ガラクタのいっさいない家というのは、信じられないくらいスッキリして心が落ち着く。
リチャード・カールソン『小さいことにくよくよするな!2』小沢瑞穂訳 サンマーク出版 236頁
本書は1998年に発行され、翻訳は1999年に出されています。約16年も前の本なのですね。断捨離が流行る前に同じようなことが言われています。
やはり、物事を考えていくと、断捨離に行き付くのでしょう。
ガラクタのない生活は、すっきりと整理され、よく管理されている。空間を感じる余裕がある。開放的な気分のおかげで気力が充実し、生活に押しつぶされるのではなく生活との一体感をもてるようになる。
同書 同頁
ゴミ屋敷ほどではなくても、一般の家庭の中を見ますと、いらないものが溢れていますね。
大きなお世話でしょうが、もっとすっきり生活できないものかと思ってしまいます。
散らかっている部屋で生活している人は、精神が荒んでいます。
周りに悪影響を与えるのですね。よって、他人の事柄であっても、注視しておく必要があるのですね。
私についていえば、いらないものをどんどん減らしていくなかで、本当に残そうと思ったものに対して強い愛情を感じるようになった。
同書 237頁
本についても、そうですね。たくさん本があるときは、御書が重要と思っていながらも、さほど読むこともなく、そのままになっていました。
しかし、本の断捨離をはじめますと、当然ながら、御書は残るわけで、本棚において、御書が目立つようになります。
そして、手に取り、読み始めます。
御書は相当分厚い本ですが、読み進めるうちに、読了に至ります。
本の断捨離をしたが故に、読み終えることができたといえるかもしれません。
本が多いままであると、御書が本棚の中で埋もれていたかもしれませんね。
本が多いと、大切な重要な本を読まないという弊害があるようです。
何度も読み返す本は、本棚に置いておき、そうでない本は、その都度、処分するのがよいですね。