「すべて最上なるものは、一歩を誤ると中間には留まり得ないで最下に転落する―」とは、げに至深の真理というべし。
『森信三一日一語』寺田一清編 致知出版社 134頁
落ちるときに、一段階ずつ落ちるのであれば、落ちるにしても安心でしょう。
しかし、実際は、一気に最下に落ちるという。
恐ろしいことです。
それも、たった一歩を誤るだけでそうなるのですから、とんでもないことですね。
上に位置する者は、心しておかなければならない言葉です。
しかし、一歩を誤り、真っ逆さまに落ちてゆく。
よく見かける光景です。
他人事と思わず、我が事として、この言葉を噛みしめたいですね。