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宝探し

間もなくお昼になろうかと言う時間

6月の温かい日差しと自然の中の空気が心地よい

聞こえてくるのは木々のざわめきと子鳥の囀りだけの中

『ふぅ〜いったい俺は、なにしてるんだろうな?』

ふと、自分の今までの人生を振り返っていた

仕事はリストラされ妻には去られて現在求職中と言うのに

昨日知りあったばかりの男と共に宝探しをしている自分に

ため息まじりについ、つぶやいた言葉だった

『おお〜い、おお〜い』

遠くで私を呼ぶ声が聞こえ、声のする方向を探した

するとテルさんが岩場の崖下で両手をバタバタ振っている

まるでジタバタしてるタヌキだな(笑)

そんな事を思いながら私も手を振る

私にテルさんのいる所まで降りてこいと言わんばかりに

手招きしている

『今度はなんなんだよ、しょうがね〜な』

私はしぶしぶテルさんのいる崖下に慎重に降りてゆく

『何してるんだ!!、お前が来ないと何も出来んだろうが』

怒りながらテルさんが言い

『しょうがないでしょ朝から歩きっぱなしなんだから』

私も少し切れながら答えた

『まあいい、ここを見てみろ』

言われるままにテルさんの指さす方を見た

するとそこには・・・・!!!

心が疲れたら










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kee
人生一度だから楽しみたい
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