商売で一番大切なことは、とにかく「儲け」を出すことです。
斉藤一人『人とお金』サンマーク出版 29頁
「儲け」が出なければ、事業資金が足りず、借金をして、ゆくゆくは借金だらけになり、事業は潰れます。
このようにして、潰れる事業、会社は一定数発生します。
「儲け」を出すという一点に集中すれば、智恵も出ると思うのですが、そもそも、潰れる会社の社長は、「儲け」を出すことに集中していないのかもしれませんね。
根本的なことが分かっていないということでしょう。
あくまでも「儲け」があっての事業ですから、「儲け」がなければ何もないわけで、「儲け」にこだわらないという段階で、潰れる道を突き進んでいるとみて間違いありません。
ただ、すぐに潰れるわけではなく、数年、数十年かけて潰れるので厄介ですね。
潰れるなら、すぐに潰れた方が良心的というものです。
しかし、そうはならず、じわじわ潰れていくのですね。途中で幸運な「儲け」などを挟みながら、事業の規模を大きくしながら、潰れていくのですね。
貧乏神には、「貧乏な波動を出している人にとりつく」という性質があります。
だから、本当に貧乏をやめたかったら、意識や口グセを徹底的に変えることです。
同書 47頁
この指摘で重要なのは、「徹底的に変える」という点でしょう。
なんとなく変えても、人は変わりません。変われればいいなと夢想しても、人は変わりません。
やはり、「徹底的に変える」必要があります。
常日頃の行動において、貧乏くさい振る舞いは、徹底的に排除しておかなければなりません。
食事の際、買い物の際、出費を行う時も、今までの習慣で、貧乏くさい行動をとりがちですが、そのような時に、「これではいけない」と自問して、行動そのものを変えることです。
安いという言葉に踊らされることなく、それなりにいいものを食べ、買うことです。
無理をすることはありませんが、少しずつ、レベル、ランクを上げていく工夫は必要です。
ただ、値が張っている割には、その値段に見合わないものには、気を付けておく必要があります。
高ければいいというわけではなく、安いもの以上に喰わせものの商品があり、これに引っ掛かると、高額であるだけに、一気に貧乏になってしまいます。
このようにして、貧乏神は、必死に抵抗してきますので、こちらとしては、「徹底的に」対応するほかありません。