仏教には、十悪業が説かれています。
まずは、その十個を確認してみましょう。
@ 殺生
A 偸盗
B 邪淫
C 妄語
D 綺語
E 悪口
F 両舌
G 貪欲
H 瞋恚
I 愚癡
この中でよくしてしまうのは、悪口でしょう。
つい、悪口を言ってしまうのですね。
しかし、十悪業のひとつですから、安易に考えるわけにはいきません。
やはり、悪口を言わないようにしなければなりませんね。
では、どうすればよいか。
悪口とは、誰かさんのことについて言うことですから、その誰かさんを話題にしなければよいのですね。
話題にするから、悪口につながるわけです。
そもそも、話題にしても悪口しか出てこないような人は、相手にする必要がなく、話題にする必要がないのですね。
話題にしなければ、悪口が出てくる余地がありませんので、悪口を言わなくて済みます。
十悪業から逃れることができるのですね。
話題にしないという点を守れば、どうにかなります。もっと言うと、悪口を言ってしまう人など、そもそも思い出す必要すらないのですね。
万一、思い出しても、話題にしなければよいだけです。
捨てておけばよいでしょう。
わざわざ、どうでもいい人の悪口を言って十悪業を積む必要はありません。
賢明に生きていくことですね。
そのために仏教思想があるといえましょう。どんどん活用することですね。