同様の特別な理由があればレンタル可能です。福祉用具ごとに利用できる要件が細かく設定されており、認定調査内容も判断材料となります。要介護度2以上は過度に細かいルールはありません。
基本サービス料金表
車いす 1カ月 300円〜800円程度
特殊寝台貸与(ベッド) 1カ月 1,000円〜1,500円程度
移動用リフト貸与 1カ月 1,000円〜2,000円程度
歩行器貸与 1カ月 300円〜500円程度
注)サービス内容などにより料金は異なります。
特定福祉用具販売(要介護1〜5)清潔が気になる福祉用品の買い取り補助
◆都道府県が指定した福祉用具販売事業者から購入
◆1年間で10万円分が給付対象
サービスの特徴
●レンタルに向かないトイレ、入浴用具などの購入費支給
要介護状態になっても、住み慣れた自宅での生活を継続できるように福祉用具の購入費が支給されます。
支給の対象となるのは@腰掛便座A特殊尿器B入浴補助用具(シャワーチェアなど)C簡易浴槽D移動リフトの吊り具の部分の5種類で、1年間の上限額は10万円です。
商品購入時に全額支払い、申請後、9割が戻ってきます。購入は都道府県から指定を受けた事業者に限ります。
おもに利用できる人
●年10万円までの上限で、入浴、トイレで転びそうな心配がある人など
要介護の認定を受けていれば誰でも利用できます。
ただし、1年につき上限額は1人10万円までで、明確な使用用途や破損などの正当な理由がない以外は、1年内に同一商品を重ねて買うことは出来ません。
また、保険新sネイの際には、領収書や商品のパンフレット等も必要になります。販売店か地域包括支援センター、ケアマネジャーなどに確認してから購入しましょう。
基本サービス料金表
●毎年利用することができ、購入費10万円を上限に最大9万円までが支給されます。
例)特定福祉用具購入代金 50,000円
介護保険給付 45,000円(購入代金の9割支給)
利用者負担金 5,000円
介護予防サービス(要支援1・2)
介護予防訪問介護
利用者が口も手も出し、脱「ヘルパー任せ」
◆できることまでやってしまわない自立支援型
◆利用回数は制限する事業所多し
サービスの特徴
●要介護化予防のサービスで、料金定額のため回数が制限される場合も
一部のヘルパーサービスで行われていた「なんでもしてあげる」家政婦型のサービス提供がかえって利用者の依存心を高め、自立心を奪っていたのではないかとの反省から、「できないことは手伝い、自信がないことは一緒にしたり見守るが、できることは本人にやってもらう」という自立支援の方向性が強まったヘルパーサービスです。
要支援の人が要介護状態にならないように日常生活を支援します。
おもに利用できる人
●要介護状態を予防し、他に見込める近隣などの支援がない人
要支援の認定を受けており、入浴、排せつ、食事等の介護やその他の日常生活上の支援を必要とする人が対象です。
「要介護」なら、その支給限度枠内ぎりぎりまで必要なだけサービス利用もできましたが、本サービスは事業者の支払いが定額報酬の為、実際には週1〜3回までと指定する事業者が大半です。
利用する事業所は1か所に決める必要があります。通院等乗降介助は適用されません。
基本サービス料金表
週1回程度 1カ月 1,234円
週2回程度 1カ月 2,468円
週2回以上 1カ月 4,010円
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数・要支援・要介護度、施設種類、地域などにより料金は異なります。
介護予防訪問入浴介護
簡易浴槽&ボイラー車でお風呂を配達
◆浴槽準備から介護まですべてを自宅でできる
◆自宅の風呂に何らかの理由で入れない人が利用できる
サービスの特徴
●マンションなどの階上にも簡易浴槽を持ち込んで手厚い介護で安全入浴
看護職員1人と介護職員1人等がチームとなり、訪問入浴車で自宅を訪問します。
電気・水道があれば入浴車に設置してあるボイラーでお湯を沸かし、ポンプで簡易浴槽に湯水を送り出します。
マンションの上階でもある程度は送り出すことができますが、高さや距離がある場合は自宅浴槽にお湯をためてもらい、小型ポンプで簡易浴槽に湯をためることもできます。入浴の時間は10分程度です。
おもに利用できる人
●寝たきりや自宅浴室が使えない人、入浴に医学的判断が必要な人
