2014年06月05日
「縁」か「妄想」か?『るろうに剣心』との再会 【雑記帳】
【雑記帳】
週刊少年ジャンプで人気だった漫画『るろうに剣心』が実写化された映画が、2012年8月25日に公開されました。
約2年前ですが、私はこの映画のエンディングテーマに大好きなONE OK ROCKの曲が使われるということで、それが一番の目的で映画の先行上映を仕事上がりにレイトショーで観ました。確か8月23日。先行で見たい(聴きたい)くらい楽しみだったのです。
そのONE OK ROCKの曲は『The Beginning』という曲で、ピアノの音が アクセントになった美しいロック。作詞を手がけるVo.のTakaさんは、明治時代が舞台の侍映画というイメージに合わせて普段あまり使わないような日本語を歌詞に取り入れてみた!という事でした。
彼らの持ち味の英語歌詞と日本語歌詞がブレンドされた、「侍映画だけど新しい『るろうに剣心』」とマッチングしたかっこ良すぎる曲でした。
今年の夏には、その映画『るろうに剣心』の続編の前編:「京都大火編 8/1(金)」、そして後編:「伝説の最期編 9/13(土)」が公開されるようで、しかもまたONE OK ROCKの曲が使われるようで、とても楽しみです。
『The Beginning』のシングル ↓
こちらのアルバムにも収録 ↓
私は小学生から中学生の頃、原作の漫画の『るろうに剣心』を週刊少年ジャンプでリアルタイムで読んでいて、とても好きでした。少年ジャンプは自分の青春時代(?)と常に一緒でした。
一方、少女漫画とは無縁だったなー。そもそも、恋愛が分からない無いお子様だったけど…。
お小遣いとかあんまりもらってないのもあって、自分で欲しい物とかそんなに買えなかった子供時代。
でもどちらかと言えば、自分で稼いだわけでもないお金を軽率に使うのが嫌だったという方が大きいのかな…。養ってもらっている身で好き勝手やるのは違うかなという気がしていて、早く大人になって自分の責任でやりたい事がやれるようになりたいと思っていました。
そんな偉そうな事を考えておきながら、この歳でまだ親に迷惑をかける事も沢山…。
親様には感謝感謝です。
親がジャンプ好きで、たいてい毎週月曜日に買ってきてたので、私はそれを読ませて頂いてました。
ジャンプと言えば、今すごい人気の『ONE PIECE』も大好きな漫画でした。
確か"ROMANCE DAWN(ロマンス・ドーン)〜冒険の夜明け〜"のようなタイトルで読み切り版で掲載され、すごい面白くて連載になればいいのにって思ってたら本当に連載になり、毎週新刊が出るのが待ちきれませんでした。
シャンクスには第一話で心を持って行かれてしまいました。男前すぎです…。
12巻くらいまで揃えたけど、一人暮らしするようになって部屋が狭くてモノが増えるのが嫌だったり、意外に忙しかったりして、続きが気になってはいたけどそれきりになってしまいました。
今は60巻とか70巻くらいまで出ているんでしょうか?全部まとめて読みたいけど、かなり大変そうだなぁ。
どんな話になっているのだろう…
2012年に観た映画『るろうに剣心』の話に戻りますと。
正直、漫画で描かれていたような剣心の超人的な動きとかを実写で再現するのは難しいだろうと思っていました。ただ、剣心の役が映画『BECK』のコユキ役で知った佐藤健さんで、雰囲気が合ってそうだなぁと思って、そこは楽しみにしていました。
でも映画を観てみて、本当にびっくりしました。健さんの身体能力はんぱない!!
