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宝探し

間もなくお昼になろうかと言う時間

6月の温かい日差しと自然の中の空気が心地よい

聞こえてくるのは木々のざわめきと子鳥の囀りだけの中

『ふぅ〜いったい俺は、なにしてるんだろうな?』

ふと、自分の今までの人生を振り返っていた

仕事はリストラされ妻には去られて現在求職中と言うのに

昨日知りあったばかりの男と共に宝探しをしている自分に

ため息まじりについ、つぶやいた言葉だった

『おお〜い、おお〜い』

遠くで私を呼ぶ声が聞こえ、声のする方向を探した

するとテルさんが岩場の崖下で両手をバタバタ振っている

まるでジタバタしてるタヌキだな(笑)

そんな事を思いながら私も手を振る

私にテルさんのいる所まで降りてこいと言わんばかりに

手招きしている

『今度はなんなんだよ、しょうがね〜な』

私はしぶしぶテルさんのいる崖下に慎重に降りてゆく

『何してるんだ!!、お前が来ないと何も出来んだろうが』

怒りながらテルさんが言い

『しょうがないでしょ朝から歩きっぱなしなんだから』

私も少し切れながら答えた

『まあいい、ここを見てみろ』

言われるままにテルさんの指さす方を見た

するとそこには・・・・!!!

心が疲れたら









城山へ

まだ夜もさめやらぬ薄暗い街を

リアル八墓村と共に城山に向かうはめになった

しかし現場作業員姿に頭の鉢巻きに懐中電灯地下足袋姿

警察にでも合おうものなら即逮捕されてしまうんじゃないか

そんな事を考えながら足取りも重い私だった

ようやく城山に着いた二名の不審者は

『ふ〜ふ〜ぜぃぜぃ』

疲れきってる状態

『テルさん着いたけど何処をどう探すんだ』

と私が尋ねると、おもむろに腹巻の中から

地図のようなものを取りだしあたりを見回し始めた

すると一本の大きな松の木を指さし

『あっちだ!!』

叫ぶのが早いか走り出した

まだそんなに元気が残ってるのか?

昨日、公園で倒れていた人間と同じとは思えなかった

目印の松の木に近ずくにつれ

岩肌がむきだしの足場が悪い場所へと入っていく

『ちょつと、待ってよ』

私は音を上げた

しかしテルさんはそんな私などお構いなしに

何かに取りつかれたようにドンドン奥へと入っていってしまった

朝早くから歩きずめで私はその場に座り込んでいた

最早、八墓村の大将の姿は見えない

『まったくそんなに元気なら一人でやってくれ』

おもわず愚痴が口から出ていた

心が疲れたら




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プロフィール

kee
人生一度だから楽しみたい
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