自宅の浴室で入浴ができない人や自宅の浴室を使えない要支援の人が対象となります。
病気の人でも看護職員が血圧などの測定を行い、安全に入浴ができるように配慮しています。
気管切開といって喉に穴が開いている人や、中心静脈栄養といって食事が出来ず、点滴を利用している人でも細心の注意を払い、身体に影響がないように対応ができるため、安心してりようすることができます。
基本サービス料金表
予防訪問入浴 854円
清拭または部分浴 598円
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数・要支援・要介護度、施設種類、地域などにより料金は異なります。
介護予防訪問看護
健康状態の異変を素早く察知し医療と連携
◆健康状態が不安定でも安心
◆看護師、理学・作業療法士、言語聴覚士などが訪問
サービスの特徴
●健康受胎の異変をすばやく察知し、様々なセラピストによる予防支援
家庭での療養生活や心身機能の維持快復を支援するために看護師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが訪問します。
内容は職員の専門性にもよりますが、看護師であれば健康状態が不安定の人への病状に見合った援助、家庭支援、医師への連絡などを行います。
医療の知識、経験が豊富で医師との関係も近いことから、異変があればすぐに主治医へ連絡をとれます。
おもに利用できる人
●健康状態が不安定な人から終末期、認知症、医療管理が必要な人まで
精神疾患や認知症への精神的支援を必要とする人から病状が不安定で医師との密な連携が必要な人、胃ろうなど特別な医療管理が必要な人などを中心に利用できます。
ただし、本サービスは主治医による指示に基づいたもので、医師が必要と認めなければなりません。
サービス開始後も医師とサービススタッフは密室に連絡を取り合うことになっています。
基本サービス料金表
指定訪問看護ステーションから
30分未満 425円
1時間未満 830円
病院または診療所から
30分未満 343円
1時間未満 550円
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数・要支援・要介護度、施設種類、地域などにより料金は異なります。
介護予防訪問リハビリテーション
医療系セラピストによる個別訪問
◆利用には医師による指示が必要
◆体操、電気、マッサージ、手工芸など内容はさまざま
サービスの特徴
●理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などによる個別のリハビリ
介護老人保健施設、病院または診療所などから理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが自宅を訪問し、医師の指示の下要介護状態にならないためのリハビリテーションを行います。
リハビリと一口にいっても退院後の住宅環境に適応する訓練や、関節をほぐすマッサージ的なもの、手作業によるものや会話の訓練などさまざまです。
その状態に適したセラピストにより内容も変わります。
おもに利用できる人
●住環境への適応訓練が必要な人や機能の維持、回復が必要な人
立つ・座るなどの基本的な動作能力のリハビリや服を着る、浴槽をまたぐなどの応用動作能力のリハビリ、言語や聴覚に関するリハビリなどが必要で、医師が必要と認める人が利用できます。
退院時等で短期間集中的に自宅での生活に適応する必要がある場合や、家族等の支援方法を模索していく場合、また家屋や健康状態など、何らかの理由から通所リハビリへ通えない人などに適しています。
基本サービス料金
1回 305回
その他
短期集中リハビリテーション加算 200円/日
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数・要支援・要介護度、施設種類、地域などにより料金は異なります。
介護予防居宅療養管理指導
要支援者のための「居宅療養管理指導」
◆医師などが自宅を訪問し療養上の指導を行う
◆薬剤師、看護師、管理栄養士などの訪問もある
サービスの特徴
●医師や薬剤師などが訪問したり、ケアマネジャーと連携
医師や歯科医師、薬剤師などが自宅を訪問し、療養上の指導・助言を行ったり、ケアマネジャーに情報を提供するサービスです。他にも、管理栄養士、看護職員、歯科衛生士が指導・助言を行うこともあります。
