在宅勤務時に本当に必要? 家庭用プリンタに悩まされる人たち
️オンライン会議ならそもそも紙の資料は必要ない
テレワークによる在宅勤務が増加している。
それに伴い仕事環境を整えるべく、パソコンをはじめ、オンライン会議用のヘッドセット、ウェブカメラなどの売れ行きが好調だが、悩みの種となるのが「プリンタ」。
ランニングコストの高さを考えるとはたして自宅に導入すべきか否か、会社員たちの家庭用プリンタに関する悩みの声をここから詳しく説明していきます。
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️40代の男性会社員・Aさん
在宅勤務になる前から家庭用プリンタを持っていた。
「本当にマイプリンタが必要なのだろうか?」と疑問に思い始めた。
「在宅勤務の環境整備を進めていて、あまり使っていなかったプリンタを引っ張り出してきたらインクが切れていた。
そこで購入しようとしたところ、純正インクの値段が高くてびっくりした。
逆にプリンタ本体は昔より安くなっている印象で、インクをすべて新しく買ったら、安い本体が1台買えてしまうのではと思いたくなるほど。
相互品でもいいかと思って調べてみると、今度は“詰まりやすい”とか、不具合が起こりやすいという書き込みも目にして、結局純正品のほうがいいのかな、とも悩む。
結局、いったん家のプリンタでプリントアウトするのはやめることにした。
当初、職場のように気軽に紙に出力できないことが気がかりだったが、在宅勤務ではむしろそれがプラスになった。
職場の会議では、データの資料でも紙出力したものが配られていた。
在宅勤務ならそういった紙の資料を配られるということがない。
慣れると、いかに紙の資料がいらなかったかと痛感。
よく考えれば、会社の机が散らかるのも、紙の資料が山積みになるから。
資料って、なんとなくとっておきがちだけど、案外見返すことがないものが大半。
『片付け=廃棄』であることからも、不要なものであることがわかります。結局、家のプリンタはまったく使っていない。
️フリーランスで働く30代の女性・Bさん
自営業ということもあり、もともとスキャナ機能付きの家庭用プリンタ複合機を持っていた。
購入して数年が経つが、「いよいよ使えなくなったとしても、次は、複合機はもう買わない」。
請求書でもなんでも全部データでやりとりをするようになると、プリント機能は月に1度使うかどうかという使用頻度になった。
あまり使っていないと、いざ使おうとしたときに、インクが乾いてしまって、印字されなくなるケースが多発。
ヘッドクリーニングをするなどしたら復活するが、毎回そんな調子だと、だんだんストレス。
プリントアウトしたい時はコンビニに行けばいいと思うようになった。
USBメモリかネット経由で、現地ですぐに印刷できる。
一方で、スキャナは時々使う。
税理士さんと通帳や証憑書類のやりとりをすることがあるから。
そうしたわけで、次はスキャナだけでいいかな、と思うようになった。
️20代の男性会社員・Cさん
そもそも家庭用プリンタを持っていない。
別に資料をプリントアウトしなくても、PCやスマホで見られれば問題ない、と考えている。
Cさんは、50代の上司との価値観の違いに驚いている。
上司はスマホを持っているにも関わらず、外出するときも『地図をプリントしろ』と言うほどのプリントアウト好き。
資料を確認するときも、逐一プリントアウトする。
画面上で見ると見落としがあるからという理由。
在宅勤務が推奨されるようになってからもその傾向は変わらず、自宅のプリンタだと性能が悪くて『両面印刷できない』などの不満があるようで、こっそり出社して職場で出力していた。
こういう人がいるから電子化が進まない。
かつてはパソコンを買うときはプリンタも一緒に、と考えていた人も多かったかもしれないが、急速に進むペーパーレスの流れとともに、家庭用プリンタのあり方も変わりつつある。
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2020年08月19日
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