散々、嫌な目に遭わされるわけですが、いちいちまともに相手をしていてはこちらの身が持ちませんので、適当にあしらうほかありません。
それにしても、ムカムカするのですが、このような時に中島敦の『李陵』の一節を思い返すとよいでしょう。
こんな手合は恨みを向けるだけの値打さえない。
中島敦『李陵 山月記』小学館文庫 39頁
まさにこの通りですね。
相手のレベル、相手の境涯に合わせてはいけません。
自分が目指す境涯に照らすと、あまりにも話にならない低レベル、低い境涯であるわけですから、まともに相手にしないことであり、それこそ、「恨みを向けるだけの値打さえない」としっかりと認識しておくことですね。
そうしますと、必要以上にムカムカすることもなくなります。
最低限の対応だけにしておき、深入りしないことですね。
今までのことを思い返しますと、値打のないものに、いちいち関わっていました。この点は、深く反省するところです。
誠実であるのは結構なのですが、かたくなで馬鹿正直なのはいただけません。