具体的には服薬や食事の指導や、自宅にて心身の状態を診ることになります。月に2〜4回まで利用することが可能で、1回の負担は500円前後となっています。
おもに利用できる人
●通院が難しい人や服薬や食事に指導・助言が必要な人
家庭での療養について医師、歯科医師からの指導、助言が必要な人や通院が出来ない人、薬の管理が出来ない人や特別な食事の必要な人、歯科衛生上の実地指導などが必要な人が利用できます。
中にはがんの末期で痛みをコントロールしている人や、認知症で助言や指導が必要な人も利用しています。なお、看護職員による訪問は介護予防訪問看護などを利用していると使えません。
基本サービス料金表
居宅療養管理指導(医師・歯科医師) 1回 500円
居宅療養管理指導(薬剤師) 1回 550円(医療機関から)500円(薬局から)
居宅療養管理指導(管理栄養士) 1回 530円
居宅療養管理指導(歯科衛生士) 1回 350円
居宅療養管理指導(看護職員) 1回 400円
※サービス内容などにより料金は異なります。
介護予防通所介護
施設で対人交流や機能訓練を通じた介護予防
◆日常生活支援などの共通サービス
◆機能向上、栄養改善、アクティビティなども利用可能
サービスの特徴
●共通的サービスと選択サービスで閉じこもり防止
食事や入浴などの日常生活上の支援や生活行為の向上などの共通的サービスと運動器の機能向上や栄養改善、口腔機能の向上、レクリエーションや手工芸などのアクティビティ等から選択してサービスを利用できます。
施設や通うことで利用者の社会的な閉じこもりや孤立感を解消し、同時に家族の身体的・精神的負担も軽減させることができます。
おもに利用できる人
●要支援1,2と認定され、施設への通所が可能で集団活動ができる人
事業所の送迎が可能な地域に住んで切る人、あるいは家族による送迎が可能な人、自分で通える人であれば利用できます。
利用料金が月極のため、実質的に利用回数の制限があり、半日のみの利用などを行う事業所もあります。
ただし、複数の事業所の利用はできません。介護予防通所リハとの併用も基本的には認められていません。若年性認知症の人を受け入れるところもあります。
基本サービス料金表 ★食費、おむつ代などは自費
要支援1 1カ月 2,226円
要支援2 1カ月 4,353円
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数・要支援・要介護度、施設種類、地域などにより料金は異なります。
介護予防通所リハビリテーション
要支援の状況に応じたリハビリメニュー
◆共通メニューと選択メニューの組合せ
◆予防デイサービスを敬遠する男性に適する場合も
サービスの特徴
●施設に通い運動機能の向上、栄養状態の改善、口腔機能の向上
利用者が施設に通って、要介護状態にならず、自宅で自立した日常生活が送れるよう必要なリハビリの他、運動機能の向上、栄養状態の改善、口腔機能の向上などのサービスを選択して利用できます。
セラピストによっては、治療体操やそのほかの運動、電気刺激やマッサージ、温熱などの物理療法を加えたり、手工芸、言語訓練やその他の訓練、検査などを利用できます。
おもに利用できる人
●理学・作業・言語等のリハビリを医師が必要と認める人
退院直後で家庭生活になじむためのリハビリが必要な人や日常生活上の機能の維持、回復が必要な人が医師の指示を受けて利用できます。。
予防デイサービスを幼稚だからと敬遠しがちな男性が利用する傾向もあります。家で一人で行うリハビリは腰が重いものですが、集団で行うと周囲につられて案外できるものです。
身体機能のみならず若年性認知症の人を受け入れるところもあります。
基本サービス料金表
要支援1 1カ月 2496円
要支援2 1カ月 4880円
その他
運動機能の向上 1カ月 225円
栄養改善 1カ月 150円
口腔機能の向上 1カ月 150円
注)サービス内容、人員体制、利用時間・回数・要支援・要介護度、施設種類、地域などにより料金は異なります。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11571363
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック