2022年07月16日
高齢者の感染症はこう防ぐ!
おはようございます!
今日も天気が悪そうですね。お出かけの際は気を付けてお出かけください。
さて、コロナ感染者もまた、増えてきました。
今回はコロナウイルスやインフルエンザ等の感染症にかからないようにするにはどうするか?
感染症対策をお伝えいたします。是非、ご家族を守るためにも最後までご覧ください。
◆感染症とは?
私たちの身のまわりには、目に見えないウイルスや細菌などの病原体が存在しています。感染とは、これらが人の身体に入って増え続けることでえす。感染により引き起こされた病気を感染症といいます。病原体の力と身体の抵抗力とのバランスによって、発症するかどうかが決まります。
そして、感染していても発症しないことがあります。感染症の症状が出ていない場合でも、病原体を体内に持っている利用者がいれば、その人が感染源となる可能性があります。コロナやインフルエンザは、発症前の潜伏期間に接触した人に感染している可能性があります。また、ノロウイルスは、胃腸症状が治まったあとも2〜3週間ウイルスが排出されるといわれています。このように病原体を体内に保有している状態の人を保菌者といい、症状がなくても他の人に感染させる力を持っています。
◆感染症を発症させる3つの要件
「感染源」「感染経路」「感受性宿主」の3つの要件がそろったときに、感染症を発症します。
<感染源>
感染症を引き起こす病原体は、細菌やウイルスなどの微生物です。この病原体で汚染されているものを「感染源」といいます。たとえば、感染した人の排泄物・嘔吐物・血液などや、感染者や保菌者が触れたものや食品などが感染源になります。
介護現場で感染源になると考えられる人は、利用者と職員、そして面会者です。感染源となる場所は、トイレや食堂などの共同スペースです。さらに感染者が使用している物だけでなく、共同で使用している物も感染源となります。
●感染源となるもの
@感染者の排泄物(尿・便)、嘔吐物
A感染者の血液、体液、分泌物(喀痰・膿・鼻水・唾液など)
B菌で汚染された器具・器材(ガーゼ・針など)
C感染者が触れたリネンやタオル、衣服、食器
D感染者に触れた手指
<感染経路>
私たちの身のまわりには、病原体である微生物がたくさん存在しています。しかし、その病原体が体内に侵入しなければ感染は起こりません。たとえば、ノロウイルスに感染した利用者の便は感染源ですが、便が存在するだけでは他の利用者へと感染しません。その便の中に存在する病原体が、他の利用者の体内に運ばれたときに感染が起こります。
感染経路には、「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」「経路感染」「血液媒介感染」があります。
<感受性宿主>
病原体による感染が起きたとしても、感染症が発症するわけではありません。抵抗力よりも、病原体の力が強かった時にだけ感染症が引き起こされます。つまり感染症の発生には、感染しやすい人の存在が必要な条件なのです。このような感染しやすい人のことを「感受性宿主」といいます。
人の抵抗力は、年齢、栄養状態、疲労、ストレスなどにより異なります。高齢者の場合、加齢により免疫力が低下していることなどから、病原体に対する抵抗力も低下しています。そのため、感染しやすく、そして感染症を発症しやすいということになります。
■感染対策の原則と予防策
感染対策の3原則は、@感染源の排除、A感染経路の遮断、B宿主(人)の抵抗力を向上させることです。これは、感染症を発生させる3要件にもとづく対策になってます。
◆感染源の排除
感染源の排除とは、感染源となる可能性のあるものを取り除くことです。感染源となる可能性のある排泄物、体液、血液、分泌物は放置せず、速やかに処理しましょう。また、利用者に使用したガーゼや医療的ケアで使用した物品なども速やかに片づけましょう。その際、介護職は感染源となる可能性のあるものには素手で触れずに、必ず手袋を着用します。そして、必ず手洗いをします。介護職の手が感染源とならないために、手洗いと手袋の着用はとても重要です。これを標準予防策(スタンダード・プリコーション)といいます。
また、病原体の発生や繁殖を防ぐために、日々の環境整備も大事なことです。感染源となる可能性のあるトイレや食堂などの共同スペースの清掃や消毒は、徹底して行います。
ここまで、お読みくださりありがとうございました。
次回は、感染経路を遮断する方法をお伝えします。
本日は最後まで御覧くださり、ありがとうございました。
今日一日皆様が健康で幸せな一日でありますように
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