英語を聞き取れるようになりたいものですが、効果的な学習法があるようです。
「英語のリスニングは、次の5つのステップを踏むと効果的な学習になります。
@ 英文を読む
A 日本語の字幕で聞く
B 英語の字幕で聞く
C セリフを繰り返す
D 同じ速さで繰り返す」(古川武士『30日で人生を変える「続ける」習慣』日本実業出版社 44頁)
洋画を使いながらの勉強法のようですが、洋画でなくても一般的な英語教材でも同じように勉強すればよいでしょう。
まずは、
@英文を読み、
A日本語訳を見ながら英語を聞き、
B英文を見ながら英語を聞き、
C自分でも声に出して話してみて、
Dその速度をネイティブのスピードに合わせていく、ということですね。
英語のリスニングの勉強と思いきや、上記の勉強法は聞くだけでなく、読む、話すも含まれています。
これに書くも加えれば、すべてが揃うことになります。
英語を勉強する際、リスニングであれ、リーディングであれ、結局は、聞く、話す、読む、書く、のすべてに関わってくるものだと思います。
注意したいのは、英語を学ぶときに日本語の字幕、日本語訳、つまり、日本語を使っているというところですね。
最終的には、英語を英語で理解できるレベルを目指すにしても、いきなり英語を英語で理解することはできません。
上手に日本語を使いながら、活用しながら、英語を学ぶことが効果的でしょうね。
つい、学校英語の影響か、英語を日本語に訳すという順序で勉強しがちですが、日本語訳から英語そのものを読む、聞くという順序も大切にした方がよいですね。
試験があるわけでもありませんから、所謂、カンニングのような勉強法の方が英語を身に付けるにはよいでしょう。
意味も分からない英文を聞いたり、読んだりしても、面白くもなんともありません。
日本語で意味を把握したのちに、英文を聞いたり、読んだりすれば、英語ではこのように表現するのかと感じ入りながら学ぶことができます。
中学校、高校の英語の教科書に日本語訳は載っていません。
教育効果をよくよく考えれば、出来の悪い教科書ですね。
教員のための教科書であり、生徒のための教科書ではなかったということですね。
授業や試験をするための教科書であり、英語を習得させようという意思は感じられません。
まあ、そのような意思など元々ないのでしょう。
万一、市販されている英語教材で日本語訳が付いていなければ、欠陥商品として誰も買わないでしょう。
英語の原書でもあるまいし、教材でありながら日本語訳を載せない学校の教科書はふざけているとしか言いようがありませんね。
大人になってからでは、中学校、高校の教科書を使う必要もありませんので、市販されている出来の良い英語教材でしっかりと英語をマスターしたいですね。
とにかく、「続ける」ということですね。