2015年08月12日
『マドンナ・ヴェルデ』海堂尊
「ママは余計なこと考えないで、無事に赤ちゃんを産んでくれればいいの」
平凡な主婦みどりは、一人娘で産科医の曽根崎理恵から驚くべき話を告げられる。
子宮を失う理恵のため、代理母として子どもを宿してほしいというのだ。
五十歳代後半、三十三年ぶりの妊娠。
お腹にいるのは、実の孫。
奇妙な状況を受け入れたみどりの胸に、やがて疑念が芽生えはじめる。
「今の社会のルールでは代理母が本当の母親で、それはこのあたし。」
[BOOKデータベースより]
『ジーン・ワルツ』は理恵の側から見た話でしたが、
『マドンナ・ヴェルデ』は代理母となったみどりの目線で書かれています。
私は『ジーン・ワルツ』のほうが好きでした。
涙も出ちゃったし・・・。
この話での理恵には、ちょっと嫌悪感を抱きました。
代理母が本当の母親っていうのも変な話だけど、
かといって、自分がお腹を痛めて生んだ子どもが他人の子ども・・・っていうことも理解できない。
本当に難しい問題だと思う。
もし生まれたのが双子じゃなかったらどうなったんだろう。
二人が今後幸せになれたらいいなと思います。
やっぱりユミはすごいなって思いました。
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