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2013年12月30日

『貧乏人が激怒する 新しいお金の常識』午堂 登紀雄

「実際、「あと月1万円、生活費を削るにはどうすればよいか?」という質問に答えることは、そう難しくないでしょう。
 では、「あと月1万円、収入を増やすにはどうすればよいか?」という質問には、なんて答えるでしょうか。
 パッといくつかの案を出せるでしょうか。なかなか思いつかない人もいるでしょう。
 多くの人が思いつくのがアルバイトです。なぜなら、仕事が与えられるアルバイトはラクだからです。自分で考えなくてもいいし、一定時間働けば確実に時給がもらえるからです。これもまた、思考停止の典型例です」(午堂登紀雄『貧乏人が激怒する 新しいお金の常識』光文社 197頁)

鋭い指摘ですね。

「あと月1万円、収入を増やすにはどうすればよいか?」という視点は欠けておりました。

著者が言うように、誰しもアルバイトと答えてしまうところですが、わざわざ本業以外で雇われをするのも芸がありません。

アルバイトではないことで収入を増やすという視点が必要ということです。

著者は、不動産投資やFXをして資産を増やしているようです。

私は、不動産や外国為替に関心がないこともあり、不動産投資やFXをしようという気にはなりません。

しかし、株式には関心があり、多少の株式は持っておりますので、国内株式の取引なら良いのではないかと考えました。

今まで、株は持ち続けているだけでしたが、著者の言うように収入を増やすために株の取引を活用するのも面白いと感じます。

ある一つの銘柄を買っておりましたので、この銘柄で月1万円の利益を出してみようと考えました。

せっかくですから、手数料、税金を差し引いた利益が1万円以上になる株価で売却設定をしておきました。

幸い、株価上昇のトレンドですから、売却できており、1万3000円の利益が得られました。

これをアルバイトで稼ぐならば、時給1000円としても13時間の労働が必要になります。

13時間は、なかなか長い時間です。

簡単に言うと2日弱の労働ということですね。

では、私が株を購入し、そして売却した時間はどれぐらいかというと、いろいろと銘柄選定をしていましたので、数時間は使っていると思いますが、10時間を超えることはなかったと思います。

そもそも、株に関心があるわけですから、数時間を使ったところでその時間が無駄というわけではありません。

ちょっとした経済の勉強ともいえるでしょう。

しかし、アルバイトであれば、別にやりたいことでもなく、勉強になるわけでもなく、単なる労役といった感じです。

意味のない13時間といえなくもありません。

著者が言っているのは、単なる労役をするのではなく、自分の頭を使って効率よく資産運用をすることということでしょう。

それも、自分のしたいこと、関心のあることをすることですね。

そして、それをすることによって勉強になり、楽しめ、資産運用になっていることが大切です。

もちろん、株を売買する場合、損失が出ることもあります。

しかし、それは織り込み済みのことですから、取り立てて言うほどのことではありません。

リスクがあるから利益もあるということでしょう。

これからも趣味の範囲で、無理をせず、株の売買をしていきたいと思います。
posted by lawful at 16:12| お金

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