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2015年06月28日
第8回このミステリーがすごい大賞・大賞作『トギオ』太朗想史郎
捨て子の「白」を拾ったがために、大きく狂いはじめる主人公の人生。
家族は村八分に遭い、主人公はクラスメイトから生々しく陰湿ないじめを受ける。
村を出た主人公は港町に流れ、やがて大都会・東暁(とうぎょう)を目指すことに。
生き抜くために悪事に手を染め、殺伐とした東暁で地べたを這いつくばって生きる主人公が唯一気にかけていたのは、村に置いてきた白のことだったー。
『このミステリーがすごい!』大賞第8回(2010年)大賞受賞作。
[BOOKデータベースより]
これってミステリーなのSFにしても物足りないし・・・
と思ったら、選考理由に「ミステリーの枠を超えて凄い」と・・・
ん〜、ミステリーと思って手にする人もいるので、
超えたらいけない気がするのは私だけなのでしょうか( ̄Д ̄;;
作者の頭の中では、すごい世界が広がってると思いますが、
いつの時代のことやら、
携帯にちょっと似てるオリガミのことやら、
説明がなく、最初はよくわかりませんでした(*_*)
全くおもしろくなかったというわけではないけど、
このミス大賞作と思って、手に取った私にはう〜んという内容でした。
価格:575円 |
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2015年06月27日
ミステリー『蝦蟇倉市事件2』アンソロジー
海と山に囲まれた、風光明媚な街、蝦蟇倉。
この街ではなぜか年間平均十五件もの不可能犯罪が起こるという。
マンション、レストラン、港に神社、美術館。
卒業間近の大学生、春休みを迎えた高校生、会食中の社会人、休日を過ごす教師。
舞台も人も選ばずに、事件はいつでも起こっている。
様々な不可思議に包まれた街・蝦蟇倉へようこそ!
今注目の作家たちが、全員で作り上げた架空の街を舞台に描く、超豪華競作アンソロジー第二弾。
[BOOKデータベースより]
収録作品
秋月涼介『消えた左腕』
北山猛邦『さくら炎上』
越谷オサム『観客席からの眺め』
桜坂洋『毒入りローストビーフ事件』
村崎友『密室の本』
米澤穂信『ナイフを失われた思い出の中に』
1巻に出てきた他の作家さんの作品のキャラが出てきて、おもしろかったです(^O^)
米澤さんの作品は蝦蟇倉市でなくても、いいような気はします・・・
米澤さんの作品、『さよなら妖精』の続編だったそうなのですが、
未読なので、楽しみは半減したと思います(ノω・、)
アンソロジーは普段読まない作家さんを新しく発見できるので好きです。
短編なのでいまいち話の重みが足りない気もしますが。
ちなみに、1では、
伊坂幸太郎さん、大山誠一郎さん、伯方雪日さん、福田栄一さん、道尾秀介さん
の5人の作品が収録されています。
【中古】 蝦蟇倉市事件(2) ミステリ・フロンティア/秋月涼介,北山猛邦,越谷オサム,桜坂洋,村崎友,米澤穂信【著】 【中古】afb 価格:498円 |
2015年06月26日
『夜の光』坂木司
慰めなんかいらない。
癒されなくていい。
欲しいのは、星の距離感。
これは天文部に集うスパイたちが、最前線で繰り広げた戦闘の記録。
[BOOKデータベースより]
スパイといっても大掛かりな国のスパイではなく、
ただ己をスパイだと課しているだけであり、
戦う場所は高校であり、自分の家庭。
ジョー、ゲージ、ギィ、ブッチの4人の高校生が出てきます。
5作からなるストーリーで、
1作ずつ順番に4人の視点で描かれたもの、5作目は卒業後の話となってます。
4人はほど良い距離を保ってますが、
お互いを思いやっている・・・そんな関係が素敵だと思いました。
別に天文部でなければいけなかったわけではない話でしたので、
どうせ天文部にするのであれば、
もっと星に絡めたストーリーにしてほしかったです。
配達ピザの具の謎や、
季節外れの蛍の謎、
学祭で初対面の人から恨まれたわけなどなど、
日常の謎を解くちょっとしたミステリーの要素もあります。
坂木さんの作品の中ではあまり・・・でしたσ(^_^;)
作品中何度も出てくる、
ギィの淹れるコーヒーが飲みたくてたまらなくなりました。
価格:680円 |
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2015年06月25日
ミステリー『ソロモンの犬』道尾秀介
秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ押さない友・陽介の死で破られた。
飼い犬に引きずられての事故。
だが、現場での友人の不可解な行動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。
そして予想不可能の結末が・・・。
青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。 [BOOKデータベースより]
オービーが健気で、愛おしく思えました。
間宮先生に動物のことをいろいろ教えてもらいたいです( ´艸`)
事故や、友人を疑わなくてはならないところでは暗く重い感じでしたが、
読後はさわやかでした。
価格:648円 |
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2015年06月24日
やはり一度は読んでおこう!『こころ』夏目漱石
親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。
鎌倉の海岸で出会った“先生”という主人公の不思議な魅力にとりつかれた学生の眼から間接的に主人公が描かれる前半と、後半の主人公の告白体との対照が効果的で、“我執”の主題を抑制された透明な文体で展開した後期三部作の終局をなす秀作である。 [BOOKデータベースより]
読まなければ、と思いつつ今になってしまいました。
