「新聞を読むのは、新聞を読んで何らかの投資行動を起こすためではありません。(中略)要は、「その情報をみんなが知っているのかどうか」「誰が知っている可能性があるのか」を知るために、新聞を読むのです」(松本大『「お金の流れ」はこう変わった!』ダイヤモンド社 121頁)
新聞を読んでさまざまな情報を得て、株を買ったりすることがあると思いますが、新聞を読んで投資しているようでは損失を被るようですね。
新聞に記事が載っている段階で、その情報は古いと考えておく必要があるようです。
では、なぜ、古い情報を載せている新聞を読むのか。
それは、ほとんどの人、多くの人が知るに至った情報は何であるかを確認するためなのですね。
新聞を読むことによって、世の中の流れを見るわけですが、その流れは、もうとっくの昔から始まっているということを確認するわけですね。
新聞で新しい情報を得るというのではなく、世の中に出回っている情報(所謂、古い情報)は何なのかを確認するために、新聞を読むということですね。
一応、世の中の流れを確認するために新聞を活用するのであって、自分自身が本当に欲する情報は、新聞という媒体ではなく、直接、自分で体験するなり、人と会って話をするなり、まとまった書籍を読むなりして得ていかなければなりませんね。