こんなのが実写で再現可能なのかと驚いてしまうほどの身体のキレ、運動神経の良さ。健さんが速すぎて、大勢を相手に動き回るシーンなんかはどこに行ったか見失ってしまうくらいでした。
剣を交えての戦いも、極力、視覚効果とかに頼らず生身の人間が演じている緊迫感がそこにはありました。
それから蒼井優さん演じる恵とか、武井咲さんの薫とかも、激しいアクションではないけど体はってリアリティがあって、女優さんすごいなーと思いました。
映画の全体的な印象は、ある人物の出るシーンがコメディックな以外、シリアスな描写の方が多かった気がします。結構、血生臭いところとかもありました。剣心の背負った過去の暗さ・重さが感じられるような…。
この漫画をジャンプでリアルタイムで読んでいた時、私は14歳くらいでした。
そして実写映画が公開されたのが29歳になる年でした。
剣心が「人斬り抜刀斎」として暗躍していたのが14〜19歳くらい。
「不殺(ころさず)の誓い」をたてて人々を救う流浪の旅をしていて、物語の舞台となった年代にたどりついたのは28、29歳の時。
何の偶然か(本当にただの偶然ですが)、自分が『るろうに剣心』の物語と出会ってから再会した時間が、剣心が人斬り抜刀斎から流浪人となって流れていた時間とちょうど同じでした。私は勝手に、この漫画と何か不思議な縁を感じてしまいました。
自分が14歳〜29歳の間って、本当に色々な事があったし、あまりにも長い時間だったように思います。
それと同じだけの時間を、剣心は自分がやってきた事について疑問を抱いたり、間違ってだとしても大切な人の命を自ら奪ってしまったことについて悔い続けてきた。懺悔のための毎日を送ってきた。
あまりにも辛すぎるな…と、漫画ながら剣心の人生について思いを馳せてしまいました。
漫画のラストはハッピー・エンドで、ちょっと救われたような気がしました。
でも熱心なファンが多いこの漫画は、このラストについて賛否があったようです。
「ずっと辛い人生を生きてきた剣心だから、最後くらい幸せになってくれて良かった。“目に映る人々の幸せを守る”と言った剣心なのだから、身近な人の幸せを優先した彼の選択は納得だ。」のような賛成の声。
「剣心の性格からしたら、自責の念は一生消えず、身体がいう事をきかなくなるまで日本の平和のために尽力するのではないか。」というような反対の声。
確かに、どちらの結末も在り得る気がします。どちらが正しいとか決めることはできないような気がします。
こんなにも深く愛され、時代を超えても色あせない物語。
そんな素晴らしい作品に出会えて、自分は幸せだなと思いました。
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いつもお越し下さり、ありがとうございます(^_^)
PaleBlue(=SAI)はもう一つの音楽ブログを運営してます!
それは⇒『素敵な音楽のご紹介♪』(リンクして飛べます)
『井戸に差し込んだ光』より若干、新しめ、明るめなお話(^^;)??
よろしかったら遊びに来て下さい☆
週刊少年ジャンプで人気だった漫画『るろうに剣心』が実写化された映画が、2012年8月25日に公開されました。
約2年前ですが、私はこの映画のエンディングテーマに大好きなONE OK ROCKの曲が使われるということで、それが一番の目的で映画の先行上映を仕事上がりにレイトショーで観ました。確か8月23日。先行で見たい(聴きたい)くらい楽しみだったのです。
そのONE OK ROCKの曲は『The Beginning』という曲で、ピアノの音が アクセントになった美しいロック。作詞を手がけるVo.のTakaさんは、明治時代が舞台の侍映画というイメージに合わせて普段あまり使わないような日本語を歌詞に取り入れてみた!という事でした。
彼らの持ち味の英語歌詞と日本語歌詞がブレンドされた、「侍映画だけど新しい『るろうに剣心』」とマッチングしたかっこ良すぎる曲でした。
今年の夏には、その映画『るろうに剣心』の続編の前編:「京都大火編 8/1(金)」、そして後編:「伝説の最期編 9/13(土)」が公開されるようで、しかもまたONE OK ROCKの曲が使われるようで、とても楽しみです。
『The Beginning』のシングル ↓
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こちらのアルバムにも収録 ↓
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私は小学生から中学生の頃、原作の漫画の『るろうに剣心』を週刊少年ジャンプでリアルタイムで読んでいて、とても好きでした。少年ジャンプは自分の青春時代(?)と常に一緒でした。
