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【プレトリア（南アフリカ）江連能弘】サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会に出場中の日本代表は２９日午後４時（日本時間午後１１時）から、当地のロフタス・バースフェルド競技場で、決勝トーナメント１回戦のパラグアイ戦に臨む。両チームとも、勝てば初のベスト８進出が決まる。

　２８日は公式会見があり、日本の岡田武史監督は「我々は可能性がある限りチャレンジし続ける。今、持っている力をすべて出すだけ」と抱負を語り、パラグアイのヘラルド・マルティノ監督も「日本はスピーディーなチーム。先制点を決めることが大事で、決勝トーナメントはその重要性が増す」と述べた。

　国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）のランキングは日本の４５位に対し、パラグアイは３１位。過去の対戦は日本の１勝３分け２敗で、Ｗ杯では初めての顔合わせ。日本はこれまでの国際試合で南米勢にホーム以外で勝ったことがない。

　４大会連続出場の日本のＷ杯最高成績は０２年日韓大会のベスト１６だが、パラグアイを破ればそれを上回る快挙となる。