新宗教の活動に熱心な人の中には、誤った推論や間違った信念を持っている人がいます。
最初は、さほどその新宗教に影響されていなくとも、長年、その新宗教の活動に熱心に取り組み続けると、誤った推論に慣れてしまい、また、間違った信念が強固になっていきます。
いつの間にか、その新宗教が持っている誤った推論をそのまま真に受けてしまい、また、その新宗教の間違った信念を自分の信念としてしまっている場合があります。
徐々に悪化していきますので注意が必要ですね。
そうしますと、新宗教による誤った推論や間違った信念が普段の生活にも影響を与えてきます。
一般的な思考習慣にまで影響するわけですね。
一例をあげれば、間違った推論の癖が付いていますから、詐欺に引っ掛かりやすくなります。
通常であれば、詐欺と分かる場合でも、間違った推論の故、詐欺と見破ることができず、損害を受けるわけですね。
あと、間違った信念が強固になってしまうと、世の中がそれなりに正しくある場合、間違った信念の故、世の中から浮いてしまいます。
世の中から浮いてしまうとは、つまり、世の中のお金の流れから取り残されることを意味すると考えてよいでしょう。
金銭的に不遇となる懸念があります。
金銭的な面から考えても、誤った推論や間違った信念にいいことは一つもありません。
もちろん、人間関係の面、精神的な面から考えても、誤った推論や間違った信念は、悪い影響を与えます。
変な人との接点が増えてしまうこともありますし、鬱などの精神的病に苛まされることがあります。
新宗教の活動に熱心で、かつ、誤った推論や間違った信念が身に付いてしまっている人は、金銭的に恵まれず、いい人との接点はなく、鬱状態の人が多いですね。
せっかく新宗教なりの宗教をするならば、正しく信仰すればよいのにと思うのですが、そうならないのですね。
やはり、根本的に不真面目なのでしょう。それ故、誤った推論を行い、間違った信念を持つのでしょうね。
気を付けたいものです。
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