我此土安穏 天人常充満
我が此の土は安穏にして 天人は常に充満せり
妙法蓮華経 如来寿量品 第十六
祈りをなすときに、何を祈るかが重要となります。祈るのであれば根本的なところを祈るのがよいでしょうね。
その意味で、法華経そのものから、祈りの言葉を引き出すのがよいでしょう。
法華経の中でも根本とされる品である如来寿量品には、「我此土安穏 天人常充満」との言葉が出てきます。
私自身が存するこの場所は安穏であり、神々や人々で満ちている、ということですね。
まず、自分のいるところが安穏、安全でなければなりません。危険地域では話になりません。
そして、さまざまな人々との接点も必要です。それだけでなく神々まで身の回りにいるというのが心強いところです。
正直なところ、「我此土安穏 天人常充満」であれば、何の問題もなく、これだけでも祈りは完了しているといえるでしょう。それ以上に何を求めるのかともいえます。
もちろん他にも祈りたいことがあれば、祈ればいいのですが、枝葉末節の祈りの前に、まずは、根本的なところを祈るのが大切でしょう。
その祈りの言葉も、法華経から、それも如来寿量品から取るというのが、より根本的であるといえましょう。
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