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プロフィール

ブス建築士ママ
『ブス』というのは外見より今の状況です(涙)。 外見は息子は『かわいいって・・・(苦笑)』 女性建築士とママの立場からお奨めな物を紹介します。
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2011年03月17日
設計士として今、自分のできることを考えてみる
東北大震災から約一週間が経とうとしています。
毎日の被害の映像に胸を痛めているのは誰もが同じだと思います。

津波の映像、被災地の映像、非難されている方の様子、
緊迫した状況の原子力発電所の動き、政府の会見、
計画停電の混乱の様子などが未曾有の大震災だということを伝えています。

建築士として、今回の地震報道を見ていて思うことは
いつもは地震が起きるとこぞって建物の『耐震』が取り上げられるのに
今回は取り上げられないこと。
『建物の耐震』といた『個』を取り上げるには
今回の地震はあまりにも規模が大きすぎるのでしょう。
映像で見る流されていく『建物』はまるでおもちゃのようでした。
改めて、自然の力にはかなわず、
地表の一部に『建物』を置かせてもらって、生活を営んでいるということ。
我が物顔で生活してきた人間の『暮らし』を根底からみつめ直させる。
なんとも言い難い『無』という観念が私の中でずっと続いています。

しかしながら、被災から免れて生きている私達は、
また、被災されてしまった多くの方々も
地球の恩恵に感謝しながら、これからも生きていきます。


被災されて家がなくなってしまった少女が
『今欲しいものは?』と聞かれ、
『おうち』と答えていました。
何も無くなってしまたけれど、家族で安らげる『おうち』が欲しいと。


地震大国の日本。建築基準法は大地震の度に強化され、
耐震性の他にも、断熱性、機能性、快適性、安全性。
近年建てられている『建物』ならば、
相当な地震や天候にも大きな影響はないはずです。
『快適に暮らすために』日本の技術は世界最高レベルです。
神経質になり過ぎない限り、
お客様が気を使わなくても『相当』な家は建つはずです。


私が建築士として今できることは、
今まで通り、
『目の前の仕事を一生懸命、当たり前にするということ』
それしかないような気がします。

被害に遭われた少女が言うように、
『心休まる場所』=『おうち』を幸せの集まる場所として設計すること。
一日でも早く、被災された方に『心休まる場所』をと願います。

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