これ以外全部貸し出し中だったので、ジュニア版になっちゃいました。
100年ほども前に書かれた作品と思えないくらい、
今現在を生きている私が読んでも面白いです。
全く色褪せていません。
日本語もとても豊かで美しさを感じました(^O^)
先生とKのどちらの心も理解することができて、
途中で心苦しくなってしまいました( p_q)
友情、エゴイズム、愛情、罪悪感などなど・・・。
深く、深く考えさせてくれる作品でした。
価格:399円 |
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2015年06月22日
泣けます…『鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール』野口嘉則
息子のいじめに悩んでいた主婦に、経営コンサルタントの矢口氏が告げた言葉は・・・。
読んだ人の9割が涙した、ネットで爆発的に広まっている愛と感動の真実のストーリー。
悩みを解消し、運を開くヒントがここに。 [日販MARCより]
(本文より)
『鏡の法則』
現実に起きる出来事は、一つの『結果』です。
『結果』には必ず『原因』があり、
その原因は、あなたの心の中にあるのです。
つまり、あなたの人生の現実は、
あなたの心を映し出した鏡だと
思ってもらうといいと思います。
『必然の法則』
人生で起こるどんな問題も、何か大切なことを気づかせてくれるために起こるんです。
自分に解決できない問題は決して起こらないのです。
物事がうまくいかないときは、
自分が大切にする必要がある人を、責めてしまっていることが原因として挙げられるそうです。
これを解決するためには、8つのステップがあるそうです(・ω・)/
@「ゆるせない人」をリストアップする
A自分の感情を吐き出す
B行為の動機を探る
C感謝できることを書き出す
D言葉の力を使う
E謝りたいことを書き出す
F学んだことを書き出す
G「ゆるしました」と宣言する
私も、読んで泣いてしまった人です。
心が洗われた気持ちになりました(*^.^*)
自分のことを思い起こせば、そういえば・・・と思うところが多々ありました。
今からでも遅くないので、今までの行動や気持ちをこれから変えていきたいと思います。
読んだ後、親の声が聞きたくなり、思わず電話してしまいました。
価格:1,028円 |
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2015年06月21日
ミステリー『殺人方程式 切断された死体の問題』綾辻行人
首が、ない。
警視庁刑事・明日香井叶は絶句した。
教団ビルで“お篭り”の儀式中だった「御玉神照命会」教主・貴伝名剛三が、なぜか別の建物の屋上で死んでいたのだ。
しかも、頭部と左腕を切断されて。
なぜ犯人は死体を切断したのか?
叶の双子の兄・響が怪事件の謎に挑む。
[BOOKデータベースより]
私の大好きな物理を使ったトリックでした。
作中、いろいろな伏線を張り、証拠を提示し、
「読者への挑戦状」を出してきます。
叶はかわいく、響はかっこいいキャラでした。
犯人がようやく判明した、と思わせておいて、
実はまだ別の真相が残っていた・・・というところにはびっくりしました。
価格:750円 |
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ネットオフ
2015年06月20日
第141回直木賞受賞作『鷺と雪』北村薫
帝都に忍び寄る不穏な足音。
ルンペン、ブッポウソウ、ドッペルゲンガー・・・。
良家の令嬢・栄子の目に、時代はどう映るのか。
昭和十一年二月、雪の朝、運命の響きが耳を撃つ―。
[BOOKデータベースより]
ベッキーさんシリーズ3作目です。
3つの短編が収録されています(・∀・)
失踪した人の行方を探したり、
老舗の長男の謎の行動を解決したり、
写真に写ったドッペルゲンガーの謎を追ったり・・・。
ベッキーさんがかっこよかったです。
これから戦争の時代に向かっていく前の時代の雰囲気が何とも言えませんでした・・・。
三越にあんなジンクスがあったなんて知りませんでした(ノ゚ο゚)ノ
価格:534円 |
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ネットオフ
2015年06月19日
ミステリー『リミット』五十嵐貴久
この放送が終わったら、リスナーがひとり死ぬ。
ラジオの深夜番組に届いた自殺予告メール。
残された時間は6時間半。
狭いブースの中で、男たちの行き詰る闘いが始まった。
白熱のタイムリミット・サスペンス。
[日販MARCより]
オールナイト・ジャパンという番組名でした。
オールナイト・ニッポンがモデルなんでしょうねぇ・・・
ラストは想像通り&前半の割りにあっさりしすぎではありましたが、面白かったです(・ω・)
同じことの繰り返しのような場面も多かったです。
一気読みしちゃいましたけど(笑)
でも、タイトルにリミットとあるので、もう少し緊迫感のある内容にしてほしかったような気もします(´□`。)
価格:720円 |
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2015年06月18日
ミステリー『探偵映画』安孫子武丸
『殺戮にいたる病』で衝撃を受けた安孫子さんの作品。
映画界の鬼才・大柳監督が『探偵映画』という映画の撮影中に失踪しました。
予告編も流れているため、途中で止めることはできませんが、
作品の結末を知っているのは監督だけ。
スタッフたちは、今まで撮影されたシーンから犯人を推測し、
撮影を続行しようとします。
美奈子と監督の秘密は途中で気付きましたが、
監督が最終的に撮ろうとしていたものは最後までわかりませんでした(ノ゚ο゚)ノ
価格:679円 |
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