「英語の命は「音と語順」である。その両方を手に入れるには、とりあえず聞きまくり、読みまくるしかない。これこそ英語を「内在化」する最も効率的な方法である。たとえ、少しばかり時間と労力がかかるとしても」(『英語ベストセラー本の研究』晴山陽一 幻冬舎 229頁)
英語は日本語と「音」の面で大きく違いがあります。
日本人としては、なかなか英語が聞き取れないという問題点があります。
結局、英語をたくさん聞くしかないわけですが、英語学習において、「音」の面を強調しても強調しすぎることはありません。
昔は、英語教材にCDが付いていることなどなく、どうやって「音」を確認するのだろうかといぶかしく思っていましたが、今は、インターネットをはじめ、電子辞書、英語教材にはもれなくCDやDVDが付いてきますから、「音」を確認するにはいい時代となったといえるでしょう。
あと、英語と日本語との大きな違いは「語順」であり、また、日本語と違い英語の「語順」は厳密であるということですね。
単語の順番を間違うと英語として成立しませんから、日本語の感覚とは大きく違います。
英文法の知識が必要になる意味が分かります。
英語の「音」「語順」を身に付けるには、やはり、練習、訓練としての音読、暗誦が必要になります。
「音」を聞くだけでなく、「音」を発する必要があり、「語順」(英文法)を学習するだけでなく、その「語順」(英文法)を口に出すことによって、体に覚えこませる(内在化)必要があります。
上記の点を3つにまとめると以下の通りになるでしょうか。
1 「音」:英語教材は、CD、DVDが付いているものを用いるべし。
2 「語順」:基礎的な英文法をマスターすべし。
3 「内在化」:英文の音読、暗誦を繰り返すべし。
とにかく、英語をマスターすべく、楽しく学んでいきたいものです。