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2015年01月12日

『英語で学ぶ御書』

『英語で学ぶ御書』の最初の御文は「立正安国論」です。

まずは、拝してみましょう。

「汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を祷らん者か」(立正安国論 31頁)

続いて、英語で読んでみましょう。

If you care anything about your personal security, you should first of all pray for order and tranquillity throughout the four quarters of the land, should you not? (『英語で学ぶ御書』第三文明社 12頁:The Writings of Nichiren Daishonin Volume I p.24)

自分の幸せを願うにしても、自分を取り巻く環境が劣悪であるならば、その劣悪さに影響され、不幸せになっていきます。

自分だけの幸せなどなく、周りの人と共に幸せになりませんと、自分の幸せも成り立たないというわけです。

それも、全世界的規模で祈りを為せというのが日蓮の主張ですね。壮大ですらあります。

しかし、考えてみますと、グローバル化した現代の世界からすると、日蓮の主張は首肯できるものです。

まさに、世界で起きていることが日本に大きな影響を与え、そして、日本全国に影響が及ぼされていきます。

世界のことなど知らないよ、とはいかないのですね。

心配しなくても、世界の方から影響を与えてくるわけです。

そのためにも、「四表の静謐」を祈ることが重要になってきます。

また、世界を知るにあたって、英語の力は必要でしょうね。

御書に関しても、英語で読むというのは、それなりに意義があるものと思われます。

御書の原文は、日本語ですので、日本語で読めればそれでいいのですが、英語で読みますと、新たな視点を得ることができます。

日本語であると、つい、分かっているということで、細かい点を読み飛ばす可能性があります。

しかし、英語で読みますと、ひとつひとつの単語をゆるがせにすることができず、文章の構造にまで気を配らなければなりません。そうしませんと読めませんからね。

そのことによって、より繊細に御書を読むことができるわけです。

英語という別の言語で読むことにより、御書を違う角度から読むことができます。

もちろん、御書の原語は日本語ですから、日本語の御書が根本であり、日本語でみっちり研鑽するという土台があってこそ、英語で読む御書が活きてくるというものでしょう。

英語で学ぶ御書

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posted by lawful at 14:38| 御書

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