今まで英単語を学ぶときに訳語を一生懸命覚えていたように思います。
基本単語の場合、英和辞典を引くと数十の訳語が並んでおり、全部覚えきれないと感じると共にどれをどう使い分ければよいのか途方に暮れる感じがしたものです。
しかし、英単語を学ぶ際、訳語に捉われずに、まずは、コアイメージをつかむことが大切であると指摘する教材(新感覚☆キーワードで英会話)があり、目からうろこが落ちる感覚がありました。
例えば、「come」の場合、訳語に頼ると「来る」と理解してしまい、その訳語に引っ張られてしまいますが、「come」のコアイメージは、「視点が置かれているところに移動する」だそうです。
「話題の中心に移動する」コアイメージということだそうです。
そうしますと、以下の英文も正しく理解できます。
May I come to your office?
(あなたの事務所に行っていいですか?)
視点が置かれているところ、話題の中心は、your office ですから、そのyour office に移動する、すなわち、「行く」と理解できます。
訳語に頼ると「来る」ですが、正しく理解したのちの日本語訳は「行く」になります。
全く逆の言葉ですね。
しかし、「come」のコアイメージからすれば、逆でもなんでもなく同一の感覚であることが分かります。
訳語が一つで済むような英単語よりも、さまざまな使われ方をする基本単語(take , give , get , have , come , 等々)の方が難しいといえますね。
まずは、基本英単語のコアイメージを把握しておくことですね。
そうすれば、応用が利きますし、英語との距離感が近くなるように思われます。