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サ―キットの狼

『サーキットの狼』(サーキットのおおかみ)

漫画家の池沢さとしが1975年から1979年にかけて「週刊少年ジャンプ」(集英社)

に連載した漫画作品。続編に『サーキットの狼II モデナの剣』、『21世紀の狼』がある。

実写映画が1977年に製作・公開された、当時の子供はスーパーカーの虜になった。

第一次スーパーカーブームの到来である。

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本作の大きな特徴は、「マッハGoGoGo」などそれまでの作品が架空の車種しか登場しないのに対し

劇中に登場する車種を実際に存在するものにした点である。

触れるどころか目にすることも希な外国製超高級スポーツカーを

作品を通じて疑似体験できることが人気を呼んだ。

登場するスーパーカーは、作者である池沢さとしの愛車や

作者のクルマ仲間の愛車そのものであることが多く、ナンバーも実在のものである。

主人公達が競争を行う箱根ターンパイクなどの道路や、主人公達がたむろする喫茶店も実在のものであり

不思議なリアル感もあった。また、星野一義などの実在の人物が実名で登場することも多かった。

外国製スーパーカーが多数登場する一方で日本車の扱いは非常に低く

フェアレディZやトヨタ・2000GT等一部の車種を除き殆どが暴走族の車等、端役扱いとなっていた。

これは当時、国内の各メーカーがオイルショック後の排気ガス対策に追われ

新車が殆ど登場しなかったことが理由とされる(排ガス対策をクリアした本格的なスポーツカーの登場は

1978年のサバンナRX-7まで待つこととなる)。





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