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2022年01月05日

奪命者、奪功徳者に気を付けましょう

今、真言をもって日本の仏を供養すれば、鬼入って人の命をうばう。鬼をば奪命者という。魔入って功徳をうばう。魔をば奪功徳者という。鬼をあがむるゆえに、今生には国をほろぼす。魔をたっとむゆえに、後生には無間獄に堕つ。
『日蓮大聖人御書全集 新版』664頁(木絵二像開眼之事)

鬼とはどのような存在であるのか。日蓮によると、命を奪う者、つまり、「奪命者」です。

また、魔とはどのような存在であるのか。日蓮によると、功徳を奪う者、つまり、「奪功徳者」です。

命とは、すなわち、時間と考えますと、人の時間を食い尽くす人間は奪命者ですね。身の回りにたくさんいるのではないでしょうか。現在はそうでもありませんが、以前は奪命者に囲まれ自分の時間がなくなっていたものです。結局、何らの精進もできず、大したことのない人間のまま時間を過ごしただけとなりました。このことを反省した後は、奪命者を寄せ付けず、自分の時間を確保し、然るべき精進を行いますと、それなりではありますが、以前より境涯が高くなります。

人には、それぞれ功徳があるものですが、その功徳を奪い取る盗人がいるのですね。奪功徳者のことです。人の功徳を奪うとは、とんでもない人間ですが、これもまた、うようよしているのですね。以前の私は、無防備でありましたから、功徳を持って行かれっぱなしでありました。これも反省した後、鉄壁の防御とまではいかなくとも、それなりに防御を施しますと、奪功徳者は近寄れなくなります。

人にとって、一番重要なのは、命(生命、時間)といえましょう。まだ、その次に重要なのは、功徳(良質な人間関係、良質な智慧・知識、良質な富など)といえましょう。命、功徳は、守り抜くべきものです。奪命者、奪功徳者どもなど蹴散らしながら、人生を歩むことですね。

油断していますと、奪命者、奪功徳者が近付いてきます。常に心して生活することにより、未然に奪命者、奪功徳者からの被害を食い止めることですね。被害を受けると、日蓮によるならば、国を滅ぼされ、死後、無間地獄に堕ちるというのですから、尋常ではないことになります。単なる盗人を超え、根本的な盗人が奪命者、奪功徳者です。我々としては、法華経の信仰、日蓮仏法の信仰により、この奪命者、奪功徳者を排除し、時間を確保し、良質な人間関係、智慧、知識、富を築いていきたいですね。

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