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2012年09月02日

『決断力』 羽生善治

「実は、将棋では、勝ったケースのほとんどは相手のミスによる勝ちである。本当のことだ。拾い勝ちという感じなのだ」(羽生善治『決断力』角川書店 98頁)

勝負事は、勝った方の力が優れているから勝つと考えがちですが、ある一定の水準を超えた者同士の場合、双方の力に差はなく、ミスをした者が負けるようですね。

圧倒的に強い者が勝負をする場合は、相手のミスを待つことなく、強さで捻じ伏せればよいだけです。

しかし、圧倒的に強い者は、世の中に数えるほどしかおらず、そもそも、格が違うわけですから、庶民、市井の人にはあまり参考になりません。

羽生氏の『決断力』によると、トップ棋士同士に実力の差を認めることはできないようで、横一線ということです。

それこそ、しのぎを削っているわけですね。

その中で、熾烈な戦いを行うわけですが、熾烈な割には、相手のミスで勝つというのですから、あっさりした感じを受けます。

そんなものなのですね。

ある意味、ビジネスの世界であっても、人間関係においても、同じようなものなのかもしれません。

人と人との差など大してなく、どんぐりの背比べですから、ミスをした者、失敗した者が負けていくのですね。

では、ミスをしないためには、どうすればよいのでしょうか。

トップ棋士もそうでしょうが、日々の鍛練、精進を行うことでしょうね。

その中で、相手がミスをするより前に自分がミスをしないという粘り強さを身に付けることが大切になってくるでしょう。

ミスをしないとは、自分自身が行わなければならないことを継続して行うことといえるでしょう。

ミスとは、継続して行ってきたことが停止した状態ともいえるわけで、とにかく、継続するということがポイントですね。

そのために、鍛錬、精進、努力、練習を行うのですね。

先日のロンドンオリンピックにしても、よくよく観てみると、ミスをした者が負けていましたね。

ほとんどの競技がそうであったと言ってもいいかもしれません。

もちろん、一部には、圧倒的に強いアスリートがいて、文句なしの金メダリストがいましたが、このような人は、ほんの一握りでした。

常に一定水準のレベルを保つということが大切です。

その水準がその人の格となっていきます。

また、その水準をさりげなく上向きにしていくということですね。

そして、自分自身の格を上げていく必要があるでしょう。

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posted by lawful at 21:32| 雑感

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