「人間には、認知活動それ自体を対象として認知する心の働きがある。これがメタ認知とよばれるものである。メタ認知を働かせることにより、私たちは、自分の判断や推理、記憶や理解など、あらゆる認知活動にチェックをかけ、誤りを正し、望ましい方向に軌道修正することが可能になる」(三宮真智子 編著『メタ認知』北大路書房 @頁)
人は、一杯一杯の状態の時に、メタ認知を活用することはありません。
余裕があれば、メタ認知を活用することができます。
メタ認知は、重要な力ですが、いつでも使用可能というわけではありません。
そもそも、メタ認知ということを認知できていることがポイントです。
自分がものを考えている時に、ちょっと立ち止まって、ものを考えている自分を第三者の立場から見つめることですね。
ただし、焦っている時、怒っている時、不安な時など、メタ認知の入る隙間はありません。
まずは、落ち着くことですね。
その上で、メタ認知を活用することです。
冷静になることもメタ認知を活用する上で重要ですね。
人を騙す詐欺師などは、騙される人にメタ認知を活用させまいとしているのでしょうね。
新宗教の活動に熱心な人は、メタ認知を活用していないですね。
もっと言うと、メタ認知を活用することを拒否しているのかと思われる程です。
新宗教の上級教団職員は、メタ認知を活用していることでしょう。
その上で、信者の人をうまく動かしているのでしょうね。
要は、メタ認知を活用している人とメタ認知を活用していない人との2種類の人がいるということですね。
当然のことながら、メタ認知を活用する人になっていきましょう。