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2013年12月27日

「孝」という字から信仰を考える

「人間は進歩しようと思えば、統一がなければならない。教育とは何ぞやと言えば、つまるところは先輩・後輩と長者・少者の連続・連結の役目をなすものでなければならない。
 要するに孝という字は、単に親を大事にして、親に尽くすという意味だけではなくて、親子・老少、先輩・後輩の連続・統一を表わす文字である。そういうことを知って孝経や論語を読むと、限り無い教訓がその中に含まれておることがよくわかる」(『安岡正篤一日一言』致知出版社 227頁)

「孝」という字は、連続・統一を表わすのですね。

伝統的なものを大切にすることと言い換えてもいいかもしれません。

また、秩序を大切にすることと言ってもいいでしょう。

確かに、途切れ途切れ、離れ離れでは、何事も為せませんし、生活、人生そのものが成り立ちません。

「孝」という字から、自らの信仰を考えた場合、上記のとおり「伝統」と「秩序」とが大切になることが分かります。

「伝統」の面からいうと、2000年以上も前から存在する大乗経典の精髄である法華経及び700年以上も前から存在する日蓮の御書を受け継ぐという姿勢が大切ですね。

また、「秩序」の面からいうと、法華経、日蓮の御書を中心としながら、軸としながら、他の経典、他の宗教、他の思想をも包含し有機的な信仰秩序を築き上げることが大切でしょう。

歴史に根差しながら、あらゆる宗教、思想に振り回されることなく、逆に、あらゆる宗教、思想を活かすほどの確固とした軸のある信仰が理想といえましょう。

安岡正篤一日一言

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posted by lawful at 20:47| 雑感

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