しんせい【新生】
@ 新しく生まれ出ること。
A 生まれ変わった気持で人生に再出発すること。特に、信仰によって心が一変した状態。
国語辞典も数年に一度、改訂があるように、我々も常に新しく生まれ出ることが肝要ですね。
いくら年を重ねようとも、常に生まれ変わった気持ちが必要であり、常に再出発であるべきでしょう。
また、新しく生まれ出るにしても、生まれ変わった気持ちになるにしても、再出発するにしても、その根本には、信仰がなければなりません。信仰に基づき、単なる過去からの延長上の再出発ではなく、自身の心が激変するほどの状態に至る必要があるでしょう。
岩波国語辞典では、新生について、信仰の観点からの説明があり、適切な語釈と思いますね。単に変わるといっても、信仰の裏付けのない変化は弱々しいものです。
岩波国語辞典で、「日蓮」、「法華経」の見出し語はありませんが、「日蓮宗」との見出し語があります。
にちれんしゅう【日蓮宗】
日蓮を祖とする、法華経信仰による仏教の宗派。
「日蓮宗」の語釈の中に、「日蓮」、「法華経」がしっかりと組み込まれています。
そのほかの言葉も見ていきましょう。
ぶっきょう【仏教】
釈迦牟尼が説いた教え。それに基づく宗教。現世の迷いを去り、悟りを開いて仏陀(=宗教的自覚者)になることが目的。インドに起こり、主に東アジア・東南アジアに広がっている。教派が多い。
端的に仏教の説明がなされています。いかにも国語辞典といった安定感ですね。
岩波国語辞典は、オーソドックスな語釈であり、安心して使用できます。