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2015年07月13日

『家族狩り』天童荒太

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脂肪にぎらつくナイフが、肉を骨を家族を生きながら裂いてゆく・・・美しき地獄絵サスペンス。

「崩壊した家族に再生はあるのか」血の海に沈んだ家族がひとつ、またひとつ。

一家心中か、連続大量殺人事件か。

きっかけは、心理相談のラインに掛かってきた、一本の電話だった。

一方的に暴言を並べた学生らしきその声の主は、一家皆殺しを宣言して電話を切った・・・。

「愛の病理」がその巨体を街角に現して、物語は二転三転、急展開。

[BOOKデータベースより]



描写がリアルですごく怖かったです。

けど、先を読まずにはいられませんでした。


実際に殺された一家だけでなく、
事件に関わる刑事や美術教師なども家族に関して大きな問題を抱えています。


家族内における様々な問題が取り上げられていますが、
家族、学校、社会、本人、、、一体誰が悪いのか?


家族のあり方について考えさせられました(-"-;A

ちょっとしたずれた愛情で、こんなことになってしまうとは・・・

絶対に自分の家庭ではこのような崩壊が起こらないとはいえないかもしれません(+_+)


ラストでは、また新たな闇の訪れの予感が。


いや、ホントに重く、深い作品でした。


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posted by Karin at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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