公場にして理運の法門申し候へばとて雑言・強言・自讃気なる体・人目に見すべからず浅猨しき事なるべし
教行証御書 1283頁
公の場において、法門を申し述べる際、余計なこと、くだらないこと、大きな声を出したり、脅しをかけてみたり、また、ドヤ顔をしてみたり、という浅ましい姿を見せてはいけないということです。
我々にあてはめてみますと、職場などが公の場ですね。
職場においては、どうでもいいことを言わず、偉そうなことを言わず、調子に乗ったことを言わず、浅ましい姿を一切見せないことですね。
しかし、実際は、浅ましい姿をさらしているものです。
注意したいものですね。
職場においては、職場に必要なことのみを言い、為すべきことを為す、という態度が好ましいですね。
所詮、ビジネスなのですから、然るべき儲けがあればよく、余計なことは言わないに限ります。
「雑言・強言・自讃気なる体」をさらす時間があるならば、さっさと、するべき仕事をしておくことですね。