私たちはみんなまちがいをただされるのは大嫌いなのだ。自分の立場を理解してほしい、敬意をはらってほしいとみんな思っている。話を聞いて理解してもらいたいというのは人間の最大の願望の一つだ。人の話をじっくり聞く人はもっとも愛され、尊敬される。相手をただしてばかりいる人はひんしゅくを買い、仲間はずれになる。
小さいことにくよくよするな! [Kindle 版]リチャード・カールソン, 小沢瑞穂訳
自分が正しいと言っても、上手く行かないものです。
人は、間違いを正されるのを嫌います。特に、それなりの立場のある人は、面子が立ちませんので、間違いを正されるのをひどく嫌います。
正しいことは、いいことなのですが、時により、適切でないということがあります。上記の引用文は、そのことを的確にあらわしています。
人は皆、敬意を払ってほしいと願っています。まずは、その願いをかなえることですね。
また、人の話は、じっくり聞くことですね。別に慌てる必要はないわけですから、ゆっくり、落ち着いて、穏やかに人の話を聞けばいいだけです。
穏やかにというのは重要な点でしょうね。相手も、リラックスできるでしょう。
相手の話をじっくり聞くだけで、愛され、尊敬されるならば、その方がいいですよね。聞いているだけなのですから、難しいことではありません。
今後は、正しい、正しいといきり立つのではなく、人の話をじっくり聞き、愛され、尊敬されることですね。これが、正しいことより適切なことということでしょうか。