表2−2
億万長者が所有するクレジットカード
クレジットカード 所有比率(%)
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ビザ 59.0
マスターカード 56.0
(略)
アメリカン・エキスプレス(ゴールド) 28.6
アメリカン・エキスプレス(一般)26.2
(略)
アメリカン・エキスプレス(プラチナ) 6.2
(略)
ダイナースクラブ 3.4
(略)
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(母数=385)
トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ『となりの億万長者』斎藤聖美訳 早川書房 62頁
億万長者は、ステイタスがあるといわれているダイナースクラブのクレジットカードを持っているのかなと思っていましたが、たった3.4パーセントとは驚きです。
ダイナースクラブを使う人は、億万長者というよりは、見栄を張るためにお金を使う人なのかもしれませんね。
ビザやマスターカードを所持しておけば、事足りるわけで、ステイタスを求める必要はないようです。下手にステイタスを求めると出費が増え、億万長者になれなくなりますね。
ビザ、マスターカード以外でいえば、アメリカン・エキスプレスが多いですね。一般、ゴールド、プラチナの合計が61パーセントですから、ビザ、マスターカードとほぼ同じです。
日本でも同じような感じですね。ビザ、マスターカードが付いているクレジットカードがよく使われています。日本ですから、アメリカン・エキスプレスの代わりに、JCBがよく使われています。
日本に住んでいる限り、ビザ、マスターカード、JCBの3つのブランドがあれば、十分でしょうね。
よって、クレジットカードは、3枚が適当といえましょうか。
ダイナースクラブでは、年会費が2万2000円、アメリカン・エキスプレス(一般)では、年会費が1万2000円であり、高級レストランに頻繁に行く人や、海外旅行に頻繁に行く人以外にとっては、必要性に乏しいだけでなく、年会費が無駄に思えます。
ビザ、マスターカード、JCBであれば、年会費無料のクレジットカードがありますし、年会費があったにしても、せいぜい1250円です。
年会費2万2000円や1万2000円と比べると、大きな違いですね。
億万長者とまでいかなくとも、適切な富を蓄えるためには、無駄な出費は絶対にせず、また、見栄を張るような出費も絶対にしないことですね。
そうしますと、ダイナースクラブのクレジットカードは、億万長者にとって不必要なクレジットカードの代表といえそうで、3.4パーセントという低い数字がそれを物語っています。
つい、人は、ステイタスを求めますが、本当にステイタスは必要なのか。冷静に考えれば、必要ないですね。それに、現在では、ダイナースクラブのクレジットカードを持っていても、それほどステイタスがあるとみなされないようですから、年会費が高いだけというお得でない結果になるようです。
お得なクレジットカードを利用し、一歩でも億万長者に近づけるよう、倹約に励むのがよさそうです。