「株式市場を左右するのは、実は次の四つの要因しかありません」(林和人『香港大富豪のお金儲け 7つの鉄則』幻冬舎 72頁)ということで四つの要因が示されています。確認してみましょう。
@ 企業が翌年に稼ぐ利益(前年よりも利益が上がるのならば○、下がっていれば×)(同書73頁)
A 金利(低金利が続き、大きく上昇しないときは○、上昇傾向が続くなら×)(同書74頁)
B 需給(需要が多ければ○、供給が多ければ×)(同書同頁)
C 市場心理(強気であれば○、弱気であれば×)(同書75頁)
非常に分かりやすいですね。当たり前のことを当たり前に理解することが肝要です。
つい株式投資になるとさまざまな言説が飛び交い、ウルトラCがあるかのように錯覚を起こしますが、適切に市場を見ていけばよいですね。
当然のことながら成長する企業を見つける必要があります。
別に新興企業である必要はありません。
老舗企業であっても成長する時はしますからね。
「本業でいくら利益が伸びていくかが重要。損益計算書だけをみてもいいくらいです」(同書73頁)ということですから、損益計算書を読めるように、活用できるようにしておきたいですね。
決算書の読み方に関し、Eラーニングや東証のセミナーで勉強したことがありますが、まだまだ身に付いておりません。
改めて勉強したいと考えています。
金利に関しては、現在の日本では低金利ですが、今後のことに関しては新聞等の報道で確認していけばよいでしょう。
需要に関しても、市井の人間にとっては、報道等からしか判断するしかありませんが、いろいろ見聞きすることでしょうね。
それと、街に出かけたときに何となく感じる空気、これは重要でしょうね。
自らが実感したものも大切な判断材料となります。
市場心理に関しては、現在、なかなかの強気となっております。
強気がいつまで続くかは分かりませんが、当分は続いてほしいといったところです。
注意したいのは、いつまでも強気が続くと感じはじめたときが危ないということでしょうね。
株式投資は、単なるマネーゲームではありませんね。
自分自身の全知全能をフル稼働させてはじめて成り立つものでしょうね。
真剣に取り組んでいきたいと思います。