一方、少女漫画とは無縁だったなー。そもそも、恋愛が分からない無いお子様だったけど…。
お小遣いとかあんまりもらってないのもあって、自分で欲しい物とかそんなに買えなかった子供時代。
でもどちらかと言えば、自分で稼いだわけでもないお金を軽率に使うのが嫌だったという方が大きいのかな…。養ってもらっている身で好き勝手やるのは違うかなという気がしていて、早く大人になって自分の責任でやりたい事がやれるようになりたいと思っていました。
そんな偉そうな事を考えておきながら、この歳でまだ親に迷惑をかける事も沢山…。
親様には感謝感謝です。
親がジャンプ好きで、たいてい毎週月曜日に買ってきてたので、私はそれを読ませて頂いてました。
ジャンプと言えば、今すごい人気の『ONE PIECE』も大好きな漫画でした。
確か"ROMANCE DAWN(ロマンス・ドーン)〜冒険の夜明け〜"のようなタイトルで読み切り版で掲載され、すごい面白くて連載になればいいのにって思ってたら本当に連載になり、毎週新刊が出るのが待ちきれませんでした。
シャンクスには第一話で心を持って行かれてしまいました。男前すぎです…。
12巻くらいまで揃えたけど、一人暮らしするようになって部屋が狭くてモノが増えるのが嫌だったり、意外に忙しかったりして、続きが気になってはいたけどそれきりになってしまいました。
今は60巻とか70巻くらいまで出ているんでしょうか?全部まとめて読みたいけど、かなり大変そうだなぁ。
どんな話になっているのだろう…
2012年に観た映画『るろうに剣心』の話に戻りますと。
正直、漫画で描かれていたような剣心の超人的な動きとかを実写で再現するのは難しいだろうと思っていました。ただ、剣心の役が映画『BECK』のコユキ役で知った佐藤健さんで、雰囲気が合ってそうだなぁと思って、そこは楽しみにしていました。
でも映画を観てみて、本当にびっくりしました。健さんの身体能力はんぱない!!
こんなのが実写で再現可能なのかと驚いてしまうほどの身体のキレ、運動神経の良さ。健さんが速すぎて、大勢を相手に動き回るシーンなんかはどこに行ったか見失ってしまうくらいでした。
剣を交えての戦いも、極力、視覚効果とかに頼らず生身の人間が演じている緊迫感がそこにはありました。
それから蒼井優さん演じる恵とか、武井咲さんの薫とかも、激しいアクションではないけど体はってリアリティがあって、女優さんすごいなーと思いました。
映画の全体的な印象は、ある人物の出るシーンがコメディックな以外、シリアスな描写の方が多かった気がします。結構、血生臭いところとかもありました。剣心の背負った過去の暗さ・重さが感じられるような…。
この漫画をジャンプでリアルタイムで読んでいた時、私は14歳くらいでした。
そして実写映画が公開されたのが29歳になる年でした。
剣心が「人斬り抜刀斎」として暗躍していたのが14〜19歳くらい。
「不殺(ころさず)の誓い」をたてて人々を救う流浪の旅をしていて、物語の舞台となった年代にたどりついたのは28、29歳の時。
何の偶然か(本当にただの偶然ですが)、自分が『るろうに剣心』の物語と出会ってから再会した時間が、剣心が人斬り抜刀斎から流浪人となって流れていた時間とちょうど同じでした。私は勝手に、この漫画と何か不思議な縁を感じてしまいました。
自分が14歳〜29歳の間って、本当に色々な事があったし、あまりにも長い時間だったように思います。
それと同じだけの時間を、剣心は自分がやってきた事について疑問を抱いたり、間違ってだとしても大切な人の命を自ら奪ってしまったことについて悔い続けてきた。懺悔のための毎日を送ってきた。
あまりにも辛すぎるな…と、漫画ながら剣心の人生について思いを馳せてしまいました。
漫画のラストはハッピー・エンドで、ちょっと救われたような気がしました。
でも熱心なファンが多いこの漫画は、このラストについて賛否があったようです。
「ずっと辛い人生を生きてきた剣心だから、最後くらい幸せになってくれて良かった。“目に映る人々の幸せを守る”と言った剣心なのだから、身近な人の幸せを優先した彼の選択は納得だ。」のような賛成の声。
「剣心の性格からしたら、自責の念は一生消えず、身体がいう事をきかなくなるまで日本の平和のために尽力するのではないか。」というような反対の声。
確かに、どちらの結末も在り得る気がします。どちらが正しいとか決めることはできないような気がします。
こんなにも深く愛され、時代を超えても色あせない物語。
そんな素晴らしい作品に出会えて、自分は幸せだなと思いました。
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